社会人2年目になると、仕事にも少しばかり慣れてくる頃です。
1年目は
「キツい、辞めたい」
「何も分からない。俺無能すぎる…」
と自分の弱さをむざむざと見せつけられたり、あるいは社会人としての常識という名の長時間労働やノルマ、詰め、付き合い残業などの『嫌な洗礼』を受けてきたと思います。
2年目になると、多少は自信がついてくる人もいますが、やはり辞めたい、転職した方が良いのでは…と感じる事もあります。
さすがに新卒1年目と違い、社会の動きや、自社のおかしいところ、強み弱みが冷静に分析出来るようになっていると思います。
「ここにいても、自分は成長できるのか?」
という疑問を一度でも覚えてしまうと、悩んでしまいますよね。
そこで今回は、2年目で思い切って転職をして大成功した僕の体験談を紹介します。
今までの常識が通用しなかった日本の会社という魔境
僕は大学時代、フィリピンに語学留学に行ったり、カナダにワーホリに出かけたりして、結構自由な生き方をしていました。
留学やワーホリで出会った人々は、なんというか、世捨て人だったり自由人だったり、良くも悪くも縛られない人が多かったです。
「世界一周してからカフェを開く」
「富士山で山小屋のバイトをして、一気に稼いでまた旅に出る」
「とりあえず世界を見てから将来を考える!」
などなど、見方を変えれば旅人という名の無職であるにも関わらず、皆さん活き活きと旅を楽しんでいました。
そんな世界を見てから就活をしたものですから、新卒時はスーツ姿の集団が軍隊のように「御社~」「貴重なお話~」と右に習えで構えていることに違和感を覚えました。
だって、冷静に考えたら怖くないですか?
皆それぞれ個性があり、価値観が違うのに、就活では同じである事を強要されるんですよ。
…とまぁ、青臭い事を考えながらも、当時は新卒で正社員にならないと死ぬ!人生終わる!と思っていたので、必死に周りに合わせて就活を頑張りました。
その結果、そこそこ規模の大きい会社に営業として就職することが出来ました。
工場で扱われる機械類の販売だったのですが、今思えば、まったく機械なんて興味ないのに、なぜこの会社を選んだのか分かりません。
待遇や会社の規模だけで考えていたのでしょう。
とにかく、当時の僕は「安定」に命をかけていましたからね。
入社して分かった。個性なんて捨てなければ生き残れない
入社後、研修はぬるかったです。
毎日17時に帰宅して給料をもらって「社会人って、ぬるいな」と油断していました。
問題は本配属後です。
僕はルート営業という既に開拓済みの顧客にお伺いをする職種だったのですが、これがまたキツい。
新規開拓の営業よりは楽…と聞いていましたが、実際はあれこれ機械について質問されたり、工場と納期の打ち合わせで板挟みになったり、顧客にわがままを言われて困ったり、とにかく難しい仕事でした。
僕はもともと、コミュニケーションよりコツコツと作業をする方が得意でした。
学生時代は小説を書くのが趣味で、小説家になろう!というサイトで色々書いていましたね。
そのため、営業という一番板挟みにあう職種を選んでしまったのは不幸としか言いようがありません。
結果として、ダメ社員としてぐずりながらも、言われた事をただひたすら、無心になってこなす毎日を過ごしました。
辞めたいと思った回数は100回を超えているでしょうw
それくらい、キツかった。
つまらない飲み会も、板挟みのストレスで胸がぎゅっと締まる思いも、何度もしました。
良い先輩だけが僕の命綱だった
それでも1年目で辞めなかったのは、先輩がすごく良い人で、世話をしてくれたからです。
上司はパワハラ昭和クソ野郎でしたが、先輩はちゃんと仕事のフォローをしてくれたり、分からないことをしっかり教えてくれました。
彼がいたから、僕は1年目は耐え忍ぶ事が出来たのです。
同期もいましたが、部署がバラバラなので、たまに集まっては「誰が一番きついか」という愚痴り合いをしていました。
これもまた、僕を引き止めていた要因ですね。
同期と先輩はガチで大切です。
仕事がキツくても、共有できる仲間がいると、少しは救われるものです。
でも、この仕事に一生をかけたいと思えなかった
2年目に突入して、僕はふと思いました。
この仕事をずっと続けていくのか? と。
確かに、この会社は業績も良く、ボーナスもしっかり出ます。
勤め続けていれば、年収は少しずつ上がっていくでしょう。
けれど、
・この仕事で僕はワクワクするか?
・やりがいを感じるか?
・この業界で結果を出してやろうと思えるか?
そんな将来を妄想してみた結果、僕は
「もっと別の世界も見てみたい」
と思うようになりました。
よく、隣の芝生は青く見える、と言いますよね。
転職をすることで状況が良くなるかどうか、当時の僕には分かりませんでした。なにせ転職をしたことがないですし、まだ2年目のぺーぺー社員です。
でも、今このままでいるよりも、若いうちに色々な仕事に当たって、ピシャリと来た仕事をやりたい!
