これから一人暮らしを始める人にとって、物件探しの次にやってくる課題が家電探し。
家電付きのシェアハウスやレオパレスでない限り、一人暮らしにおいて家電は必須アイテム。
特に、冷蔵庫・電子レンジ・炊飯器・洗濯機の4種の家電は必要不可欠です。
これ+掃除機で一通り揃いますが、男性ですと掃除機を買わない猛者もいますね。ワンルームならクイックルワイパーなどでも代用出来るので、掃除機は個人次第ですね。
ともあれ、この4種の家電。初めて選ぶ時は、結構迷うものです。
ヤマダ電機などで一人暮らし応援セットと称してセット販売もされていますが、ぶっちゃけ個別で買った方が安くなりますし、小技が使えたり、メリハリをつけられるので面倒くさくても個別で買う事をおすすめします。
今回は一人暮らしの家電の選び方とおすすめを紹介します。
「どの家電にお金をかければ、一番コスパが良いのか?」
「出来るだけ安く買いたいけど、安く買う方法は?」
といった疑問を持っている方は、参考にして下さい。
一番安い電子レンジから選ぼう
まずは電子レンジから選びましょう。
この4種類の家電の中で、最も安く済みます。
よほど料理好きでレンジを使いこなす人でない限り、性能は基本的なものだけで良いはずですからね。
最安の電子レンジで一番おすすめなのは『アイリスオーヤマ 電子レンジ 17L』です。
値段は新品で5000円代です。
アイリスオーヤマは、シンプルな家電を安く作るのが得意なメーカーで、日本製の電子レンジではアイリスオーヤマが最安です。
外国製の電子レンジですと、さすがに質が怖いですから、やはり安心の日本製を選びたいもの。
すべて日本製のアイリスオーヤマなら、シンプルではありますが、質は良く安心して使えます。
アイリスオーヤマの電子レンジの機能は
・200W(解凍)
・500W
・700W
の3種類。
オーブンの機能がないので、グラタンやトーストは作れませんが、冷凍ご飯を解凍したり冷凍食品をチンするのでれば十分です。
ブロッコリーなどの野菜を事前にチンして柔らかくする時も500WでOK。
ぶっちゃけ、オーブン系の料理以外でしたら、アイリスオーヤマの5,000円電子レンジで十分ですよ。
注意点としては、東日本(関東)と西日本(関西)で電圧が違うので、必ず自分の住む地域の電圧にあったバージョンを選んで下さいね。
一人暮らしで電子レンジを使う場面は、かなり多いです。
一人暮らしのお供、冷凍ご飯を解凍するなら、電子レンジが無いと無理です(700Wで4分くらいかかります)。
冷凍食品やチンするだけのレトルト食材も、電子レンジが無いと食べられません。湯煎で温められるものもありますが、やはり電子レンジが一番楽チンですよ。
洗濯機はサイズに注意!安い部屋だとドラム式は置けません
さて、ここから『お金をかけて長く使える良い物を買うか、安いものを使い捨てで買うか』という悩み事が増えていきます。
その代表的な家電が洗濯機。
洗濯機は、縦型の洗濯機とドラム式洗濯乾燥機があります。
縦型の洗濯機は、安くて普通の洗濯機です。
ドラム式洗濯乾燥機は、オシャレで高機能、乾燥機能までついた高級品です。
値段は縦型洗濯機が新品2万円、中古1万5000円前後。
ドラム式洗濯乾燥機は最低でも10万円以上します。
高いですね~、ドラム式洗濯乾燥機。
ほとんどの人は
「一人暮らしなんだし、安い洗濯機でいいよ。縦型の安い洗濯機にしよう」
と思うでしょう。
しかし、もしあなたの借りた物件が、そこそこグレードの良い部屋でドラム式洗濯乾燥機が置けるタイプであれば、ドラム式洗濯乾燥機も視野に入れておくと良いと思います。
何故かというと、ドラム式洗濯乾燥機は非常に使い勝手が良く、また一度買ってしまえば同棲や結婚、広い部屋への引越しといった『ライフスタイルの変化』後にも引き続き使えるからです。
良い物を最初に買っておくと、長く使えてお得…というやつですね。
ドラム式洗濯乾燥機の強みは、何と言っても乾燥機能がついていること!
