四国(高知・徳島・香川・愛媛)は失業率が高いことで有名です。
例えば、徳島県の失業率は全国7位。ほかもまちまち…。
残念なことに、求人倍率に至ってはかなりの低水準で、他の地方と同じく公務員・インフラ系以外では良い職場がないのが現状です。
家賃は低いですが、基本給も低く、車必須なので総合的な手取り収入は低く、四国で就職するよりもバスで2時間ほどの距離にある大阪で就職した方がコスパが良いと言わざるを得ません。
大阪は、東京ほど家賃・物価が高いわけでもなく、求人が多い都市部です。
四国のみならず四国から仕事を探すために多くの人が行き着く場所で、そのまま大阪に定住する人も少なくありません。
高卒OK・未経験OKの求人が豊富にあり、年収も高く、何より都市部なので車がいりません。自転車と電車、バスでほぼ移動は事足ります。
四国で就職が決まらない…という人は、大阪に出て行って仕事を探す事をオススメします。
しかし、このご時世、正社員の就職のハードルは低くありません。
また転居に伴うコストは高く、当面の生活費も合わせて貯金が必要になってきます。
そこで、今回は四国から大阪に引っ越して仕事探し・就職活動をする時のコツを紹介します。
大阪に安く転居するなら家具付きのシェアハウスを視野に入れておこう
10代・20代の若い人にオススメなのが、最初は家具付きのシェアハウスに入居して仕事探しをする事です。
シェアハウスは4人~8人ほどで一軒家に住むスタイルの賃貸で、普通にアパートを借りるよりも初期費用・家賃が安いのが特徴です。
シェアハウスは家具付きが普通なので、最初に揃えなければいけない家具家電の費用を抑えることが出来ます。普通なら、冷蔵庫や電子レンジ、その他布団や調理器具などを揃えるため12万前後のお金がかかります。
シェアハウスなら、旅行に行くようなスーツケース一式で入居出来て、何不自由なく生活出来るので気軽に転居が出来ます。
Wifiも完備してあるシェアハウスが多く、スマホがあれば仕事探しもスムーズに行う事ができます。
シェアハウスと言うと、プライベートが無いのでは? と思われる方もいますが、しっかり個別部屋があるので不便はしません。
女性のかたは、女性専用のシェアハウスもあるので安心です。
家賃も相場より1万~2万安く、転居するにあたって貯金が心もとないなら、仕事が決まるまではシェアハウスを利用しましょう。
シェアハウスを選ぶ際のポイントは、なるべく立地が良く家賃が安いところを選ぶこと。
交通の便が悪いと、就職活動がやり辛いですから、中心部にすぐ行ける場所を狙いましょう。
最初は派遣社員・契約社員…という考えはNGです
正社員の求人は競争率も高く、しっかり対策していかないとなかなか内定は取れません。
いくら求人が多く、未経験OKの会社が多いといっても、同じように仕事を探している人の数がいるため、ライバルに差をつけないと苦戦することになるでしょう。
そこで「派遣社員や契約社員ならすぐ働けるし、正社員登用も狙える!」と考える人が多いです。
しかし、それは引っかかってはいけない危険なワナです。
確かに派遣社員・契約社員なら内定もすぐ出ますし、早くに収入が安定します。正社員登用も狙える…とメリットだらけに見えますが、実際は正社員登用は狭き門。5年働いたのに正社員になれなかった…という人も多く、さらにフルタイムで働くことになるので仕事の合間に就職活動もできなくなります。
また、定時で上がれて責任も少ない派遣社員に居心地の良さを感じてしまうと、ズルズルと派遣のまま働いてしまうのが人間というもの。
年齢が上がると、正社員として就職するハードルはどんどん上がって、最後は「30代派遣社員、雇用不安定で年収300万以下」という悲惨なことになってしまいます。
派遣社員として働くぐらいなら、短期バイトをしながら正社員の求人に絞って就職活動をするべきです。
派遣社員・契約社員はあくまで短期的なスポットの働き方。せっかく都市部に引っ越してきたのですから、雇用が安定していてボーナスも貰えて、おまけに職歴として武器になる正社員をしっかり狙って行きましょう。
30代・40代のミドルの方も同様です。
トラックドライバーや警備員などの仕事につく時も、正社員をしっかり狙うべきです。
これらの仕事は間口が広く、ミドルの年齢でも十分に就職出来ますが、やはり正社員を募集している会社は『しっかりしている人』を求めています。
ですので正社員を狙うなら、軽い気持ちで就活をするのではなく、本腰を入れてしっかりやる必要があります。
今後、四国のみならず地方の求人はますます減っていく可能性も
現在、日本は少子高齢化によってますます人口が減っていきます。
そして人口の多くは東京を中心とした都市部に集中し、ますます都心一極化が進むでしょう。
これまでは『どう地方を活かすか』という議論が活発でしたが、今はもはや『どう地方を切り捨てるか』というレベルに達しています。
人口が少なく、移民の間口も狭い日本では、都市部にインフラや事業を集中した方が経済効率が良いのです。
そのため、ますます地方と都市部の格差は広がるでしょう。
地元に思い入れのある人も多いと思います。
