「第二新卒で転職活動をしているけど、全然決まらない…」
という人は多いですね。
少子高齢化によって労働力減少が著しい昨今、第二新卒での転職のハードルは下がっています。
しかし、だからといって誰でも簡単に転職が決まるかというと、そうではない…というのが現実です。
いくら企業が若手人材がほしいと言っても、最低限のマナーと戦力がほしいものです。
志望動機が曖昧だったり、どことなく自信が無いひ弱な人材は、どんなに応募しても内定はゼロです。
今回は、第二新卒の転職が決まらない人にありがちなこと&対策法を紹介します。
何がしたいのか良く分かっていない人は不採用
第二新卒の転職で、一番ありがちな失敗ケースがこれです。
転職に限らず、就職というものは
『何かを成し遂げたい』
『自分がこんな社会人・ビジネスマンになりたい』
『仕事を通じて誰かの助けになりたい』
といった理由があって、はじめて内定が出るものです。
「私は金のために働くんだ。やりたい事なんて無い」
という本音があっても、最低限の建前は用意しておかなければ、採用はあり得ません。
何がやりたいのか分からないまま、新卒で就職して、結局辞めてしまい、第二新卒で転職をしているけど「やりたい事」なんて無いから結局、苦戦してしまう…
このループにハマると、非常に就職・転職活動が辛くなりますし、最後はだらだらフリーターをやる人も多いです。
対策:やりたい事が無いなら働き方に着目しよう
対策としては、やりたい事が無いなら働き方に焦点を当てて考える事です。
例えば「やりたい事がないけど、とにかく楽な仕事がしたい」というのであれば、年間休日が多い企業や、残業時間の少ない業界に絞って転職活動をすればいいのです。
自分が楽するため、という目標が決まれば、建前となる志望動機も考えやすくなります。
「楽するために転職なんて邪道じゃない?」
という人もいますが、人間、本音を話せばみんな楽をしたいものです。
そして、例え楽するため、という理由であっても、転職のモチベーションになるのであれば全然問題ありません。
一番良くないのは「仕事を通じて社会貢献しなきゃ。でも何がしたいか分からない」といい子ぶって、迷いに迷って、結局、内定がもらえず無職ニートになる事です。
それならば、割り切って「楽な仕事探してます」と言って、淡々と割り切って転職活動をした方が百倍偉いですよ。
もちろん、ここまで割り切らなくとも
「私は人見知りだから営業は無理だ。知らない人と交流する事が少ない事務職になろう」
「つまんない仕事は無理だ。毎日面白い事件と関われる、法律事務所に就職しよう」
「クリエイティブな仕事に関わりたい!大好きなゲーム業界を狙おう!」
などなど、転職の方向性なんて、こんなしょうもない理由で良いのです。
第二新卒の転職で「何がしたいか分からない」と迷う人は、実はマジメに考えすぎているフシがあります。
何がしたいかなんて、20代で完全に分かっている人は少ないですし、これから社会経験を積んでいく中で見出していけば良いのです。
最初から完璧を目指さず、第二新卒の転職であれば気軽に「これやりたいな~」「楽したい!」といったシンプルな理由で動いてよいのです。
一番簡単なのは、働き方(休日数、職種、まったりorバリバリ等)で考える方法ですから、まずはシンプルに考えて、迷いを消してしまいましょう。
ブラック企業に入るのが怖くて応募できない人は不採用
新卒で入った会社がブラック企業で、それがトラウマになっている人は多いです。
飲食やIT、介護など、入社が簡単な業界ほどブラック度は高く、労働環境もシンドイです。
「もう二度と、あんな思いはしたくない。けど、どこもブラックに見えてしまう…」
一度、このように『この求人もブラックでは?』という懐疑心が芽生えてしまうと、なかなか応募出来ず、転職活動が進みません。
特に、ブラックな業界の求人数は多いですから、余計に「求人はブラックばかり」という印象が先走ってしまいますね。
ブラック企業の求人に絶望して、フリーターをやる or 無職でダラダラする事を選択してしまうと、せっかく採用されやすい第二新卒の期間を逃してしまいます。
第二新卒であれば、ホワイトな求人にも応募できるチャンスがあるので、ブラック企業のトラウマで転職活動をやめるのは非常にもったいないですよ。
対策:プロに相談してホワイト企業の求人を紹介してもらう
素人がブラック企業の求人を見極めるのは難しいです。
やり方があるとすれば
・年間休日数を見る(115日~120日未満の会社は危険)
・業界のブラック度を調べる(飲食・IT・介護業界はブラックの鉄板)
・面接で細かくブラックか否かチェックする(ブラックは社員の目が死んでる)
こういった方法で、調査していくしか方法はありません。
そこで、求人の段階でプロにブラック企業の求人を弾いてもらうことをオススメします。
記事の最後で紹介する転職エージェントを活用すれば、プロがブラック企業の求人を弾いて、良い企業の求人に絞って紹介してくれます。
ハローワークなどの無審査で求人が出せる媒体ですと、やはりブラック度が高く、ホワイト企業を選ぶのは至難の業です。
プロに任せれば、少なくとも離職率が激高のブラック企業は弾いてくれます。
なぜなら、転職エージェントもそういったブラック企業を推薦するとデメリットが多いからです。転職エージェントは、労働者と企業をマッチングさせることで、企業から広告費をもらうシステムですが、労働者が早期退職すると広告費を返還しなければいけないのです。
もし、離職率の高いブラック企業の求人を推薦すれば、早期退職が相次いで広告費の返還ばかりになってしまい、エージェントもタダ働きになってしまいます。
