終身雇用制が過去の物になり、IT化やグローバル化によって変化が激しくなった昨今、20代で転職を考える人は多いです。
20代のうちに転職を1度でもしたことがある人は4割以上という統計もあり、特に就職後3年以内に離職する『第二新卒』の割合も3割程度と高い水準です。
転職は、かつては『逃げの一手』と言われ、ヘッドハンティングでない限り不利になるというのが世間一般の常識でした。
しかし、今は転職が当たり前の時代です。むしろ、待遇が悪い、仕事に不満があるのにダラダラ一つの職場にこだわるのは非効率的とも言えます。
20代であれば、未経験の職種・業界に正社員として転職することも十分可能ですし、同業・同職種転職で年収を100万以上アップさせるチャンスも眠っています。
私の知っている例では、26歳、営業マンの男性が、業種を変えただけで年収100万アップに成功したケースもあります。
金回りの良さは、業界や企業によって差がありますし、当然、待遇にも差が出ます。
消費税が上がり、ますます生活が厳しくなっている昨今、低い年収のまま停滞することはリスクが大きいですし、もちろん職場のストレスが大きすぎて「もう辞めたい!」と怒り心頭な人も、有利に動ける20代のうちに転職をオススメします。
とはいえ、転職を成功させる為には必ずチェックしておきたいポイントがあります。
今回はそのチェックポイントについて解説します。
20代で転職するなら、次の仕事に求める希望条件を明確にしておこう
転職において、必ず設定しておきたいのが『希望条件』です。
希望条件は、希望年収のみならず、どんな仕事がやりたいのか。休みはどれくらいほしいのか。平日休みなのか土日休みなのか…といった仕事のやりがい、待遇まで含みます。
「とにかく、今の仕事から逃げられるなら何でも良い」
という人も多いのですが、これはいけません。
例え今の職場がブラックで、早く逃げたいと思っていても、希望条件は必ず設定すべきです。
もし転職をして、いざ仕事を始めたら待遇に納得がいかなかった、やりたい仕事じゃなかった…となっては転職をした意味が無くなってしまいます。
希望条件は、転職活動をはじめたらすぐに作っておきましょう。
希望条件を考える時のコツは、今の職場の不満点を書き出してみることです。
例えば「上司の威圧的な態度がキツい」という不満を希望条件に当てはめると「上下関係が比較的フラットである」となりますね。
そうなると、上下関係の厳しい体育会系の文化がある会社や古い体質の会社は除外することになり、ベンチャー企業やIT系が候補として上がるでしょう。
実際に、希望条件がぴったり合うかどうかは、面接での手応えや会社の雰囲気次第ですが、少なくとも最初の段階で転職先の候補を絞れるので、効率的に動くことが出来るようになります。
最初はざっくりとして条件でもOKです。面接や選考を進んでいくうちに、自分が本当に望んでいる希望条件が見えてくることもあります。
転職活動中は、必ず頭の片隅に「この仕事は自分の希望条件を満たせそうかな?」とアンテナを貼っておきましょう。意識しているのとしていないのでは、結果が大きく変わります。
「これだ!」と思える仕事に出会えた時、チャンスを逃さないためにも希望条件は常に意識しておきましょう。
「僕はどこでもいいです」
なんて考え方じゃ、転職なんてしない方がマシです。転職は、自分の意思で仕事を選ぶイベントです。主体性を持って、自分にあった仕事の内定を勝ち取るイメージで挑みましょう。
自分に自信を持って転職に挑もう。20代はポテンシャルが命です
たまに「自分に自信が持てない…」と悩んでいる人がいますが、転職では例え自信がなくても、自信がある振りをして選考に挑みましょう。
転職ではネガティブなイメージを採用担当者に与えてはいけません。もちろん、短期離職など負い目があるケースも多いですが、転職では失敗を恥じるのではなく、むしろ『その失敗から何を学んだのか』をしっかり伝えるようにしましょう。
採用担当者が20代の転職者に求めるものは、ポテンシャルです。
入社後にしっかり働いてくれるか? 成果を出してくれそうか? という点を見ています。