しかし、時代の流れには逆らえません。今後、地方では正社員の求人は無くなり、公務員かインフラ系の社員。自営業。そして地元で雇用を生み出そうという起業家がメインになるでしょう。
誤解しないでください。私たちが仕事を求めて都市部に転居するのは、あくまで仕事を探すため。
地元を捨てて出て行く…という事ではないので、後ろめたさを感じる必要は全くありません。
むしろ、時代の流れに乗らずに地元で目的もなくモタモタするより、ずっと良いことなのですから、まずは都市部でしっかり働いて、それから地元のために自分に何が出来るか考えましょう。
もちろん「地元嫌い!親兄弟もウザい!早く都会に行きたい!」という人は、正社員として就職すれば、そのまま都市部に定住出来ます。
いずれにせよ、足掛かりとなるのは正社員の内定。
就職活動をバッチリやるためにも、事前準備を入念にやっておきましょう。
しかし、本格的な就職活動をあまりやったことがない・ブランクがあって自信が無い…という方も多いですよね。
ましてや慣れない土地。どこの求人が良いのかさっぱり分からないと思います。
そこでオススメなのが、転職エージェントを活用して就職のノウハウを教えてもらったり、競争率の低い穴場の求人を紹介してもらうことです。
求人や総合的な就活のサポートには転職エージェントに頼もう
転職エージェントは、キャリア相談、履歴書などの作り方、面接の練習から求人の紹介まで転職の全てをサポートしてもらえるサービスです。
利用料は最初から最後まで無料です。
転職エージェントは人材を募集している企業からお金を貰っているので、求職者である私達は一円も払わずサポートを受けることが出来るのです。
転職エージェントは土日でも利用することができ、求人者はキャリア相談、求人の紹介を受けることが出来ます。
登録すると、担当エージェントがあなたの希望条件をヒアリングして、あなたにあった業界、業種、応募可能な求人などを紹介してくれます。それに合わせて、オススメの求人をいくつかピックアップして紹介してもらえるので、一緒にキャリアの方向性を決められます。
自己分析もキャリアプランも、一人で考えると限界がありますが、就職活動のプロであるエージェントに相談すれば自分だけでは見つけられなかったキャリアの可能性が出てくる可能性があります。また、給与交渉などもエージェントを仲介して行えるので、スタート時の年収がアップする確率がグッと上がります。
時間のかかる履歴書、職務履歴書の作成も、プロであるエージェントにアドバイスしてもらえばスムーズに作成出来ますから、就職活動で最も手間のかかる部分を大幅に省略出来ますよ。
転居前に登録して、転居後すぐに面談・求人相談に行けるようにしておけばスムーズに就職活動が行えます。
運良く即内定が貰えれば、転居して1ヶ月ほどで働き始める事が出来ますから、登録は早めに行っておくことをオススメします。転居後はバタバタして大変ですからね。
オススメの転職エージェントはDODAです。
DODAは全国に拠点を持つ転職エージェントの大手で、非公開求人を最も多く取り扱っており、年収や待遇が良い企業の求人が集まっているのが特徴です。そのため、待遇の良い求人を探すにはうってつけのエージェントです。
大企業の関連会社など、業績が安定しており待遇の良い求人が多く、またエージェントのサポートも書類作成から面接での受け答えまでしっかりやってくれます。
また、求人は事前にエージェントが審査をしているので、離職率の高い企業や労働環境に問題のある企業、いわゆるブラック企業の求人に引っかかるリスクもありません。
就職活動は不安になる事が多いですし、右も左も分からない状態では、どう動いていいか分からないもの。
エージェントに登録しておけば、担当エージェントに色々と相談や質問が出来るので、心理的にもグッと楽になります。
また、非公開求人には優良求人がたくさんありますから、DODAを利用することで思わぬ求人と出会えることがありますよ。
DODAの登録方法について
DODAに登録する場合、公式ホームページから『登録する』を押した後、基本情報を入力します。
(名前や生年月日、住所、連絡先など)
その後、直近の職務経歴を書くのですが、前職の経歴を登録します。
経歴は正社員のみならず、アルバイトや派遣社員、契約社員でも構いません。
上記は入力の一例です。
上記画像で書いた株式会社ハイデイ日高というのは、ラーメンチェーン店の日高屋の事です。
外食・小売産業などに多いのですが、お店の名前と会社の名前が必ずしも一致する訳ではないので、しっかり会社名を調べてから正式名(○○株式会社)で登録しましょう。
例えば、ユニクロであれば会社名はファーストリテイリングですよね。心配ないと思いますが、念のため再度、確認しましょう。
業種・職種・年収の欄は、大体で構いません。
最後の欄にある『自由記入欄』には、連絡出来る曜日・時間帯などを書いておきましょう。
登録終了後、担当エージェントから電話orメールにて連絡が入り、面談の日程を合わせてサポートを受けることが出来ます。
転職エージェントに登録して、ぜひ一度、面談を受けて応募可能な求人を紹介してもらいましょう。
自分が入社可能な求人を見れば、人生の選択肢がぐっと広がりますよ。