うんちをしたのに、どうもお腹がすっきりしない。
そんな症状に悩まされていませんか?
この感覚を医学的には、残便感がある、と表現します。
この残便感は、運動不足や、不規則な生活、ストレス、野菜不足などによって引き起こされます。
排便が上手くいかず、腸内に便が残ったままになってしまう現象で、便秘によくある症状です。
この残便感を放置しておくと、気持ち悪いだけでなく、口臭や胃もたれ、肌荒れなどの症状を引き起こしてしまいます。
コーラックなどの市販の下剤を使っても、一時しのぎにしかなりません。
残便感を無くすには、腸内環境を改善し、便秘の根本的な原因を取り除く必要があります。
今回は残便感を解消する方法を紹介します。
1:無理に踏ん張っちゃダメ!切れ痔になります
排便が上手くいかないからといって、トイレにこもって踏ん張ってはいけません。
無理やり排便しようとすると、腸に負担をかけてしまいますし、おしりの穴を傷つけて切れ痔になってしまう可能性があります。
残便感が残っている人の場合、便が固くなっているケースも多く、切れ痔を起こしやすいです。切れ痔は一度クセになると面倒ですし、切れ痔になると座る度に痛いですから生活の質が落ちてしまいます。
無理やり踏ん張って便を出すことは、百害あって一利なしです。
残便感を解消するには、腸の内部から改善していく必要があります。
根本原因を治さず、強引に出しても意味がないので、腸内環境を整えることからはじめましょう。
便がうまく出ないとイライラしてしまいますが、とにかく便秘に踏ん張りはNGです。
2:毎日腹筋やウォーキングをしよう
残便感があるのは、運動不足によって、排便するための筋肉が弱くなっていることも要因の一つです。
排便のための筋肉を鍛えるためには、腹筋が一番効果的です。
腹筋は胃腸を支えるインナーマッスル(内部の筋肉)をしっかり鍛えられるので、便秘や残便感の解消に効果抜群です。
1日20回ほどで良いので、毎日腹筋をしましょう。
筋力が弱く腹筋が出来ない人は、寝転がって足を軽く上げ、おへそを見るポーズを10秒1セットでやりましょう。
それも厳しい…という人はウォーキングをしましょう。
ウォーキングは便秘に効果的で、もちろん残便感にも効果があります。
ウォーキングはしっかり腕を振って歩けば、全身運動になるので排便に必要な筋肉をバランスよく鍛えることが出来ます。
また、ウォーキングは精神を司る自律神経を整えるので、腸内環境の悪化の原因になる生活習慣の崩れ(夜更かし、昼夜逆転など)も改善します。
1日20分程度、意識してウォーキングしてみましょう。
ウォーキングをする時間は朝でも昼でも夜でもOK。
ただし、女性の場合、安全を考えて夜のウォーキングを避けるか、大通りをコースにしましょう。
3:ヨーグルトと野菜をしっかり食べよう
便秘の原因は、腸内の悪玉菌が増えて腸の働きが落ちていること。
そして野菜に含まれる食物繊維が足りておらず、便が硬くなっていることが大きな原因です。
これらを改善するためには、まずヨーグルトを毎朝食べることが重要です。
ヨーグルトは飲むヨーグルトでも構いません。
ヨーグルトに含まれるビフィズス菌が腸内環境を綺麗にしてくれます。
しかし、一度にたくさん食べても効果はありません。1日1個でいいので、毎日食べるようにしましょう。
野菜をしっかり食べることも、排便をスムーズにするために必要です。
特に野菜全般に含まれる食物繊維は、便を柔らかくする効果があるので、積極的に摂取する必要があります。
ごぼうや人参、キャベツなどの野菜に食物繊維は多く含まれているので、炊き込みご飯や蒸し野菜などを作り、定期的に摂取するよう心がけて下さい。
4:オリゴ糖のサプリを活用しよう
残便感や便秘といった便通の悩みには、健康食品も有効です。
残便感に一番効果があるのは、オリゴ糖のサプリです。
オリゴ糖はビフィズス菌などと同じく、腸の善玉菌を増やす働きがあり、腸内環境の改善と便通改善に効果があります。
オリゴ糖は炭水化物の一種なので、摂取しても副作用や危険性はなく、食品と同じように取れる点がメリットです。
サプリであれば、コーヒーやジュースにサッと混ぜて飲めますし、オリゴ糖の味は少し甘い砂糖のような味なので、飲み物の味わいを損ねる事なく摂取することが出来ます。
おすすめのオリゴ糖サプリはカイテキオリゴです。
カイテキオリゴは、オリゴ糖を粉末に配合したサプリで、コーヒーやお茶、ジュースに混ぜて飲むサプリです。
ほのかな甘みで、癖が無く飲みやすいのが特徴です。
また、カイテキオリゴは、複数のオリゴ糖を配合しているため善玉菌を効率よく増やす事が出来るので、腸内環境を素早く改善する事が可能です。
▼ カイテキオリゴの特徴について(公式サイトより引用)
ぜひカイテキオリゴを活用して、残便感の悩みを解消しましょう。
コーラックなど市販の便秘薬はあくまで一時的な処置
コーラックをはじめとする便秘薬は利用するとたしかにスムーズに排便が出来ます。
しかし、便秘薬では排便感の根本原因を治すことが出来ず、生活習慣や栄養バランスを改善しなければ、意味がありません。
便秘薬依存になる方も多いですから、利用には慎重になりましょう。
人間はもともと、生活習慣やストレスをしっかり解消して、野菜やヨーグルトなどを食べていれば排便はスムーズに出来るはずなのです。
しかし、現代社会では疲労やストレス、生活習慣の乱れなど腸内環境を狂わせる要因が多く、排便感で悩む人が生まれやすい環境になっています。
いきなり生活習慣を治すのは難しいですから、まずは腹筋やウォーキング、青汁や野菜サプリなどで少しずつ身体のバランスを戻し、腸内環境を整えて排便感の悩みを解消しましょう。
まとめ:残便感はちょっとした心がけで改善します
便秘や残便感は、コーラックなどの市販薬では一時的にしか治りません。
根本となっている生活習慣や、食生活を変えていかなければ、改善は難しいです。
ぜひ運動、そしてヨーグルトと野菜の積極的な摂取で、残便感から卒業しましょう。
便秘で悩んでいる方はこちらの記事をどうぞ。
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