はじめまして、今回、体験談を書きます「猫ぴ」と申します。
私のスペックについて。文系・三流大卒の女性。
新卒の就活で、明らかにブラック企業であろう会社の営業職に何の疑いもなく応募してしまい、見事に内定・地獄のデスロードを歩んだ大馬鹿ヤロウです。
新卒カードをドブに捨て、なぜブラック企業に入社したのか…。
それは、就活をサボったため&社会を甘く見ていたため、としか言いようがありません。
当時の私はサークル活動にバイトに恋愛に大忙しのキラキラ能なし女子大生(しかも低学歴)だったので、就活も適当でした。
エントリーシートを友人に書いてもらったり、大企業に応募して書類選考で落とされたり、説明会の日時を間違えたり、就職する気があるのかと思うくらい、ゆとっている就活生でした。
そんな私が、ブラック企業の営業職で何を思い、何を感じて、社会人2年目にして営業から事務の転職を成功させたのか…。
自分への戒め(反省)の意味も込めて体験談と共に皆様に紹介したいと思います。
最初に言っておきます。
女でブラック企業の営業職になると、生理止まるぞ精神死ぬぞ!
まじでそれな。
止まるからな、月が。
終電帰り繰り返してると不妊になるかもな。
軍隊かな?
さておき、ブラック企業やクソみたいな上司に苦しんでる皆さん、ぜひ私の体験談を見て気休めの材料にしてください。
では、はじめます笑
Fラン卒文系の就職先はブラック営業しかねえぞ!
Fラン大学(ボーダーフリー、つまり定員割れで誰でも入れる大学)でキラキラ女子をやっていた私は、X商事(仮名)の営業職として働くことになった。
同期は20人。
ちなみに会社の全社員数は50人。
多くね?
当時、私は
「わ~、同期がいっぱいいて嬉しい\(^o^)/」
という小学生並の感想しか抱かなかったが、今なら分かる。
新卒が多い=離職率が高い使い捨て、なんだよなぁ。。。
人を一人雇うと、だいたい年間300万~400万かかります。
一般的に3年育てないと物にならない上に、転職や離職のリスクもあるのですから、会社にとって新卒をガッツリとるのはリスクが高い行為ですよね。ましてや、全社員のほぼ半分を新卒採用でとるなんて狂気の沙汰です。
でもね、いいんです。
歩合制にして時給100円でこき使って、売れる奴だけ残せばいいんですから。
そういう大人の理屈が、大量採用の裏にはあるのです。
当時は気づかなかった私。とりあえず、研修に胸を躍らせながら本社にIn!
「本日、入社致しました!猫ぴです、よろしくお願いします!」
「声が小さい、やり直し!」
はい、ブラック企業名物。
声出し訓練きました!
もうね、4月の研修、しょっぱなからコレです。
とにかく声出し。礼。夢を語る。某宗教の如くゴリゴリにしごかれて洗脳される私たち20人。
「お前達はクズだ!売上も出せない奴は会社にいらない!」
じゃあなんで採用したんだ、と言いたくなるような事を指導されつつ、テレアポの営業方法を叩き込まれる私達。
健康食品を売る。
詳しくは言えませんが、業務内容はそんな感じ。リストを見てガンガン電話営業。
飛び込み部隊とテレアポ部隊で分かれて、ノルマ達成のために軍隊の如く終電まで働きます。
最初の1週間で4人は辞めたかな。
とにかく、そこは戦場といっても過言じゃない異常な状態が続いていました。
ノルマ未達成だと、上司に詰められます。
人格否定されます。
地獄です。これぞブラック企業。あと社長が灰皿を投げたりします。やばいよやばいよ。
1ヶ月くらいすると、生き残っている人間はこんな顔つきになってきます。
社長いわく
「社会人の顔になってきたな!」
うわぁ、社会人怖すぎぃ……。
こうして生き残った精鋭は、なぜか結束力が上がりテレアポ終電帰りのルーチンをこなせるようになっていく。
