子供のころから女は大学なんて行かないで、学より愛嬌をと育てられ、高校を卒業後、手近な小売業で販売員として7年ほど勤めていました。
元々人と接することが好きなので、販売員としてはトップにはなれなかったですが、目標の売り上げもとることができたし、私目当てのお客様もでき、それなりに満足した日々を過ごしていました。
ですが、私にはやりたいことがありました。
勉強は得意ではなかった私ですが、好きなことには一生懸命になれます。そしてそんな私は電化製品が好きで、パソコンが好きでした。
趣味でインターネットを使いながら、自分でホームページを作ったり、動画を作ってインターネットにアップロードして、見てくれる人と交流して、そんなに好きなら仕事にすれば良いじゃないといわれながらも、どこかで踏み切れない自分がいました。
そんな折、転勤してしまって最近会っていないなと思っていた同期が亡くなりました。
同僚の自殺がきっかけで転職を決意
同期の支店の知り合いに理由を聞いても、どうにも口が重く、自分で調べていくと、どうやら会社のパワハラに悩んでいたのだと聞きました。しかも、何度も待遇改善を進言したのに取り合ってもらえなかったり、その進言により、居場所がなくなるほど風当たりが強くなったと聞きました。
私も同じように上席に進言したときも同じでしたが、私はそれでも会社を変えてやるのだと意気込んでいたことが馬鹿らしく思え、退職しました。
せっかく転職するのだし、どうせならやりたかったパソコン関係の仕事がしたい。IT系に行こうと、転職活動を開始しました。
ですが、簡単にはいきません。
趣味でしかパソコンを使っていない私が、IT系という専門職にいきなり飛び込み、雇ってくれるところなどありません。
半年ほど、履歴書を送ってははねられ、面接にいっては、未経験はちょっとね、といわれる日々が続きます。それに体力勝負の業界です。女性はいないけど大丈夫?と聞かれることも多かったです。
それでも私はこのIT業界に進みたかったのです。
職業訓練校と転職エージェントを駆使してIT企業へ
そのため、まずは公共職業訓練校に入所し、プログラミングスキルとITの知識を勉強しました。その後、転職エージェントに登録し、転職エージェントのサポートを受けながら転職活動を根気よく続け、無事内定を取り付けました。
そこの企業は、女性は少ないものの、やる気があるのは実習中に伝わっている。最初は誰でも未経験だから、女性でもやる気があれば関係ないといってくれました。
その言葉をしっかりと受け止め、この企業でこれからがんばっていこうと思っています。
そして、この転職活動をして感じたのは、やりたいことはずっと消えない。だったら早くにやらないと門戸が狭くなる。そう感じました。
コミュニケーションスキルが高く、プログラミングもうまい友人が、採用にいたらなかったのは、年齢が会社の考えている数値より少し超えているからといっていました。私も誕生日がくると30の大台に乗ります。動き出すなら早いほうがいい。
これは転職には大きなアドバンテージになるのです。やりたいことがある人は、まず動いてみると良いですね。
また、IT企業はスキルが命です。逆に言えばスキルさえあれば職には困りません。これからは、女性も手に職を得ないといけない、という視点を持って転職をすると良いと思います。
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