フリーターや派遣社員だと、特殊な仕事(水商売や技術職)でないかぎり、どうしても年収が300万に届くか届かないかの低収入になってしまいます。
貯金をしようと思ってもボーナスがないため、毎月の手取りからコツコツ貯金をしなければならず、100万円の貯金を貯めるのにも1年以上かかります。
その上、雇用が不安定で、フリーターであれば有給や休職手当もありませんから、常に不安を抱えながらの生活になります。
過去の記事でも考察したように、奨学金を抱えていたら、貯金すら危うい状態になってしまいます。
増税&物価上昇が追い打ちをかける昨今、こうした状況から脱出するには、待遇の良い正社員になるのが一番です。
しかし「正社員になりたい!」と希望しても、なかなか選考に通らないケースも多いですよね。
そこで今回は、正社員になりたい人向けに、正社員になるためにやるべき5つの行動を紹介します。
1:求人誌や求人サイトを常にチェックする
正社員の求人は、時期やタイミングによって大きく変化します。
例えば、求人が少ない時期は、大量採用のブラック企業の求人ばかりですので、求人情報を見ても嫌になるだけでしょう。
しかし、例えば急な退職者が出た優良企業などは、時期に限らず求人をその都度出してきます。
もちろんブラック企業の求人に埋もれてしまいがちなのですが、うまく見つける事が出来れば、先手必勝で内定を得られるチャンスがあるのです。
優良企業の中には、選考が厳しくない上に「早く決めたい」と考えている企業も多いため、学歴や職歴に不安があっても、面接対策をしっかりしていけば、驚くほどあっさり内定が取れるケースも多いです。
私の友人に、高卒でショップ店員(契約社員)の職歴しかない28歳の女性がいるのですが、彼女はとある中小企業の総務人事の求人に応募したところ、あっさりと正社員で内定が得られたそうです。
そこは老舗の機械部品メーカーで、待遇が良いのに求人を出してもなかなか応募が来ない…と悩んでいたそうです。
そこに彼女が偶然応募し、契約社員ですが職歴も長く、面接の印象も良かったため、電撃内定に至ったそうです。
就職は縁といいますが、こういった良い条件の求人を見つけるには、とにかく求人に対してアンテナを強く持ち、毎日チェックすることが大切です。
「どうせ、ろくな求人が無いよ…」
と諦めず、毎日しつこいくらい求人チェックをしましょう。
2018年以降は、ますます少子高齢化が加速していき、現役世代の欠員が出てくるので優良企業に就職するチャンスは多いですよ。
2:今の仕事で就活の自己PRに使えそうな事をリストアップしておこう
例えアルバイトでも契約・派遣社員えも、仕事の効率化や工夫を怠ってはいけません。
単純作業であっても、メンバーとの意思疎通やミスをなくす工夫など、創意工夫をする必要があります。それをやっておくと、就活の際にアピール出来る材料になります。
採用担当者がフリーターや契約社員を嫌う理由は、なんといっても「言われた事しかしない人が多いから」というもの。
マニュアル通りにしか出来ず、創意工夫の意識がない人は正社員として採用されません。
正社員に求められるのは、自ら仕事を効率化して収益増大に貢献する人材です。
フリーター・契約社員の人は、今の仕事を適当にこなすのではなく、どうやったら効率化出来るか…といった事を常に意識して行動しましょう。
その意識・努力が就活において強力な自己PRにつながりますよ。
例えば、単純な荷物仕分けのアルバイトでも創意・工夫した経験があれば、こんな自己PRが出来ます。
「私は仕事の効率化を考える事が得意です。
荷物仕分けのアルバイトでは、どうすれば短時間で多くの荷物をさばけるか考え、仕事に取り組んできました。
そこで荷物を分ける前に、まず荷物を分類ごとに整理してから仕分けを始めるようにしました。その方法で、時間を図って作業してみたところ、いつもは30分かかる作業を25分まで短縮できました。
社員の方にも伝えて、今では、そのやり方が職場のルールとして適用されています」
ただの単純作業のアルバイトでも、他のフリーターとは一味違った強みが出てきますね。
正社員になりたいなら、こういった他の人とは違う強みを出していくことが大事ですよ。
期間工から大手自動車メーカーの正社員になるという道もある
大手自動車メーカーの工場で、住み込みでアルバイトをする期間工から正社員を狙う進路もオススメです。
期間工とは、その名の通り工場で働く期間従業員を指します。
しかし、期間工は普通の契約社員と違い、未経験で年収400万以上稼げる & 1年働けば正社員登用試験が受けられる…というビッグチャンスがあります。
仕事内容は、自動車工場でのライン工になるので、非常にシンプルな肉体労働です。
皆さんが想像する工場での作業と大差ないでしょう。
しかし、雇い主がトヨタ自動車やマツダ、ホンダなど大手自動車メーカーなので、待遇が物凄く良いのが特徴です。
さらに昨今の少子高齢化・自動車業界の好景気によって、正社員登用数は年々増加しています。
2016年度ですと、トヨタ自動車は年500人、期間工から正社員登用を行いました。
・トヨタ、期間従業員から正社員登用500人(ライブドアニュース)