一人暮らしをはじめると分かりますが、洗濯物を干すのが面倒くさいです。
せっかく干しても、雨が降って濡れたら最悪です。
雨が多い梅雨時は部屋干しになりますが、これが臭くなりやすい。
コインランドリーに持っていって乾かすという手がありますが、洗濯物を持ってコインランドリーまで行くのは非常に面倒くさいんですよね。1回200円くらいかかりますし。
その点、ドラム式洗濯乾燥機は、洗った後に乾燥機能を使えば時間短縮・労力短縮・面倒くささ0という優れものです。10万以上出す価値は確実にあります。
「ドラム式洗濯乾燥機は電気代高いのでは?」
と思う方も多いですが、2014年以降のモデルであれば、エコ性能がかなり高くなっているので、コインランドリーで乾かすより安いですよ。
もちろん、ドラム式洗濯乾燥機は高価です。ドラム式洗濯乾燥機で10万円~12万円使えば、予算を相当に圧迫します。
ですが、長期的に使う家電と考えれば、最初に大きくドラム式洗濯乾燥機に投資しておけば、非常に便利に過ごせますよ。
社会人になると、週末の洗濯は本当に面倒くさくなりますからね。
なお、ドラム式洗濯乾燥機を買う場合は、必ず不動産屋さんに
「その部屋はドラム式洗濯乾燥機は置けますか?」
と確認しましょう。
スペースや洗濯機をつなぐ蛇口の高さによってはドラム式洗濯乾燥機は置けません。
築古アパートや安めのワンルームはドラム式洗濯乾燥機に対応していないことが多いです。
築浅のアパート、グレード高めのマンションですと対応しています。要確認です。
長くなりましたが、具体的な商品の紹介に入ります。
安い縦型の洗濯機でオススメはこちら!
ハイアールの5.5kg洗濯機です。
新品で2万円という、シンプルかつ安い洗濯機です。
ハイアールは日本のメーカーで、あまり聞いたことが無いかもしれませんが、シンプルな格安家電を作っているメーカーです。
製品は大手メーカーと変わらない質なので、一人暮らしで使い捨て前提で買うなら、ハイアールで十分ですよ。サイズも小型なので、ほとんどの一人暮らしの部屋に対応しています。
ドラム式洗濯乾燥機でオススメなのはシャープのドラム式洗濯乾燥機です。
ドラム式洗濯乾燥機で一番安く、12万以下で新品が購入出来ます。
ドラム式洗濯乾燥機は色々なメーカーが出していますが、性能自体はそこまで差がなく、技術的には頭打ちになっているので、一番安いものを選びましょう。
中古品であれば10万円以下で買えます。
ただ、中古ですと寿命が新品より短いので、ここらへんは予算と相談して決めましょう。
冷蔵庫はサイズ容量(L)に気をつけろ!
冷蔵庫は、ぶっちゃけ一人暮らしの部屋ですと大きい冷蔵庫が入らないです。
もちろん、大きい方が使い勝手がよく、たくさんの食材を保存出来るのですが、一人暮らしの場合はコスト重視で選んだほうが良いと思います。
キッチン狭いですからね、一人暮らしの部屋だと…。
キッチンが広めのハイグレードな部屋を借りるのであれば、大きい冷蔵庫で問題無いと思います。
ただし、一人暮らし向けの冷蔵庫を選ぶ際に、注意点が一つだけ。
135L(リットル)以下の冷蔵庫はガチで小さいぞ!
これ覚えておいて下さい。
一人暮らし用の冷蔵庫、一番小さいサイズですと85Lサイズの冷蔵庫があるのですが、これガチで小さいです。
あまり自炊をしない人なら問題無いですが、ヨーグルトや牛乳、卵、ハムやベーコン、お惣菜、冷凍食品などを入れると、もうパンパンです。
個人的には、100L以上のサイズをオススメします。
100Lサイズの冷蔵庫は、サイズはコンパクトながら、そこそこ量は入りますからね。
私は118Lの冷蔵庫を使っていますが、二人暮らしになると、まぁ狭いな…と感じるサイズです。一人暮らしなら十分ですね。
一人暮らし向けの安めの冷蔵庫、オススメはこちら。
シャープ 冷蔵庫 小型 2ドア 118Lタイプです。
冷蔵庫は、安定のシャープ製最安値の冷蔵庫がオススメです。
基本性能は押さえていますし、何よりシャープ製の冷蔵庫は電気代が安め。
古い中古の冷蔵庫ですと、エコ性能が悪いですからね…。
冷蔵庫はシャープ製で良いと思います。
炊飯器は一番重要!
