日本は社畜社会だと言うことは、もう2000年初期から言われており、リーマンショック、アベノミクスを経てなお、それは改善も改悪もしていません。
サービス残業や過労死は一定ペースで発生し、満員電車も平常運転。
(実質賃金は目減りしていますが、今回は賃金については言及しません)
社畜になれなかった人は、行き場をなくし引きこもるかフリーターになるか…。
そこまで社畜アレルギーが酷くない人は契約社員で頑張っているか、といったところ。
しかし、相も変わらず、非正規雇用は人にあらずと言わんばかりに、会社に尽くしている社畜が「勝ち組と負け組」「上と下」を勝手に作り上げています。
今回は、日本の労働社会、労働文化について語ります。
日本社会は社畜になるか自力で生きるかの二択です
日本の進路は実に狭いです。
極端な話、会社勤めをする社畜になるか、それとも自営業や起業で生きる商売人になるか。
この二択しかありません。
親が資産家でもない限り、ニートや無職では生きていけません。
そのため、最終的には働くことを選ぶのですが、働くといっても前述したとおり、シンプルな二択になります。
しかし、日本社会では、後者の商売人として生きるノウハウは学校では教えてくれません。
学校で教えられるのは、社畜として必須項目である集団行動。
そして学歴、忍耐、就活の方法といった社畜向けノウハウです。
当然でしょう。
経営者からしたら、社畜を育ててくれた方が都合が良いですからね。
しかし、皆が皆、社畜として適応出来るわけではありません。
集団行動が嫌いな人もいますし、協調性が人より劣っている人もいます。
尖った個性を持った人もいます。
そういった人々はレールから弾き出され、厳しい道を自力で歩む必要が出てきます。
社畜も楽じゃない。
会社員になれば、会社の資産・名声といったバックグラウンドを得ることができるので、生活が安定します。
社会的な信用力もさることながら、長期的な収入も確保することが出来ます。
しかし、そのためには会社という組織で生き残らなければいけません。
会社の命令は絶対。
サービス残業や付き合い、接待を受け入れ、人間関係の問題にも上手に対処していかなければいけません。
当然、厳しい環境ですから脱落者も出てきます。
結局、社畜として生き延びるのは、妥協に妥協を重ねた人か、自分に酔っているナルシストな社畜なのです。
社畜を脱出したいなら、自分の意思で物事を決定する判断力を身に着けよう
こうした社畜を脱出したいなら、自分の意志で物事を判断しなければいけません。
上からの命令や組織での立場を第一に考えるのではなく、自分自身の答えを持ち、動くしか無いのです。
組織に属していると、倫理観や当たり前の常識を忘れてしまうことがあります。
それゆえ、過労死や職場いじめが起こるのです。
そんな社畜にならないためにも、自分の意思をしっかり持って仕事に取り組みましょう。