理不尽な上司のダブルスタンダードな価値観に付き合う必要はない。上司が理由で転職することのオススメ

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 理不尽な上司というのは、会社員人生を送る中で必ず一度や二度、遭遇するものです。
 自分のミスを棚上げして、あるいは責任を押し付けて叱責を繰り返してきたり、部下に対する指示がコロコロ変わったり…振り回される側はイライラしてしまいますし、仕事もやりにくいですよね。

 最近『ダブルスタンダード』という言葉をビジネスでも耳にするようになりました。
 価値観を二重に持っており、部下はどっちに従えばいいのか分からないという最も良くない価値観です。

「お客様を大事にしろ!」と毎日のように言っているのに、いざお客様とトラブルが起きたら「クレームなんか相手にするな!」なんていうのが良い例です。

 こうしたダブルスタンダードの上価値観を持つ上司を持ってしまった場合、立ち回りの上手い人は上手にいなすことが出来ます。しかし、真面目な人や、真っ直ぐな人ほど混乱してしまい、自分を責めてしまいがち。

 そして、上司の場合は業務上、承諾や相談をしなければいけない相手なので、なかなか距離を取ることは出来ません。
 理不尽な上司のダブルスタンダードな指示で、退職に追い込まれる方も多いです。

 理不尽な上司に対する上手な対処法を解説している書籍や記事は多いですが、私は理不尽な上司を理由に転職しても良い派です。

 今回は、その理由について詳しく解説します。


ダブルスタンダード上司は大嘘つき。付き合っても得なし

 ダブルスタンダードな上司というのは、二枚舌で有名だったイギリスの政治と同じで、都合によってころころ言っていることが変わります。
 そのため、どんなに真面目に対応しても「そんなことは指示していない!」とちゃぶ台返しをされたら、どうしようもありません。

 人間が最もやる気を失う瞬間って知っていますか?
 ある心理学の実験によると、囚人に穴を掘らせて、またその穴を埋める作業を繰り返させたところ、ストレス値が異常に高くなった…という結果が出ています。

 つまり、人間にとって『努力して作り上げた成果』を無駄にされることが、一番のストレスになるのです。
 理不尽な上司、ダブルスタンダードな指示は、その状況をしばしば生み出します。そして、そのストレスは全て私達、部下が受けることになるのです。

 こうした理不尽な上司に付き合う必要はありません。上司がダメだと、なかなか自分が成長出来る機会も、昇進の機会も得ることは出来ないからです。

 理不尽な上司は利己的で、自分の保身しか頭にありません。だからこそ、自分のポリシーがなく環境や上の顔色を伺って意見がコロコロ変わるのです。

 ですから、そんな上司のもとにいても、実力が身につかないどころか、ストレスで仕事そのものが嫌になってしまいます。最悪の場合、うつ病などの精神的なダメージを受ける可能性も0ではありません。

 同僚が結束するには、理不尽な上司はちょうどいい悪役なのですが、もし職場の同僚が結束しておらず、仕事内容・待遇もあまり満足出来ないようであれば、それは『転職した方が良い』案件になりますので、転職を視野に入れましょう。

上司との人間関係で転職する人は多い

 転職理由の第一位は『人間関係』です。それも上司ともめた人が圧倒的に多いです。
 同僚に嫌な奴がいるのもしゃくですが、上司は権力がある分、余計にたちが悪いと言えます。仕事の許可権や承認権は上司が持っていますから、嫌われれば仕事の邪魔をされかねません。

 また、尊敬出来る上司がいれば、多少、残業が多かったり仕事がきつくても耐えられる…という統計データがありますが、その逆はもちろん高い離職率を計測しています。
 仕事において人間関係が占めるウェイトは非常に大きく、またストレスの負担も人間関係に大きく左右されるのです。

 だからこそ、理不尽な上司に耐え続ける事は、オススメ出来ないのです。
 厳しい上司、仕事に熱意のある上司なら、ついていってもよいでしょう。しかし、ダブルスタンダードな指示、コロコロ変わる価値観、自分を慕う部下のみをエコひいきをする上司とは、さっさとオサラバした方が気持ちがすっきりしますし、自分のためにもなります。

 今後、理不尽な上司が異動したり仕事を辞める可能性が無いという見通しが立つなら、限界が来る前に転職活動の準備だけでも始めておきましょう。

ゴマすり上手なセクハラ・パワハラ上司からは今すぐ逃げろ

 一番厄介なのが、セクハラやパワハラをしてくる上司で、さらにゴマすりが得意なタイプです。
 このタイプの上司は、役員などと仲がよく、何かあっても上が助けてくれるという虎の皮を借りる狐のような価値観を持っています。

 そのため、権力を振り回してやりたい放題しますし、仕事のスキルがそれほど高くないにもかかわらず、あれこれ首を突っ込んできます。

 中には

「オレはこれまで8人の部下をうつ病にさせてやったんだ」

 とパワハラ自慢する上司もいます。ここまで来ると病的ですが、人間というのは権力を持つと人格が変わってしまうものです。

 部下としては最も避けたいタイプです。しかし、大企業などに限ってこういう上司が幅を利かせているから困ったもの。
 もし運悪く当たってしまったら、例え勤務年数が短くても、早めに転職をして逃げることをオススメします。キャリアに傷はついても立ち直れますが、心の傷はなかなか癒えません。

 人間関係で転職をすることは、一般的なことですから、上司に耐えて苦しむか転職活動で頑張るか、どちらかを選べといったら私は後者を選びます。そのほうが、前向きな努力ですから…。

転職エージェントを利用して転職準備をしよう

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 いざ辞める、となった時に、転職の知識やノウハウなどを知っておかないと、やはり不安ですよね。

 そこでオススメなのが、在職中or退職後の転職の準備として、転職エージェントを利用することです。

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