「もう仕事に行きたくない」
そう思っている社会人の方は全国に何万人といると思います。
特に仕事が上手くいっていない、トラブルばかり、人間関係が悪い、などの悪条件が職場で発生していると、誰だって仕事に行きたくないと思ってしまうもの。学生だったら学校をサボったり上手くいかないトラブルから逃げたりすることも出来ますが、こと社会人になると、お金や責任が絡んでくるので簡単には辞められないですよね。
しかし、深刻な悩みを放置して自分を騙し騙し仕事に行っても、最後は精神が壊れて鬱病になってしまいます。
仕事というのは人生の大半を費やすものです。
それが楽しくない、苦痛になってしまうと何のために生きているのか分からなくなってしまいます。
ここでは「仕事に行きたくない」と思った時の考え方について紹介します。
今の仕事が本当にやりたい仕事なのか考える
「やりたいことが仕事に出来ると思うな!」
と、大人は口をそろえて言います。
確かにアイドルや歌手、漫画家、小説家やミュージシャンなど、一部の職業は天賦の才能がないと生き残れません。一方で、会社員や公務員は生き残るためのハードルが低く、才能が無くとも生き残ることは出来ます。
しかし、だからといってやりたくもない仕事をやるのが幸せにつながるのでしょうか?
どんなに生活が安定していても、毎日がつまらなければ人生は最悪です。
ある程度、割り切れるのならば問題ないのですが、やりたい仕事じゃない上に耐え難いくらいつまらないと、さすがに幸せとは言えないと思います。それだったら、不安定でも好きな仕事に就いていたほうがよっぽど幸せでしょう。
人はやりたい仕事や夢に対して、それぞれ自分なりの妥協点を上手く見つけて対処しています。
例えば、音楽が趣味で将来はミュージシャンになりたかったけれど、才能が無いと分かり、会社員になって趣味で音楽をやっていたり、ミュージシャンではないけれど音楽に係る仕事に就いて音楽業界を担ったり、やりたい仕事や夢へのアプローチ方法は一つでは無いのです。
100%やりたい仕事に就職出来た人は幸運ですが、ほとんどの人は60%、70%くらいで妥協しています。
色々な事情が絡んでいますから、完全に自由に動くことはできないでしょう。しかし、それでも限られた選択肢の中で、最も自分がやりたい仕事を選ぶのが賢い仕事の選び方なのです。
もし、あなたがやりたくもない仕事についていて、おまけにトラブルも多いのであれば、思い切って転職することをオススメします。
仕事というのは業界や会社、果ては会社員かフリーランスかで大きく働き方が変わってきます。
安定性や社会的地位を求めるなら会社員がベストですが、働きやすさや仕事の面白さは業界・企業によって大きく変わります。
今は20代・30代も積極的に転職をして、自分にあった仕事・業界を見つける人が多いですから、転職を一度検討してみることをおすすめします。
転職に関しては、転職エージェントを活用するのがおすすめです。
詳しくは下記の記事にて特集しています。
・転職するか迷っている人は転職エージェントに相談してみよう。プロの目線からアドバイスを貰うことの勧め
転職という選択肢の他にも、留学したり進学して勉強をしたり、旅をしてみたり、退職後の選択肢はあなたが思っているよりずっと多いのです。
もちろん、お金のことや住居のこともありますから、退職するなら計画を立てて、十分な貯金をしてから実行しなければいけません。
しかし「無理して今のつまらない仕事にしがみつく必要はない」と考えることができれば、グッと楽になるはずです。
退職をするなら、退職後の計画、貯金の目標額、退職の予定日をざっくり決めておきましょう。
人間は具体的な目標、納期がないとすぐにへたれてしまいます。退職日が決まっていれば、嫌な仕事にも毅然とした態度で挑めるはずです。
やりたいことが無い、無気力な人はあえて色々なことにチャレンジしてみよう
やりたい仕事なんてない、ニートになりたいという人は、一度、思い切ってニートになってみたり、アルバイトをしてフラフラしてみると良いでしょう。
ニートはやってみると意外と辛いものです。時間が有り余ってしまいますし、もう就職出来ないんじゃないかという不安に陥ります。
