誰しも仕事が辛い時というのはありますよね。
関わっている仕事が炎上して休日出勤続き。板挟みにあってストレスフル。仕事は楽しいが職場の人間関係がこじれている…社会人になると、こんなにもストレス要因がポンポン出てくるのかと驚く人も多いでしょう。
仕事というのは、人生の大半を費やす大事な事柄です。
仕事が辛い…という事になってしまうと、人生そのものがつまらない、辛いものになってしまう危険性があります。
それならば転職をして、もっと楽しい仕事を探せばいいじゃないか…と気軽に行動することは出来ませんね。ただでさえ近年は非正規雇用やワーキングプアが増えており、消費税も増税され、格差社会はますます広がっていますから、一度手に入れた正社員の椅子を危険に晒してまで仕事を変えるとなると、相当な勇気と意志が必要です。
でも、今の仕事は辛い。どうすればいいんだろう? と思ってまた悩みのスパイラルに入ってしまう…結局のところ、この「辞めたいけれど辞めていいのだろうか?」という不安が、最大の問題点となっています。
そこで、今回は仕事が辛いと悩んでいる方向けに、耐えるか転職するかを決める判断基準について書きたいと思います。
まずは仕事が辛い原因を見極めよう
最初にやるべきことは「仕事が辛い」と思ってしまう原因をはっきりさせることです。
仕事が辛いと一口に言っても、ただ単に
「週5日も働きたくない、週休3日欲しい」
「平日休みじゃないから、どこに行くにも混んでいて嫌だ」
「カナダにワーホリに行きたいのに長期休暇が取れない、辛い」
といった不満が原因である事も多いです。
軽度の不満であれば、上手く理由をつけて有給を取得する。仕事をちょっと手抜きをして楽をする。などの対処療法でガス抜きをして乗り切ることが出来ます。
こういったガス抜きの仕方を知らずに「週3日しか働きたくないからバイトに戻ります!」なんて早まった判断をしてしまったら、将来「辞めなきゃよかった」と後悔をする事になります。
仕事を辞めるor変えるメリットとデメリットを冷静に判断して、もし残ったほうがメリットが大きく、かつ簡単な対処で乗り切れそうな場合は、もちろん仕事を続けたほうが良いでしょう。正社員であれば、なおさら職歴が大切になってきますから、同じ職場で仕事を続けるだけで将来、転職する時の武器が強くなります。
皆が皆、このように簡単に解決できる悩みであれば問題ないのですが、判断が難しくなってくるのは、より深刻な原因…環境が辛さの原因になっているケースです。
過去と他人と職場環境は変えられません
「過去と他人は変えられない、変えられるのは自分と未来だけ」という一節は有名ですね。
社会人になると、これに加えて「職場環境も変えられない」というものが加わります。
例えば、長時間労働が常習化している職場で、残業減を叫んでも組織の「見えない壁」に阻まれて実行出来ないどころか、組織の和を乱す人のレッテルを貼られて干されてしまいます。
日本の企業では、多くの人が処世術として「事なかれ主義」を選んでいるので、職場の労働環境の改革や変更に積極的ではありません。労働局で働く公務員ですらサービス残業当たり前という日本ですから、なおさら職場環境を一人の力で変える事は出来ないのです。
また、職場の人間関係がギスギスしている、上司に嫌われている…といったトラブルも変えることは出来ません。人員配置は組織の利益を第一に考えて行われているので「上司と合わないから異動させてください」と言っても、なかなか通らないものです。
上司に匿名で嫌がらせをして退職に追い込んだり、不正を見つけて失脚させたり…といったトリッキーな対策をすれば解決の糸口は見えるかもしれませんが、リスクが大きいですし、何よりそんなドラマや小説のような出来事はそうそう起こせません。
結局のところ、こういった環境が「仕事辛い」の原因である場合、潔く見切りをつけて転職を選択した方が合理的なのです。
仕事を続けるか辞めるかの基準まとめ
ここまでの話をまとめると、仕事が辛いと思う原因が
「自分で解決できる不満」であれば対策を取って仕事を続けたほうが良い。
「自分で解決出来ない環境要因」であれば無理に変えようとせず大人しく転職をしたほうが良い…という事になります。
しかし、環境がいやになったからといって仕事を辞めて転職をするのはいかがなものか、と真面目な人は思うでしょう。
はっきり言って環境に不満を持って転職をしている人は大勢います。高学歴のエリートでも、人望が厚いスーパーマンでも、多くの人が転職を経験しており、その結果に満足しています。
どんなに素晴らしい人がいたとしても、その周囲にいる人も良い人とは限りません。嫉妬から嫌がらせをしてくる陰険な上司や先輩がいるかもしれませんし、横領を繰り返す悪質社員が部下につくかもしれません。
優秀な人ほど、合理的な判断を素早く下すので、結果として転職をする…という事は珍しくないのです。
一つのところに命をかけて一所懸命、頑張ることは素晴らしいことです。
しかし、過去と他人と職場環境は変えられないのですから、つまらない仕事、くだらない人間関係の解決に時間を費やすよりも、もっと自分が輝ける環境にうつるほうが正しい選択であるケースもあるということを覚えておきましょう。