最後は炊飯器。
最初に言っておきます。
炊飯器は絶対に適当に選ぶな。
炊飯器のクオリティは飯のクオリティにモロに関わります。
自炊をしていると、ご飯だけ炊いておかずはお惣菜…という場面が多々出てきますが、炊飯器がクソですと飯の味がクソで、食欲が全然わかなくなりますよ。
特に、ご飯を冷凍して保存するなら、炊飯器のパワーは必須。
1万円以下のクソ炊飯器で冷凍ご飯を作ると、本当にマズくてヤル気が低下します。
断言しますが、他の家電をケチってでも炊飯器には金をぶっこむべきです!
最低でも2万円はかける。予算が許せば5万円出しましょう。後悔はしません!炊飯器のクオリティ=人生のクオリティといっても過言では無いくらい重要家電ですよ。
炊飯器は、3合炊きや5合多岐など色々サイズがありますが、良い炊飯器はほぼ5.5合炊きです。
「5.5合も炊かない」という人であっても、大は小を兼ねる、問題ありません。サイズはやや大きめですが、スペース的に邪魔になるほどでもありません。
冷蔵庫や洗濯機はサイズがシビアですが、炊飯器は余裕です。一人暮らしだから3合炊き…というのは素人の発想。
炊き込みご飯を作る時などは、サイズに余裕が無いと多めに作れず、作りおきが出来ませんよ。
迷うこと無く5.5合でOK。
まず、予算2万円の炊飯器のオススメはこちら。
パナソニックの圧力IH式 おどり炊き5.5合です。
パナソニックの炊飯器はおどり炊きという技術が使われており、米の旨味をグッと引き出し、冷凍しても風味が全く落ちません。
また、保温も24時間可能で「ご飯冷凍しようと思って、忘れてた!」という事態が起きても、こいつなら米がベシャベシャになってません。
1万円以下の炊飯器は、とにかく保温力が弱く、10時間程度、放置するともうベシャベシャ。とても食べられません。
でも、忙しい社会人ですと、どうしても忘れてしまったり翌日、冷凍したい…というニーズが出てくるもの。
だからこそ、最低でも2万円出して、24時間美味しく食べられるパナソニックの炊飯器を買うべきですよ。
美味い飯になら予算5万円は出せる! という人!
オススメ炊飯器はこちら。
で、出たー!
パナソニック 5.5合 炊飯器 圧力IH式 Wおどり炊き
「SR-PW106-W」!
私の中で炊飯器革命が起きた、最強の炊飯器です。
以前、当ブログで個別にレビューした記事でも書いたのですが、飯の味がまったく違う。
今までのショボい炊飯器で炊いた飯は何だったの? というくらい、格が違います。
そりゃ5万円も出したんだから、味が違わなきゃオカシイですよね。
詳しい性能や写真、レビューは下記の記事を参考にして下さい。
・【4万円の炊飯器レビュー】パナソニック Wおどり炊き(SR-PW106-W)を買ってご飯を炊いてみた
もう何も言うことはありません。
「飯だけは美味しく食べたい」
という方は、こいつに賭けてみて下さい。
一生使えます。
仕事に疲れて帰ってきてショボいお惣菜しかなくても、こいつで炊いた冷凍ご飯があれば、家が一気に料亭になりますよ(これは言い過ぎか)。
まとめ:炊飯器に命をかけろ
一人暮らしの家電は、予算配分が難しいものです。
なるべく安く済ませよう…という人も多い。
しかし、炊飯器には金をかけて下さい。
疲れて帰ってきて「外食したいけど節約しなきゃ」なんて時、美味い白米があれば元気になれますよ。
ちなみに、いざ売る時になってもパナソニックの炊飯器ならメルカリで売れますよ。