社畜の誕生です。
高学歴の人から辞めていったので、おそらく学歴の無い私たちのような単純でまっさらな人ほど社畜になりやすいのでしょう。
20人いた同期はあっという間に残り7人。
この7人は、かなり頑張ってました。生き残ろう。そんな気持ちが共有できて、なぜか集団ハイになっていました。
2chまとめにあった「ブラック企業は楽しい」というスレ。
私はあれ、かなり同意出来ます。
そう、人間は極限状況に陥るとハイになるのです。
仲間意識は物凄く強くなります。
たぶん、軍隊でもそういうハイな状態にさせるためにキツイ訓練をするのでしょう。
とにかく、楽しかったです笑
苦しかったですけど。矛盾してますね。
こうしてFラン卒の私は立派な社畜営業になったのです。
クソ上司に我慢できなくなって2年目で辞めた
しかし、そんな限界突破のハイ状態は長く続かないもの。
社会人2年目になると、いよいよ同期も残り3人になってしまいました。
中でも、リーダー格だったSちゃんが鬱になって退職したのが大きかったです。
私達は「この会社はヤバイかもしれない」と思うようになり、いよいよ皆、退職の準備に入りだしたのでした。
私は、仕事も少し慣れてきたし、結構耐えている方でした。
しかし、上司のクソお局との人間関係だけが耐え難い苦痛でした。
このお局、とにかく細かいミスをチクチク攻める。
悪口を言う。
わざと私に連絡事項を伝えない等々、とにかくイジワルで悪意のかたまりのような人間でした。
細かい嫌がらせが積み重なり、疲労も加わったある日。
「この書類コピーしとけって言ったでしょ? あんた親からどういう教育受けてきたの?」
と、親を愚弄するようなことを言われ、最後の線がぷつーんと切れました。
↑こんな心境でした。
親は関係ないだろ、常識的に考えて…。
ああ、このままじゃこいつを刺すか電車に飛び込み自殺しちゃうよ~っと思い始めました。
壊れてました、完全に。
こりゃヤバイと思い、ついに退職。
社会人の2年目の春。無事、ブラック企業から脱出することが出来ました。
ニート生活に慣れず昼夜逆転
無職になった私は、失業保険の手続きを手早くすませて、ニートになりました。
朝6時出社、終電帰りの生活から一気に24時間フリータイムのニート生活に突入したので、あっという間に昼夜逆転しました。
5ヶ月くらい、ニート生活を満喫したでしょうか。
さすがに貯金がなくなってきたので、就職活動を再開することに。
「もう正社員の営業は嫌だ!」
と思い、適当に派遣社員でもやろうかと思ったのですが
「派遣はヤバイよ。結婚も出来ないし将来詰む」
と友人に忠告されたので、しぶしぶ正社員の求人を探すことに。
世の中の求人は営業ばかり。世はまさに大営業時代か?
しかしまぁー、求人を調べると文系の求人は営業、営業、また営業。
なんだこれは? と思うくらい営業ばかり。
私はもう、営業は勘弁してくれといった状態だったので、販売員やらシステムエンジニアやら、適当に営業以外の職を探していました。
しかし、ネットで体験談を見る限り、販売員もSEもブラックらしい。
「定時で帰れるマターリ仕事はないのか!?」
と血眼で調べていると、どうやら一般事務や営業事務なら、残業はそこまでキツくないとのこと。
おまけに女性を採用する会社が多いから、競争率も低いとのこと。
「これだ!」
と思い、楽したいが為に一般事務に応募する私。
しかし、現実は甘くありませんでした。
倍率10倍以上。事務職は秘宝ワンピースだった
ありったけの事務求人かき集め、定時で帰れる仕事を探しに出た私。
見事に全部、落ちました。
半分は書類選考で落選。残り半分も一次面接でさようなら。
なぜ…なぜ、こんなに事務の求人は倍率が高いの?
