正社員に比べてフットワークが軽く、残業や責任ある仕事も少ない派遣社員は居心地が良いものです。
24歳で派遣社員をしている女性は、まだまだ若いし結婚の可能性もあるから、なんとなく派遣社員を続けている…という人も多いと思います。
しかし、派遣社員はあくまでスポット的に働くための雇用形態であり、これからずっと働いていくなら、やはり正社員にならないと危険です。
「女性なら結婚という逃げ道がある!」
という話も、確証はありません。今は晩婚化、お一人様が普通の社会ですから、結婚に対して楽観的に考えるのは禁物です。
独身で生きていくなら、自立できるくらいの経済力がなければ、人生行き詰まってしまいます。
派遣社員は時給が高く、フルタイムなので社会保険も完備していますから、一見すると「派遣のままでいいかも」と思ってしまいがち。
しかし、忘れないで下さい。
派遣社員はあくまで非正規雇用。正社員と違って簡単に首に出来ます。
不景気になった時、あっという間にクビ → 家賃が払えなくて家なき子に…という流れに陥りやすいのが非正規雇用。
正社員なら、不景気でも雇用だけはなんとか守られますが、派遣社員は景気が悪くなり仕事がなくなればサヨウナラです。
正社員のように責任ある仕事を任せてもらえないので、職歴としても弱く、年をとると正社員になれず、ずっとクビに怯えながら仕事をしていくことになります。
まだ24歳だから…と考えず、24歳という正社員になりやすい年齢だからこそ、改めて自分の雇用形態について考えてみましょう。
今回は24歳派遣社員の女性が正社員を目指すべき理由と就活のコツを紹介します。
今や恋愛・婚活でも派遣社員は差別される
今時の恋愛・婚活市場では、派遣社員の女性はかなり格下に見られます。
特に現代は共働きが基本となるため、24歳で派遣社員やフリーターの女性は「経済的に自立できない」とみなされ、社会人の男性からそっぽを向かれがち。
よほど恋愛スキルに自信があるのなら問題ないのですが、やはり男は「若くてかわいい女の子かしっかり者の正社員の女性」に注目がいってしまい、派遣社員は恋愛対象としてなかなか入りません。
派遣社員は、一時的にやっている・留学や勉強などの目的があるなら問題ないのですが、なんとなく、楽だからという理由でやっているとバカにされる風潮が今の世の中にはあります。
決して派遣社員そのものが悪いワケではないのですが、なにかと差別されるのが非正規雇用の辛いところ。
結婚に逃げ道を作らず、派遣社員という弱い立場を脱出する計画を、24歳ごろから立てておくべきです。
正社員はイザという時の保険になる
例えば、あなたが30歳になっても結婚できず、いよいよお一人様で生きていくしかない…と決意した時、派遣社員だったらどうでしょうか?
雇用h不安定で、ボーナスもない。年齢と共に肩身が狭くなり、いざクビを切られてしまったら転職しようにも年齢と職歴で落とされる…そんな貧困のリアルが、今の日本では普通に起こっています。
派遣社員は、年齢と共にリスクが上昇する雇用形態です。
正社員として席になる立場、例えば店長やチームリーダーなどの管理職を経験していなければ、30過ぎの女性は就職が困難になります。
パートの仕事は見つかるでしょうが、月給はガクッと落ちて、貯金もなかなか出来なくなります。
生涯独身だったとしても、せめて年に1回、海外旅行にいけるくらいの経済力がなければ人生は楽しめません。
年をとって、お金で苦しむのはみじめなものです。正社員ならお金もありますし、プライドも守られます。
いつか結婚するから派遣社員のままでいいや、という賭けは、非常にリスキーですから、結婚希望だったとしても保険として正社員の職は持っておくべきです。
24歳なら正社員はいくらでも狙えます
具体的に24歳派遣社員から正社員になるには、どうすればいいのでしょうか?
まず、自分が働き続けることが出来る仕事を考えてみましょう。
前に出てガンガン仕事をするタイプなら販売職や営業職。
あまりガツガツ仕事をするのは苦手で、なるべくサポート業務をしたいなら事務や営業事務、アシスタント、秘書などがあります。
幸いなことに、女性は営業などの総合職、そして事務や経理職など事務方の仕事と選択肢が豊富です。
男性ですと、事務や経理、総務に入るのは難しく、やはり女性が優先される流れがあります。
競争率などの要因もありますが、まずは自分が長く働けるスタイルを考えて就活を行いましょう。
就活は3ヶ月で決めることを目標に動きます。そのために、貯金は3ヶ月分の生活費を蓄えておきましょう。
派遣社員をやりながら就活も出来ますが、フルタイムですと、なかなか難しいところがあります。
どこかで思い切って派遣社員を辞めて、就活に集中して短期決戦で正社員の椅子を目指すのが良いでしょう。
24歳という年齢なら、まだまだ未経験でどこにでも入れる可能性がある年齢ですから、ぜひ妥協せずに自分が長く働けそうと思った仕事・会社を探しましょう。
しかし、就活といってもどんな求人があって、今の自分のキャリアなら、どんな仕事に応募できるのかを素人が即座に判断するのは難しく、なかなか一歩踏み出す勇気が出ないものです。
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