寝ても疲れが取れない、いつも身体が重い、という人のほとんどがビタミン不足に陥っています。
疲労回復に一番関係しているのは、血液の健康状態です。
血液は体内を循環し、体内にたまった老廃物を吐き出す機能を持っています。
血液が不健康な人、つまり血液がドロドロの人は老廃物が溜まりやすく、血液の循環が上手くいかず、結果として慢性疲労に苦しむことになります。
特に30代以降は体力も落ちてきており、ちょっとしたことでガクッと身体にガタが来るので、30代以降はなるべく血液の健康に気を使うようにしなければなりません。
血液をサラサラにするには、野菜に含まれるビタミン類が必須です。
しかし、ファーストフードや外食が発展した現代では、野菜や果物を取る機会がグッと減りました。
そのため、ほうれん草などに含まれる鉄分や野菜全般に含まれるビタミン類が不足しがちです。鉄分不足やビタミン不足に陥ると、血液の流れが悪くなり、寝ても疲労が取れない、という症状につながります。
慢性疲労を治すには、食生活を改善しなければ根本的な解決にはならないのです。
しかし、多くの人は睡眠の質が良くない、枕が悪いなど、睡眠に目が行ってしまい、食生活を改善しないためいつまでたっても身体が重いままです。
今回は慢性的な疲労を治す方法について、食生活で気をつけるべきこと、慢性疲労を防ぐ健康法を中心に解説します。
お菓子の食べ過ぎは慢性疲労を引き起こす
お菓子をよく食べる人、甘いものが好きな人は、実は慢性疲労になりやすいと言われています。
というのも、砂糖が多く含まれているお菓子を食べると、血液の流れが悪くなり結果として疲労回復の妨げになってしまいます。
適度な糖分であれば問題ないのですが、間食のしすぎは血糖値のバランスを崩して血液を不健康な状態にしてしまうので、まずはお菓子の量と頻度を見直しましょう。
肉中心の高タンパクな食事もNG
肉中心の高タンパクな食事は、野菜と合わせて食べれば問題ないのですが、野菜不足だと血液の状態を悪化させる原因になります。
若いうちは体力もあり、高タンパク中心のメニューでも大丈夫です。しかし、年齢を重ねると吸収する力が衰え、老廃物が増えて血液の状態が加速的に悪化します。
高タンパクな食事を取るな、ということではありません。
ビタミン類をしっかり補給すれば高タンパクな食事でも消化し切れますし、老廃物を溜め込まないようにすることが可能なので、野菜や果物をあわせて食べるようにしましょう。
野菜をしっかりとることが大切
普段、何となく身体にいいから、と食べている野菜ですが、実は1日に摂取するべき野菜の量は1日350gと言われています。
350gがどれくらいの量かというと、生野菜であれば、両手いっぱいに山盛りにしたぐらいの量です。
また、野菜には緑黄色野菜と淡色野菜があり、350gといっても、この二種類をバランス良くとらなければいけません。
野菜をとると、血液の流れが良くなり慢性疲労の治療に役立つだけでなく、下記のようなメリットもあります。
・抗ストレス作用
・鉄の吸収を高める
・野菜に含まれるカリウムは、高血圧の予防、心臓病や脳の病気など重病の予防になる。
・肥満の予防。野菜に含まれる食物繊維は糖分の吸収を緩やかにするため。
・若さを保つ。野菜に含まれるビタミンAは老化の原因である活性酸素を取り除き、若々しさを保つのに役立ちます。
野菜は身体に良い、というのは本当だということがわかりますね。
30代以降は、野菜の摂取がより重要になってきます。
しかし、野菜を1日に両手いっぱいとるのは、なかなか難しいものがあります。
そこでオススメなのが、1日1杯の青汁を飲んでビタミンや鉄分を補給する方法です。
青汁で不足しているビタミン・鉄分を補給しよう
青汁には野菜の栄養素が凝縮されており、1日1杯飲むだけで、日々の野菜不足がグッと解消されます。
ビタミン類だけでなく、鉄分もアスパラガス4杯分含まれており、慢性疲労を治すには最適です。
食生活の改善は、いきなりは難しいでしょうから、まずは青汁を朝や寝る前に一杯飲むように習慣化してみましょう。
青汁の味や効果は、下記の記事でまとめています。
管理人が実際に1年間飲んでみた体験談ですので、参考にして下さい。www.hazimetetensyoku.com
疲れにくい身体を作ろう
歳を重ねると、どうしても昔みたいにハキハキと活動出来ないようになります。
動くのが億劫になったり、疲労がなかなか取れない、といった症状が出てきた時「すぐに治るだろう」と放置してしまいがちです。
しかし、こういった慢性疲労は食生活、栄養バランスを改善しないと一向に良くなりませんし、最悪の場合、重大な病気につながります。
ぜひ自身の身体に気を使って、健康な生活を目指しましょう。