転職は、キャリアや働き方を大きく変化させる一大イベントです。
特に、これまでと全く違う仕事・業界に転職する場合は、大きなチャレンジになりますね。
「よし、転職して新しいキャリアをスタートさせるぞ!」
と意気込む人も多いですが、転職のリスクについて見落としていませんか?
転職を楽観的に捉えて、何の戦略・心構えもないまま転職活動に挑むと、予想外の苦戦を強いられて、心が折れてしまうケースも多いです。
逆に、転職のリスクを必要以上に恐れて
「転職したいけど、今の会社はボーナスが出るし…」
「無理にキャリアチェンジして、上手くいかなかったら怖いし…」
と言い訳ばかり並べて、せっかくのチャンスを逃してしまいます。
転職を成功させるために必要な事は、冷静にリスクとリターンを分析して、その情報をもとに動くことです。
今回は転職のリスクについて、適切な考え方と心構えを紹介します。
転職のリスクはどれくらい?
転職をする際の一番のリスクは何でしょうか?
1つは内定が決まらず、無職期間が長引いてしまう事です。
例えば不景気であったり、希望する求人の競争倍率が激しい場合。あるいは自身の職歴が弱く、不採用になってしまうケースですね。
この無内定リスクは、職歴や年齢、アピールできる材料などを冷静に分析すれば、ある程度、リスクを可視化することが出来ます。
20代であれば、職歴が弱くても、年齢という武器があるのでリスクは小さいですが、40代で武器になる職歴が無い場合は、無内定リスクが高い…と判断することが出来ますね。
基本的に無内定リスクが高い場合は、転職をしない方が良いです。
しかし、もし今の会社に居続ける方がリスクが高い場合は、無内定リスクを背負ってでも転職をしましょう。
例えば、人手不足で長時間労働が慢性化してしまっており、このままじゃ過労死か鬱病…といったケース。
上司のパワハラが酷く、鬱病寸前…というケースなどが、それにあたります。
実は、一番のリスクは無内定よりも鬱病や過労死といった健康リスクです。
「身体は資本」という言葉があるように、健康を損ねてしまえば、1円も稼げなくなってしまいます。
自分の身体は貴重な資本と考え、もし現在の会社でその資本価値が損ねられている場合は、自分を守るために転職をする…というのが基本的な考え方になります。
養うべき家族がいて、もし転職に失敗して無内定のまま無職になったら経済的に厳しくなる…というリスクが高い人は、転職が難しいと思いますが、基本的に優先順位1位は『自身の健康』と考えて下さい。
他にもリスクはあります。
それが『内定は出たけど、キャリアダウン(年収ダウン)になってしまった転職』です。
キャリアアップのために転職したら、実は今の会社はスキル以上に評価されており、転職で本来の年収に戻ってしまった。
なんてケースは、特に大企業から転職した人に多いです。
未だに年功序列制度の色が強い大企業ですと、いざ転職してみたら、自分が居た会社の待遇の良さを実感…なんてことも。
1社に長く勤めていた人ほど、井の中の蛙大海を知らず…な状態になっており、リスクの高い転職をしてしまいがち。
このリスクを避けるためには、在職中に転職活動をして、転職エージェントに自分の市場価値について相談してみるのが一番オススメです。
プロに診断してもらえば、今転職をした方が良いのか、それとも今の会社にいた方がいいのか、リスクがはっきりわかりますよ。
転職をして「あなたが本当に得たいもの」を考えてみよう
転職を考えるということは、現状に何かしらの不満を感じているという事です。
例えば
「事務の仕事は慣れてきてマンネリ化している。本当は、美容業界で自分がどこまで通用するか試してみたい」
「年収350万で安定しているけど、友人の中では一番年収が低い。スキルと経験を武器に、同業種転職をして年収アップを実現したい」
「やりがいはあるけど、休みが無さすぎる。ちゃんと休める仕事に転職したい」
このように、転職の先には必ず願望があるはずです。
自分が転職をして得たいモノを明確にしておく事は大切です。
それが転職のモチベーションにもなりますし、求人を選ぶ際の基準にもなります。
転職で得たいモノは複数あると思いますが、優先順位をつけておきましょう。
そうしておくと、いざ内定が複数出た時に
「給料は安いけど、休みは多いし人も良さそう」
「給料は高いけど、仕事は忙しそうだし皆ドライそう」
など、異なった条件の内定から1つ入社する会社を選ばなければいけない…という時に役立ちます。
そして、欲しいモノがどれくらい自分にとって重要なのか分かれば、最初に書いた転職によって生じるリスクと天秤にかけることが出来ます。
リスクとリターンは表裏一体ですが、具体的なリスク・リターンをよく考えないまま、えいやっ! と転職をしてしまうと、あとで後悔するケースが多いです。