後ろ向きで、ウジウジしている人は採用担当者にとって魅力的ではありません。
ですから、自分に自信を持って、あるいは持っている演技をして、選考に挑みましょう。
そもそも20代という年齢は、その若さだけでも大きな価値があるものです。30代以降になると、具体的なキャリアや経験が必要不可欠になってきますし、未経験職への応募も狭き門になってきます。
20代だと、選択肢は豊富ですし、未経験でも内定を勝ち取ることは十分可能です。
転職が上手くいかなくても、腐らずにコツコツと面接対策&求人応募をして、自分が働きやすい職場、理想の仕事を見つけましょう。
月曜日が辛い…と感じるなら転職を視野に入れましょう
「あ~、もう月曜日だ。仕事に行きたくないなぁ」
という嘆きは、土日休みのサラリーマンなら誰もが思う事ですね。
これが軽いものなら問題ないのですが「本気で行きたくない」「日曜日は憂鬱で眠れない」というレベルの話になってくると、これはもう退職・転職を視野に入れておくべきです。
辛いからって辞めるのは甘えだ…と思う人もいますが、世の中には今よりもずっと楽しい職場、ストレスの少ない職場も存在しています。
転職は、そういった『自分に合った仕事』に出会えるチャンスですから、潰れてしまう前にしっかり転職計画を考えておきましょう。
転職ノウハウや求人探しはプロの転職エージェントに頼もう
しかし、はじめて転職する20代の若者にとって、一番のハードルが『情報の少なさ』です。
本屋にいけば転職の本は置いてありますが、いかんせん一般論しか書いていないので、例えば
「営業から事務職に転職したいけど、可能なの?」
「残業が少ない会社はどこなの?」
といった具体的なところまでは書いていません。
そこでオススメなのが、転職エージェントを利用して、キャリア相談や求人情報、転職ノウハウなどをすべて無料で教えてもらう方法です。
就職・転職活動は一人でやると負担が大きいですよね。
求人を一つ一つ精査するにしても、どの求人が自分に向いているのか、自分の経歴やスキルが活かせるのか…といった点を分析していれば、時間がいくらあっても足りません。
転職エージェントを利用すれば、転職のプロであるエージェントがあなたのキャリアをしっかり精査して、あなたにあった求人をオススメしてくれます。
オススメの転職エージェントはDODAです。
DODAは全国に拠点を持つ転職エージェントの大手で、非公開求人を最も多く取り扱っており、年収や待遇が良い企業の求人が集まっているのが特徴です。そのため、待遇の良い求人を探すにはうってつけのエージェントです。
大企業の関連会社など、業績が安定しており待遇の良い求人が多く、またエージェントのサポートも書類作成から面接での受け答えまでしっかりやってくれます。
また、求人は事前にエージェントが審査をしているので、離職率の高い企業や労働環境に問題のある企業、いわゆるブラック企業の求人に引っかかるリスクもありません。
就職活動は不安になる事が多いですし、右も左も分からない状態では、どう動いていいか分からないもの。
エージェントに登録しておけば、担当エージェントに色々と相談や質問が出来るので、心理的にもグッと楽になります。
また、非公開求人には優良求人がたくさんありますから、DODAを利用することで思わぬ求人と出会えることがありますよ。
DODAの登録方法について
DODAに登録する場合、公式ホームページから『登録する』を押した後、基本情報を入力します。
(名前や生年月日、住所、連絡先など)
その後、直近の職務経歴を書くのですが、前職の経歴を登録します。
業種・職種・年収の欄は、大体で構いません。
最後の欄にある『自由記入欄』には、連絡出来る曜日・時間帯などを書いておきましょう。
登録終了後、担当エージェントから電話orメールにて連絡が入り、面談の日程を合わせてサポートを受けることが出来ます。
転職エージェントに登録して、ぜひ一度、面談を受けて応募可能な求人を紹介してもらいましょう。
自分が入社可能な求人を見れば、人生の選択肢がぐっと広がりますよ。