就職や転職の相談を受ける中で「会社に行くのが怖い」という悩みを何件か耳にします。
新卒のみならず、20代若手社員から30代のミドル世代まで、年齢やキャリアを問わず、この悩みはしばしば出てきます。
おそらく、これは日本特有の悩みだと思います。海外の友人に話しても「じゃあ転職すればいいじゃないか」とばっさり切られて終わりでしょう。
というのも、海外と日本では転職・退職に関する価値観が大きく違うからです。
私達、日本人は一般的に途中で物事を投げ出すことは「いけないこと」だと思っています。
それは集団の利益を第一に考え、迷惑をかけないことが正義だと学校で教わってきたからです。
だから学校を中退することはダメなこと、仕事をいきなり投げ出すのはいけない事、という認識が強いです。
責任感があるともいえますが、考えようによっては逃げ道のない『閉鎖的思考』でもある、と言えますね。
転職に関しても、日本人はまだまだネガティブに捉えている傾向が強いです。
私からすれば、これだけブラック企業がありストレスも多い日本社会で、転職という行動をNGにしたら、いよいよ鬱病になって倒れるしか逃げ道がないじゃないか、と思います。
海外では違います。
今の仕事が合わない、理不尽な仕打ちをうけた、人間関係が悪化した…とネガティブな条件が揃えば、頃合いをみてさっさと転職してしまいます。
アメリカや中国では、転職をすることが一般的ですから、こういった逃げ道が多く用意されており、自己責任で気軽に転職をすることが出来ます。
しかし、日本はそうではありませんね。
辞めたいけど、辞められない。迷惑をかけたくない。ダメな奴と思われたくない。
そんな漠然とした不安が「会社に行くのが怖い」という心理を生み出しているのです。
一つだけ聞かせて下さい。
今のまま「会社怖い辞めたい、けど辞めるのも怖い」とダラダラ勤め続けて、あなたは幸せになれますか?
不安や恐怖を抱えたまま、鬱病になってドクターストップが出るまで今の会社に勤め続けても、誰も褒めてはくれません。
会社に行くのが怖いと感じているなら、今すぐにでも転職するなり、新しい進路を探すなり、逃げ道を探す努力をすべきなのです。
怖い、行きたくない、辞めたい、もうどうしていいか分からない…
そんな悩みを抱えている人はたくさん居ます。袋小路に追い詰められている人々です。
私からのアドバイスはシンプルです。一度、落ち着いて冷静に逃げ道を考えてみればいい。それだけで、助かる道が見えてきます。
今回は、会社に行くのが怖い人向けの、逃げ道の模索法、もとい転職のノウハウを紹介します。
辞めたいけど辞めると言い出せない。それじゃダメです!
上司に会社を辞めると言い出せない。
同僚の目が気になって無理。
私が辞めたら、迷惑がかかる…。
会社に行くのが怖いと感じている人の多くは、こういった理由が足かせになって退職を言い出せない、転職を決意出来ないケースがほとんどです。
しかし、そうやって他人の目を気にしていつまでも怯えながら仕事をしていても、状況は改善されません。
それどころか、やる気がないのに続ける事で、逆に周りに迷惑をかける結果になってしまいます。
辞めたいなら、辞める!
社会人になったのですから、強い意思を持って行動しなければいつまでたっても幸せにはなれません。
どんな職場でもそうですが、気弱な人、自分で物事を判断出来ない人は、必ず貧乏くじを引かされたり利用されたりします。
そういった「流される自分」のままでは、幸せな社会人生活を送ることは出来ません。
社会でたくましく生き抜く為には、時として毅然な態度を取り、自分を貫く意志の強さを見せなければいけないのです。
サバンナでは、猛獣なライオンや歯肉を貪るハイエナ、ハゲタカが生き残り、おとなしいシマウマは食われて死にます。
弱肉強食。強くなければ生き残れません。例え生まれながらに弱くても、せめてシマウマのように即座に逃げる臆病さを持っておきたいですね。
同僚や上司からどんなに嫌味を言われても、どうせ辞めるまでの付き合いです。
嫌な上司も、怖い先輩も、気にせず自分の決めたことをしっかり貫きましょう。
会社を辞める事は一つの選択肢に過ぎない
会社を辞めたことがない人や、転職回数が多い人ほど「辞めたら私は負け組に落ちる」「ニートになっちゃう」と不安になって退職を先延ばしします。
正直言って、そういったネガティブな想像を膨らまして先延ばしにしても、何も良いことはありません。
会社を辞めることは、人生におけるたった一つの選択肢です。
例え失敗しても死ぬことはありませんし、やり直しはいくらでも効きます。
30代になったら転職なんて無理! という人もいますが、そんなのはこけおどしに過ぎません。
かっぱえびせんのCMじゃないんですから「辞めたいけど、辞められない」なんて思考のまま日々を過ごす必要はありません。
会社は「辞めていい」のです。
仕事の向き不向き、人間関係の良し悪しなんて、誰しも人生で2度3度経験するもの。
そういった厄介な事に巻き込まれた時に、脱兎のごとく逃げられる『逃げ足』がなければ、人生やっていけません。
自分で人生の選択するのは、怖いものです。
だって自己責任ですから。誰も守ってくれないですし、いざダメだった時に自分しか責める相手がいません。
だから失敗を恐れて転職や退職から逃げる。そして鬱になって「ドクターストップなので、すみません」と病気のせいにしてやっと退職する…。
そんな思考は、切り捨てましょう。
切り替えましょう。
自分で決断できる人に、なりましょう。
自分の意思で、自分の進路を決められる大人になって、幸せを掴むのです。
やってみれば、案外あっけないもの。
転職や再就職のやり方、自分にあった仕事を探すノウハウなんて、今や世の中にいくらでも転がっています。
それを少し勉強するだけで、ドブのような環境で人生の無駄遣いをする必要がなくなるのです。
会社に行くのが怖い。けれど、転職や退職も怖い、という人は、勇気を振り絞りましょう。
転職に必要なのは、ノウハウはもちろんですが、何より「やってやるぞ!」という本人のモチベーションです。
目標を決めましょう。
転職して定時に帰れる仕事につく。やりたかった仕事にチャレンジする。人間関係の良い職場を全力で探す…なんでも良いのです。
しかし、いきなり明日、退職届を出す! …という訳にはいきませんよね。
そこで、不安を消すためにも、まずはプロである転職エージェントに相談をして、転職可能な求人を見せてもらったり、自分にはどんなキャリアがあっているのかカウンセリングしてもらうのがオススメです。
転職エージェントを上手に活用しよう
同業種転職にせよ異業種転職をするにせよ、転職エージェントを通すと転職活動がグッと効率的に進めることが出来ます。
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登録すると、担当エージェントがあなたの希望条件をヒアリングして、あなたにあった業界、業種、応募可能な求人などを紹介してくれます。
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