転職において、自分の強みをアピールすることは重要です。
しかし、同業界への転職ではなく、他業界への転職の場合、自分の培ってきたキャリアをどう活かすのか、という点について面接官は聞いてきます。
例えば、同じ営業であっても法人販売と顧客への直接販売では、やり方は大きく異なりますし、業界が違えば知識は一から学び直しですから、自分の強みを活かせないかもしれない…と思ってしまうかもしれません。
しかし、他業界への転職でも自己PRを上手に書き出す方法があります。
それは、応募している求人と自分のこれまでのキャリアの共通点を探す方法です。
今回は他業界への転職の面接において、自分の強みを上手にアピールする方法を紹介します。
例:顧客と信頼関係を作り物を売るという共通点
例えば、営業職で他業界への転職というケースであれば『誰に』『何を』『どのように』売るのかを分析してみましょう。
法人への機械部品の営業から、生命保険の営業に移るというケースであれば『誰に』という点は法人と個人で異なりますが『どのように』という部分には共通点がたくさんあります。
法人であっても個人であっても「お客様の信頼を一番に考え、分かりやすい商品説明と事細かなフォローをしてきた」という強みがあれば他業界への転職でも立派なアピール材料になります。
『どのように』の部分は一番共通点が見つけやすく、オリジナリティも出しやすい点です。
具体的な行動、仕事で工夫してきたことを交えてアピールすれば、面接官に「他業界でもやっていけそうな人材だ」と思わせることが出来ます。
未経験の業界で一番大切なのは業界を学ぶ熱意・学習意欲
他業界に転職する時、一番必要になってくるのは業界知識と商品知識をいかに学ぶか、ということです。
例えば、どんなに車の部品に詳しい営業マン、あるいは商品管理担当者でも、業界が異なれば1から覚え直しです。
他業界への転職では、面接官はそのギャップを埋められる熱意・勤勉さを持った人材を採用したがっています。
年下の上司にあれこれ指示されても柔軟に受け止められる柔軟性、寛容さも大切です。
面接時に自分の強みを聞かれたら、ぜひ『業界への熱意、勤勉さ』をアピールしましょう。
共通の強みプラス熱意、勤勉さが感じられれば、面接官は内定を出すでしょう。他業界に転職する時に大切な事は、謙虚さを忘れないということです。「俺はこんなに凄いんだぞ」とアピールしても、内定は出ませんから注意が必要です。
自分の強みを書き出す時は企業のニーズを考えておこう
自己PRというと、どうしても自分のこれまでのキャリアをとにかくアピールしよう、という風になりがちです。
しかし、大切なことは「自分がいかに相手の企業にとって魅力的な人材か」をアピールすることです。応募しようと考えている会社が求めている人材をイメージして、自分のキャリアとリンクさせて書くことが大切です。
一人よがりな自己PR、自分の強みは、いくら立派な実績があっても面接官の心には響きません。
相手の立場にたって考えて、自分の強みがいかに相手の企業に役立つか、という観点を忘れないようにしましょう。
特に他業界に転職する場合は、事細かに書類をチェックされます。
自己PRの書き方次第で、書類選考の通過率がグッと変わってくるので注意しましょう。
他業界へのアプローチには転職エージェントを活用しよう
とはいえ、いきなり未経験の業界に飛び込むには、入念な準備、下調べが大切です。
オススメなのは転職エージェントを利用して、エージェントから業界の知識や求人を紹介してもらう方法です。
エージェントは転職のプロですから、他業界への転職ノウハウを持っていますし、求人を出している企業がどんな人材を求めているのか、という点をしっかり把握しています。
あなたの希望条件にマッチしていて、なおかつ内定が出そうな企業の求人を紹介してくれるので、求人探しでもたつく手間を省くことが出来ます。
もちろん、志望動機や自己PRの書き方もアドバイスしてくれるので、客観的に見て一貫性の通った志望動機、自己PRかどうかチェックしてもらいましょう。
オススメの転職エージェントは【リクルートエージェント】です
リクルートエージェントは全国に拠点を持つ転職エージェントの大手で、非公開求人を最も多く取り扱っており、年収や待遇が良い企業の求人が集まっているのが特徴です。そのため、年収アップ、待遇アップにはうってつけの転職エージェントです。
大企業の関連会社など、業績が安定しており待遇の良い求人が多く、またエージェントのサポートも書類作成から面接での受け答えまでしっかりやってくれます。
非公開求人には優良求人がたくさんありますから、リクルートエージェントを利用することで思わぬ求人と出会えることがありますよ。
他業界の転職は、どうしても自分の強みを考える時に行き詰まってしまいます。しかし、その点をしっかり面接官に伝えることが出来れば、他のライバルに差をつけることが出来るので転職成功の確率もグッと上がります。
ぜひプロの転職エージェントにアドバイスを貰い、ベストな自己PRを考えましょう。
転職エージェントは在職中でも離職後でも相談に乗ってくれるので、まずは気軽に相談してみましょう。