転職を成功させるためには、キャリアプランだけでなく志望動機、自己PR、面接での受け答えのノウハウ、ビジネスマナーなど様々なスキルが必要になります。
準備なしに面接に挑んでも、面接官の心に響く受け答えは出来ません。転職は準備が9割と言われるほど、合否が事前の準備に左右されます。
転職準備に役立つものといえば、転職のマニュアル本です。
転職のマニュアル本には転職の方向性の決め方から、自己PR、志望動機のサンプル、面接官がチェックするポイントなど有益な情報が書かれています。元面接官だった人事のプロが書いているものや、転職エージェントの凄腕エージェントが書いている本もあります。
今回は数多く存在する転職マニュアル本の中でも、役に立つオススメのベスト3を紹介します。
第三位 採用される履歴書・職務経歴書はこう書く
履歴書・職務経歴書の書き方ノウハウをまとめた転職本です。
場面別に役立つフレーズや、面接官の心に響く書き方、まとめ方を大ボリュームで掲載しており、書類選考が通らない人にぜひオススメの転職本です。
この本を読んで書かれた履歴書には、ハローワークの「履歴書の書き方」のような浅いマニュアルを読んで書いた履歴書では、到底かなわないでしょう。書類選考では社会常識から実績、意欲、趣味までじっくり見られます。
この本は細かい点までしっかりカバーしてノウハウを披露しているので、これさえあれば書類選考は問題なく突破出来るでしょう。
第二位 転職面接必勝法
元リクルートエージェントの凄腕が執筆した転職における面接のノウハウ本です。
面接における一貫性の重要さや、転職と新卒時の違いなどをあげて面接で内定をとるメゾットを書いています。
転職を車の買い替えに例えたり、企業をプロファイリングすることで採用側のニーズの重要性もポイントとして上げており、初心者でも分かりやすい内容で面接ノウハウがまとまっています。
初心者がやりがちな「自己紹介が長すぎる」「面接官に喋らせない」といったミスなど、実は気付いていなかったNG行動も要チェックです。
この本では、後半部分で面接の流れにそって注意すべきこと、アピールすべきことを書いてあるので、一度通読しておくと転職がグッと楽になりますよ。
第一位 転職の赤本
キャリアプランの立て方、自分に向いている仕事の選び方など、本当に1から転職に関して教えてくれる転職の赤本がオススメ第一位です。
転職の赤本の凄い所は、業界における所得や労働時間を細かく書いて、転職者が本当に求めているのはどのゾーンか、という事をしっかり教えてくれることです。例えば、給料を重視するが労働時間は重視しない人には、入りやすい・労働時間が長い・年収が高いコンビニ業界を勧めたり、業界別に向いている人を分類しています。
年上の人と働くのが苦手な人には若手が多いベンチャーを勧めたり「どこに転職をしたらいいのか?」という疑問にすら答えてくれるマニュアル本は、転職の赤本が一番です。
もちろん、履歴書・職務経歴書の書き方や面接のノウハウも書かれているので、基本的な部分もカバー可能です。
「転職をしたいけど、まず何をしたらいいのか分からない」というレベルの人でも、転職の赤本を見れば大体のイメージがわきますし、次にやるべき行動も見えてきます。
転職を志す人にぜひオススメです。
転職エージェントも活用しよう!
転職の知識として役立つマニュアル本ですが、どうしてもカバー出来ない部分はあります。
例えば、自己PRや志望動機といった基本的な部分でも、客観的なアドバイスが無ければ「ひとりよがり」な書き方になってしまうことがあります。
転職は、企業の求める人材をしっかり把握して、自分の強みや志望動機とリンクさせなければいけません。無自覚のうちに自分本位な書き方がベストだと誤解すると、連続して不採用になる負のパターンに入ってしまいます。
こういった自己PRや志望動機が自分主体になってしまうケースは、独学では修正が難しいです。
面接の問題であれば模擬面接、書類の問題であれば赤字修正などを誰かにやってもらう必要があります。
そこでオススメなのが、転職エージェントを利用して転職のプロであるエージェントに書類や面接のアドバイスを貰う方法です。
転職エージェントはキャリア相談、求人の紹介のほかに、書類の書き方や面接ノウハウなどをアドバイスしてくれます。応募先の企業が求めている人材や、具体的に面接でどんな質問をされるのか、といった詳細な情報も教えてくれるので、事前の対策が非常にやりやすくなります。
面接に落ち続けると「自分のキャリアには魅力が無いのか?」「転職出来ないのでは?」と不安になることもありますが、実は原因は単純な認識のズレであることがほとんどです。ぜひプロのエージェントに軌道修正をしてもらい、転職の成功率をアップさせましょう。
オススメの転職エージェントや、エージェントの使い方は下記の記事で特集していますので、参考にして下さい。
転職にマニュアル本は必須
よく「マニュアル本の丸写しは禁物」と言われて転職マニュアル本を攻撃する人がいますが、転職の基本を学ぶならマニュアル本は最も適しています。
日本において、転職を何回もしている人は稀でしょう。それ故に、転職の戦略は軽視されがちです。しかし、転職に必要なのは知識と事前の準備です。何も知らずに面接に突撃しても、満足にアピール出来ずお祈りをされるだけです。
ぜひ転職活動を始める前に、マニュアル本で基礎を確認しておきましょう。
エージェントと組み合わせて、面接の練習をやってもらうと、プロのフォローバックも貰えてベストです。
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