しかし、逆に就職出来ないからこそ、時間が有り余っているからこそ自分で商売を始めるという選択肢が見つかることもあります。実際、33歳ニートの方で「もう就職活動をしても絶望的だから自分で商売をしよう」と考えてフリーランスのコラムライターになった人もいます。
自営業と聞くと難しいイメージがありますが、今の時代はネットがありますから仕事を請け負うのが昔よりも簡単になっています。ニートは時間が有り余っているので、やる気さえあれば勉強をして仕事を得ることが出来るのです。
昨今はブログやウェブサイト製作で稼ぐ「アフィリエイト」が手軽に始められる副業として話題になっています。
パソコン・スマホ一つで在宅で稼ぐことが出来て、上手くいけば不労収入や月100万円など大きく稼ぐことが出来ます。
退職したら人生終わりではない
特に新卒で初めて正社員で働いている人は
「あんなに頑張って就職活動をして正社員になったのに、退職したら人生詰むんじゃないか?」
と不安になって退職が出来ない人が多いようです。
確かに正社員の内定を得るのは、アルバイトのように受ければ通る、といったものではありません。
新卒時の就職活動で、内定を得るまで苦労した人も多いでしょう。というのも、正社員は企業にとってアルバイトと違い、長く働いてもらう人材です。採用は投資ですから、慎重になるのも当然でしょう。
しかし、だからといって私たち労働者に働く場所を選ぶ権利が無いわけではありません。
確かに正社員の転職は大変ですが、計画的にしっかりと転職活動をすれば必ず成功します。逆に他業種に転職したい場合は、転職は早ければ早いほど受かりやすいです。未経験者採用の場合、年齢がネックで落とされることも多いのです。
金銭的な面でも、1年以上(鬱病などで退職した場合は6ヶ月)働いていれば失業保険が貰えますから、すぐに「家賃も払えない」といった事態にはなりません。
失業保険に関しては、下記の記事を参考にしてください。
・初めて会社を辞める時にやっておくべき行政手続き。保険や年金や失業保険の申請のやり方を分かりやすく紹介
退職は長い人生の中の、たった一つの選択です。
確かに大きな選択ではありますが、退職したからといって誰かに非難されたり罪悪感を覚える必要はないのです。
むしろ、自分の意志で人生の行き先を切り替えたんだ、と自信を持ちましょう。
自分の満足出来る仕事を見つけよう
「キレイ事はうんざりだ。とにかく休みが多くて楽な仕事に就きたい!」
という人は、休みが多くて楽な仕事を探せば良いのです。
もちろん、そんな仕事に就くには山のような求人から該当する会社を見つけなければいけませんし、資格など何らかの専門性が必要かもしれません。しかし、その条件を「夢物語」として諦めているのは、自分自身ではないのでしょうか?
仕事探しに妥協をし過ぎると、あっという間に「仕事に行きたくない」病が発生します。
仕事に行きたくないと思った時は、もしかしたら自分の中で退職の赤信号が灯っているのかもしれません。
一度、自分の生き方・働き方を見直して、転職や退職などの選択肢をしっかりと吟味してみましょう。
一番ダメなのは「このまま退職したってどうせ上手くいかない。これくらいの困難は我慢しなければ」と自分に厳しくすることです。
人は限界を感じるとサインを出します。
そのサインを素直に受け取ることが、人生うまく行くコツです。
日本人は責任感が強く、我慢強いと言われています。学校教育でそう習ってきたのですから、まじめに生きてきた人ほどその特性が出るのは当然でしょう。
しかし、それは裏を返せば無理をし過ぎる国民性とも言えます。
特に社会経験の少ない新卒や20代の若手社員は、他の選択肢が見えていないことが多く、無理をし過ぎて倒れてしまうことが多いように思います。
現在、20代の若手社員が長時間労働をして過労死したり、鬱病になったり、体を壊して入院した、というニュースが後を絶ちません。
無理をして身体を壊してしまっては元も子もありません。ぜひ「選択肢をたくさん持つ」という技を身につけてください。
関連記事
下記の記事では、女性が短期間で楽に稼ぐ仕事を特集しています。
時給3000円以上稼げる在宅ワークなど、退職後にがっつり稼げる仕事を調べてみました。参考にしてください。
・お金がない緊急時に短期間でお金を稼ぐ方法(女性向け・在宅ワーク編)