女性のあこがれの業界の一つ、エステ業界。
美容業界の中では化粧品業界と並んで人気の業界で、毎年、就職を希望する人も多いですね。
しかし、某大手エステサロンが労働基準法違反で摘発された事がきっかけで、ブラックな内情が世間に晒されました。
厳しい営業ノルマに、サービス残業の強要。
12時間拘束、立ちっぱなし、動きっぱなしの肉体労働で足腰を壊す人多数…などなど。
店舗によっては休憩すらまともに取れず、大手企業であってもかなり黒い業界です。
そのため、入れ替わりも激しく、人手不足が人手不足を呼ぶ悪循環に陥っているエステサロンは悲惨です。
そんなエステサロンに入ってしまい、キツすぎる仕事に「もうエステサロンを辞めたい」と考える人は多いでしょう。
しかし他業種に転職する、といっても、どのようにすればエステティシャンから他業種に移れるのでしょうか?
今回は、エステサロンを辞めたい人向けの転職方法、成功のコツを紹介します。
独立以外に出口がないエステ業界
エステサロンで働くぞ! となった時、将来、自分のエステサロンを持ちたいと独立を考えている人もいるでしょう。
しかし、一方で、大手企業に入って雇われエステティシャンで働きたいと思う人もいます。
独立には技術のみならず、資本金や経営手腕など、様々なものが必要です。
借金して出店するケースがほとんどなので、リスクは高く、大手エステサロンで働いていたほうが良さそう…と思うでしょう。
ところがエステサロンは大手であろうと中小であろうと、労働条件は非常に厳しいのがエステ業界の実情です。
営業ノルマはもちろん、労働時間も長く、離職率は非常に高いです。
休日が少ないため、プライベートは充実せず、お客さんも同僚も女性ばかりなので、出会いもありません。美容業界でバリバリ働いているキャリアウーマンは独身が多いです。
そんなきつい状況から脱出するには、独立するしかないのです。
普通のOLであれば、営業ノルマはありませんし、労働時間も常識の範囲内です。
というよりも、立ちっぱなし&営業ノルマ有りと同じような条件の販売職であっても、エステサロンほど厳しくないです。
エステサロンは憧れて就職する人が後を絶たない業界です。言う慣れば、代わりはいくらでも出てくる完全な買い手市場。
他の業界よりも、従業員に対する締め付けが厳しいのです。
同業種で転職しても労働環境のキツさは変わらないことも
自分がいるエステサロンがブラックなだけでは? と思って、別のエステサロンに転職しようかな、と思っている人もいるでしょう。
しかし、残念ながらエステ業界は、業界そのものが人件費削減、サービス残業、厳しい営業ノルマで成り立っている市場なので、どこにいってもブラックな労働環境です。
特にエステサロンは店舗運営ですから、人手不足によるしわ寄せは確実に残っている社員にきます。
エステ業界がどれくらいブラックかという点について、下記に参考の記事抜粋を載せておきます。
毎月の残業は約80時間で残業代が1万5000円って…。そして悪質なマタハラ。女性が働きやすい企業じゃなかったのか?
「産休を取ろうとした従業員が、運営会社から退職を迫られたケースもあった。
客がパックをしている5分間を合わせると1時間の休憩時間になるといっている。その間は外にも出られず、食事もできない。トイレにも行けず、膀胱炎になる従業員も多数だという。しかも、連続12時間勤務。労基法を守らない以前に、従業員を何とも思っていない。ブラック企業。
あさ8時に出勤し、夜20時まで食事がとれない。20時半にようやく「昼ごはん」を食べることができる、という従業員もいるという。
正直言って、これは労働環境が厳しい販売業・サービス業の中でも異常なレベルのブラック企業っぷりです。
もし、今のエステサロンがここまでブラックでなくとも、競争が激化したり誰かが離職することで、このような労働環境を強いられるかもしれません。
辞めたいという気持ちが少しでもあるなら、早めに辞めるべきです。
エステ業界は将来、絶対自分のサロンを開いてやる! という覚悟がある人だけが生き残り、独立していく世界なのです。
エステティシャンを辞めて他業種に転職する時は営業力のアピールをしよう
エステサロン・エステティシャンを辞めて他業種に転職する時、美容業界にこだわる必要はありません。
もちろん、化粧品の販売など美容関係の仕事の方が、仕事内容が近いので転職しやすいですが、必ずしも転職先を美容業界にする必要はないのです。
というのも
「女の職場の人間関係がもう嫌」
「美容を仕事にするのが嫌」
という動機がエステサロンを辞めたい理由に含まれている人もいるからです。
実際、エステサロンから一般事務職に転職する人も多く、やはりデスクワーク+定時上がりという待遇は立ちっぱなし+営業ノルマを経験してきたエステティシャンからは魅力的なようです。
また、他業界の営業職などの総合職などに転職する方も多く、残業代がつく優良企業の営業などに転職すれば年収は格段に上がります。
残業代が出る企業に勤めれば、いかにエステサロンがブラックな業界で搾取体質だったか理解出来ると思います。
柔道整復師や美容師など、師弟制度があり雇われ時代はあくまで修行と捉えられ、低賃金で働かざるを得ない業界というのは一定数存在します。
エステ業界もその一つで、これらは独立を考えていない人にとってはキツイ労働環境になります。
ですから、辞めたいと思ったら早めに他業界に転職し、キャリアチェンジを行いましょう。
幸いなことに、エステサロンで磨いた営業力、接客力等は他業種の仕事でも十分に活用出来ます。
面接や書類などで、自己PRをする場面が必ずありますが、エステサロンで得た営業力や接客力、売上を上げる・顧客満足度を上げるために行った自分なりの工夫などをアピールしましょう。
しかし、転職活動をしたことが無い人にとって、転職はどうやったらいいのか分からないでしょう。
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