女性の総合職は年々増えています。
かつては女性は結婚するまでの腰掛けという位置づけが一般的でしたが、今ではビジネスの最前線で働くキャリアウーマンが多くなりました。
男性と変わらぬ働きをして、残業をし、部下を持ち、バリバリ稼ぐ女性が増えてきています。
しかし、女性の平均年収は男性よりも低く、また女性の管理職も諸外国とくらべてまだまだ日本は少ないです。女性の社会進出が当たり前のようになってきましたが、女性で年収500万円以上稼ぐキャリアルートが未だに未整備なままだと感じます。
今回は、女性で年収500万円を越えるための方法、キャリアアップのコツをご紹介します。
年収500万の生活水準とは?
年収500万とは、どれくらいのお給料が貰えるのでしょうか?
月給30万円、ボーナス65万×2回でおおむね年収500万円になります。
都内在住であれば、そこまで大きな贅沢は出来ませんが、余裕のある生活は出来ますね。海外旅行などのレジャー費で大きな出費があっても、独身であれば十分カバー出来る収入です。
また、貯金も年間100万円は確実に貯められる年収です。
地方であれば十分に家族を養うことが出来ます。
家のローンも組むことが出来ます。
かつての一億総中流時代の年収ですから、日本は年収500万円前後の収入をモデルにして物価を決定しているのだな、ということが分かります。
しかし、時代はかわって平均年収は全世代に渡って大幅に下がってしまいました。
今や年収500万は一般的ではなく、一つの目標にさえなっています。
年収500万突破には専門性が必要不可欠
一般事務職では年収500万を越えるのは難しく、総合職以外では経理や人事など専門的な部署で経験を積まないと年収500万円には届きません。
もしくは、プログラミング能力や語学力、国家資格など専門的なスキルが必要です。
当ブログで紹介している専門職では、通関士や通訳ガイド、字幕翻訳家が年収500万を越える資格職です。詳しくは下記の個別記事を参考にしてください。
www.hazimetetensyoku.com
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中小企業では男性でも年収500万に届かないことが多く、女性であればなおさら難しいでしょう。古い企業では未だに女性の昇進を拒むところがあります。
賞与のない派遣社員や契約社員では年収500万は難しいです。
やはり正社員で責任あるポジションに就くか、専門的なスキルを持っていないと、年収500万を超えません。
ちなみに20代で年収500万円の人の割合は6%。30代でも17%と低くなっています。
普通に働いているだけでは、男性でも年収500万に届かないのが今の日本の現状です。真面目に働いていれば評価してくれる、という期待は裏切られることが多いようです。
キャリアアップ出来る会社・業界に転職しよう
あなたは今の会社で、キャリアになる仕事を任されていますか?
年収をアップするには、その会社で出世するか、資格を取るかキャリアを積んで待遇の良い会社に転職するしかありません。
アメリカでは転職によるキャリアアップが一般的ですが、日本でもその流れは徐々に大きくなってきています。どんなに会社で頑張っても、業界や会社の規模によって年収の天井は大きく変わってきます。
出版社や広告業界、大手メーカーならば年収500万は女性でも到達可能ですが、中小企業になってくると、なかなか難しいのが実情です。
しかし、中小企業でも経験やキャリアを積むことは出来ます。
もし今の会社で年収500万貰えそうにないな、と思ったら転職を考えるべきです。
一つのところに根を下ろして頑張る、というのは昔の価値観で、今は待遇の良い場所に「攻めの転職」をして年収アップを目指すのが賢い方法です。
規模問わずポテンシャルのある会社に入ろう!
中小企業では年収500万は難しいと書きましたが、大企業でなければ年収500万は到達不可能なのかというと、そうではありません。
儲かっているベンチャー企業や伸びている中小企業ならば年収500万は可能です。
規模にかかわらず、会社の持っているポテンシャルを見極めることが大切になってきます。
そこで重要になってくるのが、会社の情報です。転職時は特にキャリアプランについてしっかり聞いておかないと、入ってから「うちでは女性は出世させない文化だ」なんて、とんでもない話を聞かされる可能性もあります。
また、自分の経験を客観的に見て、どんな会社のどのポジションなら需要があるのか、キャリアアップしやすいのかを見極めて求人に応募しなければいけません。
年収アップの転職を目指すなら、情報収集は必要不可欠なのです。
そこで、効率よく会社の情報を集めて、なおかつ自分のキャリアで入れる求人を簡単に探す方法があります。それは転職エージェントを活用することです。
希望条件が決まっているなら転職エージェントを使おう
転職エージェントは、通常の転職と違い、登録するとエージェントが担当でついてあなたの希望条件やキャリアにあった求人を紹介してくれるスカウトサービスです。
ヘッドハンティングなどのイメージから、上位キャリアの人が使うサービスと思いがちですが、通常の転職エージェントは誰でも無料で利用することが出来ます。
転職エージェントは希望条件が決まっている人ほど有効に使えます。
年収500万という目標があるならば、エージェントはその年収に到達可能な企業の求人をピックアップしてくれるので、自分で調べる手間がかかりません。
また、エージェントを挟むことによって、年収や休日数、入社後のキャリアプランなどの情報が聞きやすくなるので、一人で転職をするよりも多くの会社情報を得ることが出来ます。
エージェントは求人を出している企業の社内情報を多く持っていますから、転職における失敗のリスクがぐっと小さくなるのが転職エージェントを使う大きなメリットです。
年収500万以上を目指せる企業の求人が多く集まっている転職エージェントは【リクルートエージェント】です
リクルートエージェントは非公開求人を多く抱えており、拠点も全国にある転職エージェントの最大手です。
求人をかけている企業も非公開なだけあって、優良なものばかりです。福利厚生が整っている求人や女性のキャリアルートがしっかり整っている企業など、希望条件にあった求人が必ず見つかるでしょう。
また、転職のプロであるエージェントからキャリアプランに関するアドバイスも貰えるので、今後の計画を立てていく時に役立ちます。
会社・業界によって上限年収は大きく異なります。
20代~30代の若いうちに年収アップの見込める会社に転職しておかないと、40代でガクンと生活が苦しくなってしまいます。
高齢化や税金の上昇によって、今後、私達の生活はますます苦しくなることが予想されます。ぜひ若いうちにキャリアプランをしっかりと作っておき、いざという時のためにも収入アップを目指しましょう。
今の時代は「攻めの転職」をしないことがリスクになり得るのです。