社会人にとって、TOEICは最も身近な資格と言えるでしょう。
英語は学生時代に誰しも勉強してきた科目ですし、TOEICの点数があれば転職やキャリアアップに役立ちます。
実際、求人内容にTOEIC700点以上、といった条件が載っていることは珍しいことではありません。
TOEICの点数が700点以上あれば「最低でも英文メールのやり取りくらいは出来る」と判断されますから、外資系企業や貿易系、海外と取引のある企業などキャリアの幅は広がります。
楽天やユニクロなど、一部の会社では社員にTOEICの点数を課しています。
社内でキャリアアップするにしても、グローバル化した社会ではTOEICは必須条件となりつつあります。
しかし、毎日の業務に忙殺される社会人にとって、TOEIC700点は厚い壁です。毎日勉強しようにも、疲れと誘惑に負けてしまい、ついダラダラしてしまう人も多いのではないでしょうか?
今回は社会人が半年でTOEIC700点を取るための勉強法、やる気維持のコツについて紹介します。
TOEIC700点は半年で取得可能です
TOEIC700点と聞くと、非常に難しいイメージがありますが、実はセンター試験レベルの英語力があり、TOEIC特有のコツさえ掴めば700点は取得可能です。
もちろん、地の英語力は必要不可欠ですが、半年間コツコツ勉強をすればTOEIC700点は取得出来ますし、一度、取得してしまえば転職やキャリアアップで大きな武器になります。
「コツコツやるのが出来ないから悩んでいる」
という人がほとんどですよね。
確かに、時間が余っている学生であればともかく、毎日忙しい社会人にとって帰宅後に勉強をするのは非常に難しいです。1日1時間出来るかどうか、といったところでしょう。それも飲み会や游びで一度途切れてしまえば、なし崩しに「毎日勉強をする」というサイクルは簡単に壊れてしまいます。
大切なのは勉強をアウトプットする場を作ること。
英語を学ぶことを楽しむことです。
英語=勉強=辛い、と思うから勉強が続かないのです。英語は語学であり、英語圏の人とコミュニケーションをするために必要なスキルです。
キャリアアップのため、と割り切って勉強をすると、どう頑張っても続かないですが、例えば旅行に行って現地の人と全然喋れなかったら、勉強をしてコミュニケーションを取れるようにする、といったアウトプットの目的、目標があればやる気の維持は容易です。
週1で英会話教室に通うことのオススメ
そこでオススメなのが、週1でもいいので英会話教室に通うことです。
TOEICにスピーキングはありませんから、英会話教室に通っても意味がないと思う人は多いと思いますが、それは違います。確かに英会話教室でスピーキングを鍛えても、TOEICの直接的な点数には繋がりません。
しかし、英語を実際に使ってコミュニケーションをとることで、機械的に暗記していた単語やフレーズが意味を持ち、本当の意味で使えるようになります。これは英語を勉強していく上で非常に重要なファクターです。
例えば、どんなに野球に詳しくても、実際にバットを振ってみなければ球の打ち方は分からないですよね。
それと同じで、英語も実際に自分で単語を使ってみたり、覚えた言い回しを使って文章を作り喋らなければ身にはつきません。
英会話、つまりスピーキングで実際に英語を使うことによって、英語の知識はようやく使えるもの、実践で使える英語力になるのです。スピーキングの能力が伸びると、リスニングやリーディングの能力も引っ張られるように向上します。
語学学習は不思議なもので、机上の勉強だけでは完璧に取得することは出来ません。やはり喋る、聞く、実際に会話をしてみる、といった実践を繰り返さなければ身にはならないのです。
日本では読み書きに集中して英語を教えるので、TOEIC対策も受験英語と同じような勉強をしている人が多いです。
しかし、学生の頃のように時間が割けず、やる気の維持も難しい環境では、週1でもいいので英会話という『実践の場』を作り、英語を楽しみながら学習することが大切なのです。
英会話教室なら成果が目に見えて分かって楽しい
英会話教室に通うメリットは、スピーキング能力の向上による英語力全体の強化だけに留まりません。
アウトプットする場を作ることで、英語学習のやる気の維持にも大きく作用します。
新しい単語やフレーズを覚えたら、英会話で使う。すると、褒められたり、間違っていれば正しい使い方を教えてもらえる。こういった実際に使ってみる→訂正or承認のサイクルを回せるので、退屈な単語学習もグッと楽しくなります。
グループレッスンに入れば、英語学習をする友人も出来ますし、マンツーマンレッスンであれば講師と仲良くなって、より一層、勉強の刺激になります。
英会話教室への投資は、週1ならせいぜいグループレッスンで月1万、マンツーマンレッスンで月2万です。
半年間続けるにしても、最大12万円の投資です。12万円でTOEIC700点の資格が得られるのであれば、非常にコスト・パフォーマンスの高い自己投資と言えます。
もちろん、英会話教室に頼りきりで、単語学習や文法、TOEIC模擬試験の練習などを怠ってはTOEIC700点は得られません。
しかし、上手く活用することによって、今まで以上に英語学習の効率化をすることが出来るので、オススメです。
英会話教室は国内にたくさんありますが、私の一番オススメの英会話教室は駅前留学でお馴染みの『NOVA』です。
「NOVAって倒産したんじゃないの?」
「日本の英会話スクールは高そう」
「効果なさそう」
等々、苦い言葉が飛んできそうですが、私は国内の英会話教室ならぜひNOVAを勧めます。
私も日本の英会話スクールのレベルの低さには辟易するところがあるのですが、それはあくまで教室に通っている生徒のレベルの低さに、です。
NOVA自体は、サラリーマンでも通いやすいよう教室は必ず駅前にある、講師はネイティブ、かつ値段は週1で月1万円、マンツーマンレッスンなら月2万円とバカみたいに高い英会話教室の中で一番良心的だと思います。
NOVAはかつて、教室数の拡大を急ぎすぎて倒産してしまいましたが、別の会社に買収され復活しました。なので、倒産云々はだいぶ昔の話になっており、現在では健全な経営体制になっています。
私自身、留学に行く前にNOVAを利用しており、帰国後も英語力の維持にNOVAを使っていました。 ECCとNOVAの両方に通ってみたのですが、講師の質、システムの使いやすさ共にNOVAのほうが良かったのでNOVAを選びました。
マンツーマンレッスンは授業がカスタム出来るので、TOEIC専門のコース・テキストを受けることも出来ますから、英会話教室に通うことを考えているのならNOVAが一番オススメです。
無料レッスンの申し込みは下記から可能です。最寄りのNOVAを探して、ぜひ一度、レッスンを体験してみてください。
あえてオススメの参考書などは紹介しませんでした
TOEICに使える単語帳や参考書は、検索すれば嫌というほど出てきます。
なので、今回はあえて紹介せず『社会人が半年でTOEIC700点を取るにあたって、いかにやる気が維持出来る環境を作るか』という点に集中して記事を作成しました。
通勤中や休憩時間などスキマ時間に単語をやる、など王道の勉強法は有名ですが、私が一番、社会人の英語学習においてやる気の維持に効果的だと思ったのは英会話教室に通うことです。
独学は忙しい社会人にとってキツイですし、やはり外部の刺激、アウトプットの機会を作ることが大切だと思います。
英語学習は時にキツく、投げ出したくなることも多々あります。
しかし、英語は楽しみながら学習するものです。ぜひ英会話教室で、成長する自分自身を見つけてください。