勢いで転職をするのも、時として成功につながりますが、基本的には、まず自分のキャリアを棚卸しして、希望条件を固め、転職で得られるモノ、失うモノを明確にしましょう。
数字よりも自分の感情やカンを優先しよう
転職後の年収や転職の成功確率(求人倍率など)は、具体的な数字になって出てくるので、どうしても希望する条件を下回ると転職を躊躇してしまいますね。
しかし、転職では数字だけが重要なのではありません。
自分の感情も、大事なファクターになります。
「どうしても、この仕事がやりたい!」
「難しいのは分かっているけどチャレンジしたい!」
という気持ちが強いなら、リスクが大きくてもチャレンジすべきでしょう。
人間は合理的な生き物ですが、感情はそれ以上のパワーを秘めています。
やりたい!という気持ちが、自分の本当の実力を引き出すため、周りから見たら無謀なチャレンジでも成功する確率は結構大きいのです。
逆に、あまり気乗りしないけど数字が良いから…と数字重視で転職をすると、モチベーションが上がらず、あまり良い転職にならないことも。
感情やカンというものは、結構当たるものです。
「この会社なら上手くいきそうな気がした」
「フィーリングが合った」
という理由で転職先を決める人が居ますが、あながちバカに出来ない転職術なのです。
会社の雰囲気は、どうしても面接の段階で分かります。
そこで「ここだ!」と思ったのなら、自分の勘を信じて飛び込んでみましょう。
感情が数字を上回った場合、リスクを恐れるよりも、カンに従ったほうが正解であるケースは多いですよ。
転職エージェントを活用して効率的に転職しよう
転職活動は、リスクチェックの他にも、書類作りに求人探し、自己分析、面接対策までやる事が盛り沢山です。
これだけ色々課題があると、何から始めていいのか分からないですよね。
そこでオススメなのが、転職エージェントを使って効率的に転職活動を行うことです。
自分にあった求人選びや、面接ノウハウの会得、書類の作り方などは、プロに教わるのが一番効率的です。
特に在職中に転職する場合は、細かい作業はプロに任せた方が楽です。
転職エージェントは、無料で利用できて、あなたにあった優良な求人を紹介してくれるサービスです。
エージェントは求人を出している会社から報酬を受け取っているので、利用は無料です。
転職エージェントに登録すれば、書類作成から面接ノウハウ、求人の選び方まで、転職のプロから直接アドバイスが貰えるので、転職で失敗する確率を下げることが出来ます。
メールでのやり取りが基本なので、会社にバレる心配がありません。エージェントとの面談も完全個室で、バレないよう最新の注意を払ってくれます。
また、エージェントは会社の内部事情に詳しく、例えば激務な会社や、離職率の高い会社などは事前に言及してくれます。
そのため、予め「残業時間が月10時間以下の会社を希望」など言っておけば、それにあった求人に絞って紹介してくれます。
転職初心者や未経験業種への転職にもしっかりサポートしてくれるので、一人で転職活動をするよりもグッと効率的に転職が出来ます。転職で失敗しないためにも、転職エージェントを活用するのが一番ベストな方法です。
DODAは全国に拠点を持つ転職エージェントの大手で、非公開求人を最も多く取り扱っており、年収や待遇が良い企業の求人が集まっているのが特徴です。そのため、待遇の良い求人を探すにはうってつけのエージェントです。
大企業の関連会社など、業績が安定しており待遇の良い求人が多く、またエージェントのサポートも書類作成から面接での受け答えまでしっかりやってくれます。
また、求人は事前にエージェントが審査をしているので、離職率の高い企業や労働環境に問題のある企業、いわゆるブラック企業の求人に引っかかるリスクもありません。
就職活動は不安になる事が多いですし、右も左も分からない状態では、どう動いていいか分からないもの。 エージェントに登録しておけば、担当エージェントに色々と相談や質問が出来るので、心理的にもグッと楽になります。
また、非公開求人には優良求人がたくさんありますから、DODAを利用することで思わぬ求人と出会えることがありますよ。
DODAの登録方法について
DODAに登録する場合、公式ホームページから『登録する』を押した後、基本情報を入力します。 (名前や生年月日、住所、連絡先など)
その後、直近の職務経歴を書くのですが、前職の経歴を登録します。
業種・職種・年収の欄は、大体で構いません。 最後の欄にある『自由記入欄』には、連絡出来る曜日・時間帯などを書いておきましょう。
登録終了後、担当エージェントから電話orメールにて連絡が入り、面談の日程を合わせてサポートを受けることが出来ます。
DODA 公式サイトはこちら
転職エージェントに登録して、ぜひ一度、面談を受けて応募可能な求人を紹介してもらいましょう。 自分が入社可能な求人を見れば、人生の選択肢がぐっと広がりますよ。