「大手自動車メーカー工場の正社員になりたい!」
「学歴や職歴に自信がないけど、大企業に入って安定した生活を送りたい」
という人にとって、最も簡単に正社員になれる進路ですよ。
また年齢も関係なく、40代~50代でも入社可能です。
もちろん若手に比べると大変ですが、実際に中年層で正社員登用されたケースも多いです。
期間工の詳しい待遇や求人情報は、下記の専門サイトでチェックして下さい。
体力に自信が無い人や、女性はトヨタ系列の部品メーカーが良いでしょう。
こちらは期間工といっても部品検査や機械操作がメインなので、肉体的にはだいぶ楽です。
部品メーカーの期間工ならトヨタ系列のアイシンAWが最も待遇がよくおすすめですよ。
詳しくはこちら。
・アイシンAW期間工の給料や待遇まとめ!女性におすすめの部品メーカーです
3:就活本や転職本を読んで基礎知識をつけておこう
本屋に行くと、就活本や面接対策の本がこれでもかと言うほど置いてあります。
マニュアル通りにやっても内定なんて取れない…と思ってはいけません。
むしろ、マニュアルは基礎の基礎。あなたの就活の基盤になり得るものです。
型にはまるのは良くない…と世間では言われていますが、やはり就活におけるマナーや、採用担当者の質問の意図などをしっかりすくうためにも、就活本は1冊、2冊読んでおきましょう。
特に書類の作り方や、面接で求められる事は何か? という本質を書いた本は必見です。
また本を読むと就活に対するモチベーションが上がるので、まずは1冊、本屋にいって「これだ!」と思える本を見つけましょう。
管理人のおすすめ転職本は下記の記事でまとめています。
4:求人を探す範囲を都心まで広げてみよう
地方は、どうしても都心部に比べて求人が少ないです。
地元で働きたい、実家から通える会社で働きたい…という希望を持っている方も多いでしょう。しかし、社会の傾向を見る限り、今後ますます都心への一極集中は激しくなるでしょう。
もし今いる地域の求人があまりにも少ないようであれば、思い切って都市部への引っ越し&都市部で就活をする…といった行動に出ましょう。
関西であれば名古屋・大阪・京都に。
関東であれば横浜・東京といった都市部に求人範囲を広げるのです。
正社員になれば、たとえ一人暮らしをすることになっても、お金の入りが良くなりますし将来のためにもなります。
5:転職エージェントを利用して就活をする
フリーター、契約社員、派遣社員、あるいは無職から正社員になりたい人にとって、実は一番の味方は転職エージェントです。
転職エージェントというと、転職する人向けのサービスと捉えられる事が多いですが、実は新卒者でない限り登録ができて、就活をしっかりサポートしてくれます。
就職活動は一人でやると負担が大きいです。
求人を一つ一つ精査するにしても、どの求人が自分に向いているのか、自分の経歴やスキルが活かせるのか…といった点を分析していれば、時間がいくらあっても足りません。
転職エージェントを利用すれば、転職のプロであるエージェントがあなたのキャリアをしっかり精査して、あなたにあった求人をオススメしてくれます。
転職エージェントは企業から広告費をもらって運営しているので、利用料が無料なのも嬉しいですね。
一度も正社員になったことがないけど、正社員に就職したい…というケースも、プロの担当者がしっかりケアしてくれますよ。
DODAは全国に拠点を持つ転職エージェントの大手で、非公開求人を最も多く取り扱っており、年収や待遇が良い企業の求人が集まっているのが特徴です。そのため、待遇の良い求人を探すにはうってつけのエージェントです。
大企業の関連会社など、業績が安定しており待遇の良い求人が多く、またエージェントのサポートも書類作成から面接での受け答えまでしっかりやってくれます。
また、求人は事前にエージェントが審査をしているので、離職率の高い企業や労働環境に問題のある企業、いわゆるブラック企業の求人に引っかかるリスクもありません。
就職活動は不安になる事が多いですし、右も左も分からない状態では、どう動いていいか分からないもの。 エージェントに登録しておけば、担当エージェントに色々と相談や質問が出来るので、心理的にもグッと楽になります。
また、非公開求人には優良求人がたくさんありますから、DODAを利用することで思わぬ求人と出会えることがありますよ。
DODAの登録方法について
DODAに登録する場合、公式ホームページから『登録する』を押した後、基本情報を入力します。 (名前や生年月日、住所、連絡先など)
その後、直近の職務経歴を書くのですが、前職の経歴を登録します。
業種・職種・年収の欄は、大体で構いません。 最後の欄にある『自由記入欄』には、連絡出来る曜日・時間帯などを書いておきましょう。
登録終了後、担当エージェントから電話orメールにて連絡が入り、面談の日程を合わせてサポートを受けることが出来ます。
DODA 公式サイトはこちら
転職エージェントに登録して、ぜひ一度、面談を受けて応募可能な求人を紹介してもらいましょう。 自分が入社可能な求人を見れば、人生の選択肢がぐっと広がりますよ。