こういった仕組みがあるため、転職エージェントを使えばブラック企業を避けることが出来るのです。
退職理由で言い訳ばかりするプライド高い人は不採用
第二新卒の転職で、一番不採用になりやすい理由がこれです。
プライドが高い人は、退職理由に『自分が未熟だった』『自分に落ち度があった』と書かずに
『会社が最悪だった』
『会社が悪い』
と言い訳(会社の悪口)ばかりを書く傾向があります。
もちろん、入社した企業がブラックだった場合は企業の責任です。
しかし、転職においては、どんな理由があっても前社を批判するのはNG…という文化があります。
というのも、もし企業が100%悪かったとしても、会社組織というのは前社の悪口を言う人を雇いたくないと思うものです。
それよりも、前社を辞めてしまった理由を冷静に分析し、なおかつ
『就職時の考えが甘かった』
『自分の中で考えがまとまっていなかった』
と素直に反省して、改善の気持ちをアピールする方向性の方が好まれます。
企業が20代の人材に求めるのは能力ではなく『素直さ』です。
第二新卒は、新卒採用と似通っていて、ポテンシャル採用の色が強いです。
企業がポテンシャル採用を行う時、最も重視するのは『組織に馴染める人間かどうか』です。
もちろん即戦力ならば多少アクが強くても採用しますが、第二新卒ではアクのある人物は不採用にするのが基本です。
対策:教科書通り、退職理由は『反省と改善』を盛り込んでアピールしよう
「そんな事言われても、俺は悪くない!会社が悪い!言い訳じゃなくて真実だ!」
と言いたくなる気持ちは分かりますが、ここはグッとこらえて教科書通り、退職理由は言い訳ではなく反省・改善を上手く盛り込んで
「この人は短期退職してしまったけど、その事を反省しているし、客観的な分析も出来ている。素直で向上心もあるから採用しよう」
と採用担当者に思われるように、いい子を演じましょう。
社会とは理不尽なものです。正直に書くことが一番の正解とは限りません。
転職は、自分という商品を営業する場です。
自分が何を言いたいのかではなく、相手が何を望むのか? という点を冷静に分析して、確実に相手の心をつかむよう立ち回らなければいけません。
理不尽ですし、納得いかない所もあると思いますが、そこを割り切って良い企業に入社すれば、長期的に見て自分の幸せにつながりますよ。
転職エージェントを活用して転職すべし
転職活動は、書類作りに求人探し、自己分析、面接対策までやる事が盛り沢山です。
これだけ色々課題があると、何から始めていいのか分からないですよね。
そこでオススメなのが、転職エージェントを使って効率的に転職活動を行うことです。
自分にあった求人選びや、面接ノウハウの会得、書類の作り方などは、プロに教わるのが一番効率的です。
特に在職中に転職する場合は、細かい作業はプロに任せた方が楽です。
転職エージェントは、無料で利用できて、あなたにあった優良な求人を紹介してくれるサービスです。
エージェントは求人を出している会社から報酬を受け取っているので、利用は無料です。
転職エージェントに登録すれば、書類作成から面接ノウハウ、求人の選び方まで、転職のプロから直接アドバイスが貰えるので、転職で失敗する確率を下げることが出来ます。
メールでのやり取りが基本なので、会社にバレる心配がありません。エージェントとの面談も完全個室で、バレないよう最新の注意を払ってくれます。
また、エージェントは会社の内部事情に詳しく、例えば激務な会社や、離職率の高い会社などは事前に言及してくれます。
そのため、予め「残業時間が月10時間以下の会社を希望」など言っておけば、それにあった求人に絞って紹介してくれます。
転職初心者や未経験業種への転職にもしっかりサポートしてくれるので、一人で転職活動をするよりもグッと効率的に転職が出来ます。転職で失敗しないためにも、転職エージェントを活用するのが一番ベストな方法です。
DODAは全国に拠点を持つ転職エージェントの大手で、非公開求人を最も多く取り扱っており、年収や待遇が良い企業の求人が集まっているのが特徴です。そのため、待遇の良い求人を探すにはうってつけのエージェントです。
大企業の関連会社など、業績が安定しており待遇の良い求人が多く、またエージェントのサポートも書類作成から面接での受け答えまでしっかりやってくれます。
また、求人は事前にエージェントが審査をしているので、離職率の高い企業や労働環境に問題のある企業、いわゆるブラック企業の求人に引っかかるリスクもありません。
就職活動は不安になる事が多いですし、右も左も分からない状態では、どう動いていいか分からないもの。 エージェントに登録しておけば、担当エージェントに色々と相談や質問が出来るので、心理的にもグッと楽になります。
また、非公開求人には優良求人がたくさんありますから、DODAを利用することで思わぬ求人と出会えることがありますよ。
DODAの登録方法について
DODAに登録する場合、公式ホームページから『登録する』を押した後、基本情報を入力します。 (名前や生年月日、住所、連絡先など)
その後、直近の職務経歴を書くのですが、前職の経歴を登録します。
業種・職種・年収の欄は、大体で構いません。 最後の欄にある『自由記入欄』には、連絡出来る曜日・時間帯などを書いておきましょう。
登録終了後、担当エージェントから電話orメールにて連絡が入り、面談の日程を合わせてサポートを受けることが出来ます。
DODA 公式サイトはこちら
転職エージェントに登録して、ぜひ一度、面談を受けて応募可能な求人を紹介してもらいましょう。 自分が入社可能な求人を見れば、人生の選択肢がぐっと広がりますよ。