キャリアアップ、年収アップの転職として、しばしば出てくるのがコンサルという職業。
経営全般をサポートするコンサルは、メーカーなどに勤めていると転職しやすく、年収もグッと上がるので魅力的な仕事に思えますね。
しかし、コンサルは経営全般に関わるため、ハードワークを要求されます。
終電帰りは当たり前。鬱で辞めていく人も多く、激務、高い結果を求められる…など、コンサルに転職をしたけどやっぱり辞めたい、と考える人も多いです。
特にメーカーなど労働環境の良い会社から転職した場合は、そのギャップに驚き、適合出来ず辞めていく人が多いです。
外資系コンサル(コンサルティングサービス)などは、年収が高い分「ブラック企業かな?」と思うくらい長時間労働だったり、恐ろしく優秀な人ばかりでついていけない、と感じたり、向き不向きがハッキリと出る仕事です。
「短期離職したら職歴に傷が出来る。でも、コンサルはもう辞めたい…」
そんな風に悩んでいる人が考えるべき事は、実はシンプルです。
選択肢は3つあります。
1:1年我慢して転職をする
2:同業種転職をする(もっと労働環境が良いコンサルに転職する)
3:今すぐ辞めて異業種転職をする
どの選択肢がベストかは個人の状況によるので、それぞれの選択肢のメリット・デメリット、考えられる進路を、この記事でまとめて紹介します。
1:1年我慢して転職をする選択肢
コンサルを辞めたい! と思っているけど職歴を気にして辞められない…という人が考えるべきことは、自分がどこまで耐えられるのか? という点です。
一般的に、3年以内に離職すると短期離職と見なされますが、入社半年目くらいで辞めたいと思っている人が3年も我慢して働くのはナンセンスです。
確かに、短期離職は転職する上でハンディキャップになりますが、だからといって望まない仕事を続けるのは時間と労力の無駄です。
精神衛生上も良い選択肢とは言えません。最悪の場合、鬱病などの精神病になってさらにブランクが空いてしまう可能性もあります。
コンサルを辞めたい、もう会社に行きたくない、といった強い退職の意思があるなら、短期離職であろうと辞めるべきです。
短期離職をフォローする方法は、いくらでもあります。
それでもマイナスにはなりますが、望まない仕事を続ける事と天秤にかければ、さっさと見切りをつけて転職活動に精を出した方がメリットが大きいのは明白です。
「キツイし辞めたいけど、生活費もあるしもう少し耐えられる」
という方は、1年を目処に続けると良いでしょう。
半年で辞めた人より、1年で辞めた人のほうが印象は良くなります。
いずれにせよ、向いていない、コンサルを辞めたいと思ったら『短期離職はフォロー出来る』という事をしっかり覚えておき、無理して体を壊さないようにしましょう。
2:同業種転職をする(もっと労働環境が良いコンサルに転職する)
コンサル業界のすべてが激務…というのは大きな誤解です。
コンサル会社にも当たり外れがあります。ハズレの会社は、それこそブラック企業よろしく、鬼のような仕事を押し付けてきます。唯一の救いは、年収が高いこと。
しかし、それでも非効率的なほどに仕事を大量にぶつけてくるので、ブラックコンサルの離職率は高くなります。
一方、夜は8時には帰るし土日はしっかり休む…という一般的な範囲での忙しさであるコンサルもあります。
「コンサル辞めたいのに、またコンサル?」
と思うかもしれませんが、実はコンサルの経験は、たった1年~2年であってもキャリア的には強みになるのです。
コンサルは経営に関わる重要な仕事ですから、その経験がある人材は転職市場でとても高く評価されます。
ですから、ブラックコンサル会社に入ってしまい、コンサルそのものに見切りをつけるのは「ちょっと待った!」という事になるのです。
もし
「コンサルの仕事は嫌いじゃないけど」
「激務や人間関係の問題でコンサルを辞めたい」
というのであれば、同業種転職をして、自分にあったまともなコンサル会社に転職することをオススメします。
3:今すぐ辞めて異業種転職をする
コンサルの仕事そのものが肌に合わず、辞めたいと思うのであれば、素直に異業種転職をするのがオススメです。
コンサル業界は離職率が高い業界ですから、短期離職をしても「根性がない奴だ」「無責任だ」と思われることはありません。
転職では退職理由を聞かれますから、必ず自分がコンサルに向かないと思った理由を論理的に説明出来るようにしておきましょう。
転職や就職で失敗することは、誰にでもあります。
ですから「短期離職してしまった。もう私は終わりだ!」とヤケにならず、落ち着いて冷静に転職の準備をコツコツと進めていきましょう。
実際、コンサルとして働いている人の多くは、転職をしてキャリアアップをしていきますし、辞めた人も普通に転職をしています。転職をバンバンするあたり、アメリカや中国のキャリアルートに近いですね。
一般的な、日本企業の価値観で考えないことが重要ですよ。
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