そう思うようになりました。
会社に秘密で転職活動を開始。
しかし、いきなり会社に辞表を叩きつける勇気は無かったので、ひとまず在職しながら転職を検討することにしました。
転職サイトや転職エージェントに登録して、僕が応募可能な求人を色々チェックしてみます。
しかし、自分で見ているだけでは、何が良いのかさっぱり分からず、時間だけを浪費するばかり。
そんな折に、転職エージェントから打ち合わせの打診メールが来ました。
僕はとりあえず転職エージェントの方と会って、どんな仕事があるのか探すことにしました。
担当者から言われた衝撃の一言が僕を動かした
担当者の方は20代後半の若い方で、さっそくヒアリングが始まりました。
「どんな仕事がご希望ですか?」
「それが…わからないんです。今の仕事は、とにかく興味がもてなくて、今の仕事をずっと続けていく未来を想像出来ません」
そう言うと、担当者さんは
「XXさんは第二新卒になるので、転職するなら幅広い仕事が選べます。一度、転職フェアに来てみませんか?」
とアドバイスしてくれました。
転職フェアは、様々な企業が集まる合同説明会です。
しかし、当時の僕はぶっちゃけ面倒くさいと思って、時間がないので…とお断りしました。
転職を検討しているくせに、合同説明会はダルいという甘ったれでしたねw
「どうせ転職フェアという名の合同説明会にいっても、同じような右に習えの会社ばっかなんだろ?」と斜に構えていましたね。
すると、担当者さんは
「では、求人を30ほど紹介するので、その中で良いなと思った求人を選んでみて下さい。とにかく、最初は色々な求人を見たほうが良いですよ」
と言って、片っ端から求人を紹介してくれました。
それも、1つ1つ丁寧に、社風や業種を噛み砕いて説明してくれたのです。
その中で、スマホゲームの広告担当の仕事に僕は心惹かれました。
その会社は、まだベンチャー企業でしたが、勢いがあり人員を増やしている会社でした。
そのゲームの事は知りませんでしたが、会社理念の『面白いことを、全力でやる』『社員の個性を作品に落とす』といった文章が、非常に魅力的に感じたのです。
これだ!風通しが良く、個性を活かせる会社。
僕に足りなかったのは、個性や価値観を活かす仕事だ!
と、強く思いました。
広告担当といっても、ゲームのテキストを書いたりテストプレーをするなどの雑用も入るので、かなり忙しくなる、と担当者さんに言われました。
僕は悩みました。
ベンチャー企業ですと、多忙な上に会社がどうなるか分からないというリスクを背負います。
でも、仕事はすごく面白そうでした。
正直、やってみたいと思いました。
これがアルバイトなら即応募ですが、いまは正社員の見。
簡単に好奇心で動いていいのか? 安定は? 将来は? と不安ばかりが渦巻いていました。
すると、担当者さんが
「やりたいと思ったら、素直に動くのが一番ですよ。若いうちに天職を見つけられれば、貴重な財産になりますよ」
と言ってくれました。
職が財産になる、というフレーズに心打たれて、僕は迷いを振り切りました。
「ここに応募してみます」
そう言って、僕は2年目にして転職をして、応募1社目の会社にそのまま入社したのでした。
2年目で転職した今、僕はやりがいのある仕事をしています
転職後、僕は予想以上のタスクを任され、毎日夜遅くまで仕事をしながらも、前職よりワクワクした気持ちで働けています。
確かに、ベンチャー企業なので業績がヤバくなったり、社長が発狂したり、普通の企業ではあり得ないトラブルがワンサカ起こっていますが、メンバー全員で乗り越えて、今は奇跡的に軌道にのってメンバーも増えてきました。
あのまま機械の営業を続けていたら、安定はしていましたが、やりがいや今のメンバーと出会える事はなかったでしょう。
ワクワクした仕事も出来ず、愚痴を皆で言い合いながら、働いていたでしょう。
今の会社に不満がないかと言われれば、100%無いとは言えません。
それでも、今は2年目で思い切って転職して良かったと思っています。
今はこの業界で一旗あげてやるぞ!という目標も出来ましたからね。やはり、自分にとって興味がある仕事を選ぶのが一番大切です。
僕は転職エージェントがきっかけで今の会社と出会えましたが、転職を検討しているなら、エージェントを上手く使って色々な求人の紹介をうけてみて下さい。
転職エージェントは在職中でも登録できて、土日でも面談出来ますから、まずはプロに相談することをオススメします。
退職しても別の道がある、ということが分かれば、精神的にぐっと楽になりますよ。
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DODAに登録する場合、公式ホームページから『登録する』を押した後、基本情報を入力します。 (名前や生年月日、住所、連絡先など)
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業種・職種・年収の欄は、大体で構いません。 最後の欄にある『自由記入欄』には、連絡出来る曜日・時間帯などを書いておきましょう。
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