営業事務は、一般事務と違って在庫管理や注文の確認、場合によっては発注作業まで行うポジションです。
営業のアシスタントのような位置付けで、負担の多い営業マンの右手となり、事務作業やルーチンワークをこなしたり、時には出張のホテル予約など総務的なことを行うケースもあります。
一般事務に比べて職務範囲が広く、責任も重いですが、そのぶん求人数も多く、これまで培ってきた職歴が役立つので未経験で事務職に転職したい方にはオススメのポジションです。
しかし、営業事務の志望動機を書くとなると、なかなか筆が進まないもの。
そこで今回は、未経験者にオススメの営業事務の志望動機の書き方について紹介します。
営業事務に求められるスキルは事務処理能力と対人能力です
まず、営業事務というポジションにはどんなスキルが求められるのか、改めて確認しましょう。
営業事務は、営業に代わって発注作業や在庫管理を行います。
営業マンの指示を受けて、確実にミスなく作業を行う必要があります。
営業事務がミスをしてしまうと、顧客に謝りにいくのは営業マンです。
納期がズレてしまったり、顧客を怒らせてしまうようなミスも起こり得るので、そういったミスをしないような【事務処理能力】が求められます。
また、電話口で対応する機会も多いので、対人能力も必須です。
お怒りの電話がきても、窓口として柔らかく対応しておけば、営業マンの負担が減ります。
元コールセンターの職員などが営業事務に転職すると、非常に重宝されるというのは、有名な話です。
対人能力は、社外だけでなく、社内でも応用出来ます。営業事務は、営業マンとのコミュニケーションが大切ですから、社内の人間関係をスムーズに運べる対人能力を求められます。
細かな気配りや効率化が得意な人が向いている
営業マンは、基本的に情報や書類をいちいち整理している暇がありません。
そのため、営業事務は営業マンが散らかしてしまった情報などを整理整頓するポジションとも言えるでしょう。
ですから、気配りは重要な要素です。
例えばメール一つとっても、丁寧にこれまでの経緯を引用して分かりやすく書いたりしてもらうと、営業マンは喜びます。
営業は、どうしても売上を上げるために最短ルートを走ります。
そうすると、小さな見落としが頻発します。そこをフォローするのが営業事務ですから、志望動機を書く時は【営業事務の役割】をしっかり意識して書きましょう。
事務未経験の人は志望動機に『コミュニケーションが得意』であることを織り交ぜよう
事務経験者ならば、営業事務の志望動機は簡単に作れます。
しかし、未経験者の場合は、なかなか志望動機が浮かばないもの。
そういう時は、材料(これまでの経験や実績、自分の性格など)から『コミュニケーションが得意』という結論につなげられるエピソードを探して書いてみましょう。
例えば
『前職ではチームリーダーとして、実務のみならず、後輩の指導にも力を入れていました。部下に指導する時は、必ず良い点を最初にあげてから改善点を言うようにしていました。そうすることで、部下のプライドを守りつつ指導が出来るので、人間関係やチームの雰囲気を壊すことなく教育をすることが出来るからです』
このようなエピソードであれば『荒波を立てない、柔らかいコミュニケーションが出来ます』というアピールになりますよね。
これは営業事務でも応用できるスキル・経験ですから、これを元に志望動機を組み立てればよいのです。
まず、なぜ事務職に興味を持ったのか簡単に説明する
例:前職で培ったor独学で学んだワードやエクセルを活かせる仕事に就きたいと思い、営業事務を志望しました。
その後に、営業事務で活かせるエピソードを入れる
例:『前職ではチームリーダーとして、実務のみならず、後輩の指導にも力を入れていました。
(中略)
荒波を立てずに柔らかくコミュニケーションを取ることが出来るのが、私の強みです。この強みを営業事務というポジションで、しっかり活かしていきたいと思っております』
このように組み立てれば、しっかりとした骨太の志望動機が出来上がります。
特に販売職や接客業出身の方は、コミュニケーション能力や後輩・バイト指導の経験をアピールすると好印象を持たれるでしょう。
コミュニケーション能力を披露出来る経験・エピソードが無い方は、コツコツ努力出来るエピソードなどでもOKです。
営業事務はサポート担当ですから、ミス無く細かなところまで気を使う繊細さもプラスの材料になりますよ。
逆に、元営業で『バリバリ売ります』といった好戦的なアプローチはやめておきましょう。
「じゃあ、営業をやってもらおうかな」
なんて社長に返されて、営業事務ではなく営業マンとして雇われてしまうかもしれません。
事前にエクセルやワードの本を1冊こなしておこう
未経験者から営業事務に転職する場合は、ワードかエクセルの本を1冊こなしておくことをオススメします。
やはり、事務職となるとワード・エクセルの能力は必須ですし、簡単に習得出来る技能なので、さわりだけでもやっておきましょう。
面接でも『前向きに努力・研鑽中』ということがアピール出来ますし、入社後も楽になります。
職業訓練校や民間の講義などで、エクセル・ワードは学べるので、独学が出来ない人はそちらに参加するのも手です。
マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)の資格もとっておくと見栄えがいいですよ。
MOSは1週間程度の勉強で合格可能なので、本当に『お守り』程度の資格ですが、未経験者なら持っておくと良いでしょう。
すでに前職でワード・エクセルを会得しているなら、必要ありませんが、フリーターからの就職等でしたら、あると便利です。
いかがでしたか?
営業事務の志望動機で筆が進まない…という方の参考になったのであれば幸いです。
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