過去の偉人は「時間は唯一、人類に平等に分け与えられた資産である」という言葉を残しています。
時間はお金に優る貴重な資産ですから、わざわざレベルの低い人や環境に支払っていてはもったいないですよね。
「この仕事or職場に未来はないな」と感じたら、さっさと別の会社、業界にキャリアチェンジするのが一番ですよ。
転職では「出来ない言い訳」を捨て去ろう
30代、40代の人が「家族もいるし簡単には仕事を辞められないよ!」というのは良くある話ですよね。
確かに30代、40代になると転職では専門性やマネジメント経験を問われます。ライバルも強力で、転職での椅子取りゲームは厳しくなっていきます。
しかし、だからといって転職が出来ない訳ではありませんし、30代、40代でもキャリアアップの転職をして活き活き働いている人は大勢います。
実は、家族を理由に転職を思いとどまっている人の中には、自分に言い訳をしているケースも多いです。
人間、年をとると体力も落ちますし、弱気になって保守的になるもの。現状維持という楽な選択を取りたい気持ちは分かります。
しかし、チャレンジ精神を失って、キバを抜かれた虎のようになってしまえば、悪い人にいいように使われて、最後には捨てられるのが落ちです。
何歳になっても、自分の人生は自分で切り開いていかなければなりません。不満を抱えながらも家族のことを思って耐える…これは素晴らしい事です。しかし、冷静に判断して「このまま続けても定年前に捨てられて路頭に迷う」と感じたら、早めにリスクを背負ってチャレンジをするべきです。
20代の、新卒で会社に入ったばかりの人も同様です。
明らかなブラック企業だったり、やりたい仕事と違うのに「3年頑張ってから転職しよう…」と毎日、憂鬱に仕事を続けても得られるものはありません。時間を無駄にしないためにも、第二新卒という枠を最大限に利用して、早めに自分の就きたい仕事、満足出来る仕事に就きましょう。
転職エージェントを利用して転職準備をしよう
いざ辞める、となった時に、転職の知識やノウハウなどを知っておかないと、やはり不安ですよね。
そこでオススメなのが、在職中or退職後の転職の準備として、転職エージェントを利用することです。
転職エージェントは、利用料は最初から最後まで無料です。在職中でも土日でも利用することができ、求人者はキャリア相談、求人の紹介を受けることが出来ます。
登録すると、担当エージェントがあなたの希望条件をヒアリングして、あなたにあった業界、業種、年収アップ可能な求人などを紹介してくれます。それに合わせて、オススメの求人をいくつかピックアップして紹介してもらえるので、一緒にキャリアの方向性を決められます。
自己分析もキャリアプランも、一人で考えると限界がありますが、転職のプロであるエージェントに相談すれば自分だけでは見つけられなかったキャリアの可能性が出てくる可能性があります。また、給与交渉などもエージェントを仲介して行えるので、年収アップの確立がグッと上がります。
時間のかかる履歴書、職務履歴書の作成も、プロであるエージェントにアドバイスしてもらえばスムーズに作成出来ますから、転職で最も手間のかかる部分を大幅に省略出来ますよ。
初めて転職をする人で、何もわからない人でも1から丁寧に教えてくれるので、ぜひ利用しましょう。
オススメのオススメの転職エージェントは転職エージェントのアデコです。(2017年5月よりSpring転職エージェント by アデコに改名)
アデコはスイス資本の外資系転職エージェントです。日本法人であるアデコジャパンは、1985年から転職エージェントを展開しており、他社の転職エージェントには無い独自の求人を多く持っているのが特徴です。
転職エージェントの規模としてはかなり大きく、非公開求人を多く取り扱っており、年収や待遇が良い企業の求人が集まっているのが特徴です。
年収アップや自身の人材価値を高めるキャリアの構築、外資系企業への転職など『キャリアアップの転職』にはもちろん。
「転職活動を始めたけど、初めてで何をすればいいのか分からない」
「フリーター、既卒or第二新卒で職歴に自信がない」
「ブラック企業から脱出したい。定時で上がれる楽な仕事を紹介してほしい」
といった様々なニーズにも、専門のエージェントがしっかり応えてくれます。
アデコが抱えている求人は、アサヒビールやバンダイナムコゲームス、NTTドコモなど業界問わず大企業の求人から、大企業の関連会社、優良中小企業など、業績が安定しており待遇の良い求人(残業なし・ボーナス4ヶ月以上支給・有給の取りやすい職場など)が多くそろっています。
またエージェントのサポートも書類作成から面接での受け答えまでしっかりやってくれます。
非公開求人には優良求人がたくさんありますから、アデコを利用することで思わぬ求人と出会えることがありますよ。
アデコの登録は下記の公式サイトから申し込みが出来ます。※2017年5月8日、アデコの転職エージェントは「Spring転職エージェント」へとブランド名を変えるようです。
転職エージェント『Spring転職エージェント』(アデコ)公式サイトを見てみる
転職エージェントは仕事選びの強い味方ですから、ぜひ上手に活用して転職・就職を成功させましょう。