私は絶望していました。
ネットで調べた所によると、派遣や契約で事務を経験してきた経験者や、簿記を持っている人間が優先され、私のような若さだけのFラン小娘は箸にも棒にもかからないとのこと。
「もう、営業しか道はないのか」
生理も止まる地獄の営業に戻るか…と思っていたその時。
私はある広告を見ました。
転職エージェントの広告です。なんと、未経験OKの事務の求人があるらしい。
さらに調べてみると、プロのエージェントが色々教えてくれるらしい。しかも利用料無料。
「これしかない…」
私は藁をも掴む思いで転職エージェントに登録しました。
担当者と二人三脚で転職活動。営業事務の内定をゲット!
転職エージェントに登録すると、電話で現状確認の後、さっそく面談をすることに。
担当者の人に、今の状況と、事務希望ということを伝えると、
「この履歴書や職務経歴書じゃダメ。もっと掘り下げて書かないと!」
と書類に駄目だしされました。
そう、私の書いた書類は、完全に掘り下げ不足。
志望動機も自己PRも、ぜんぜん相手に響かない文章・構成だったのです。
それから、担当者さんに手取り足取り教えてもらい、完璧に書類をしあげ、さらに面接ノウハウを教えてもらい、面接対策もバッチリ。
事務の求人でオススメのものを担当者に紹介してもらい、片っ端から受けていきました。
すると、5社目で見事、内定ゲット!
応募者の中で未経験は私だけでしたが、年齢と書類の掘り下げ、そして営業経験者という点が好印象だったそうです。
職種は営業事務なので、営業経験者が欲しかったとのこと。
「転職では職歴が大切。たった1年でも猛烈にアピールしなさい」
という担当者さんの言葉の意味を、改めて噛み締めました。
今は、その会社で営業事務の仕事をしています。もう3年ほど働いていますが、忙しい時期以外は定時に帰れるので満足しています。
社会人2年目で転職するならプロの手を借りよう
世の中、一人で転職出来る人もいるでしょう。
外資家にヘッドハンティングされる人とか、技術者の人は転職エージェントを使わなくても大丈夫だと思います。
しかし、私のように社会人2年目、Fラン卒、右も左も分からない転職者は、まずプロの転職エージェントに相談して二人三脚で転職活動をするのが良いと思いました。
DODAは全国に拠点を持つ転職エージェントの大手で、非公開求人を最も多く取り扱っており、年収や待遇が良い企業の求人が集まっているのが特徴です。そのため、待遇の良い求人を探すにはうってつけのエージェントです。
大企業の関連会社など、業績が安定しており待遇の良い求人が多く、またエージェントのサポートも書類作成から面接での受け答えまでしっかりやってくれます。
また、求人は事前にエージェントが審査をしているので、離職率の高い企業や労働環境に問題のある企業、いわゆるブラック企業の求人に引っかかるリスクもありません。
就職活動は不安になる事が多いですし、右も左も分からない状態では、どう動いていいか分からないもの。 エージェントに登録しておけば、担当エージェントに色々と相談や質問が出来るので、心理的にもグッと楽になります。
また、非公開求人には優良求人がたくさんありますから、DODAを利用することで思わぬ求人と出会えることがありますよ。
DODAの登録方法について
DODAに登録する場合、公式ホームページから『登録する』を押した後、基本情報を入力します。 (名前や生年月日、住所、連絡先など)
その後、直近の職務経歴を書くのですが、前職の経歴を登録します。
業種・職種・年収の欄は、大体で構いません。 最後の欄にある『自由記入欄』には、連絡出来る曜日・時間帯などを書いておきましょう。
登録終了後、担当エージェントから電話orメールにて連絡が入り、面談の日程を合わせてサポートを受けることが出来ます。
DODA 公式サイトはこちら
転職エージェントに登録して、ぜひ一度、面談を受けて応募可能な求人を紹介してもらいましょう。 自分が入社可能な求人を見れば、人生の選択肢がぐっと広がりますよ。
今回は、私の社会人2年目で転職した体験談を読んでいただいてありがとうございました。
皆さんも、病んだり電車に飛び込みそうになる前に、さっさと転職して自分にあった仕事・会社を探しましょう!