ニートから正社員に就職しようと思った時、どうしても不安に思うのが
「ニートでも内定は取れるのか」
「ブラック企業に入ったらどうしよう」
「就活のやり方が分からない」
といった点だと思います。
確かに新卒や職歴のある第二新卒に比べて、ニートは立場的に就職が難しいです。面接でも「なぜ今まで就職をしなかったの?」と聞かれることもあります。
しかし、そんなニートでも強い武器を持っています。それは20代という若さです。
未経験者から正社員になるには、キャリアよりも人柄や年齢、やる気を重視されます。ニートであっても24歳という若さがあれば、書類や面接の対策で就職は十分に可能です。
今回は24歳ニートから優良企業の正社員に就職する方法をご紹介します。
まずやるべきことは就活の勉強をすること
就職活動をするにあたって、まずやらなければいけないことは、就活関連の本を読むことです。
就活には特有のルールや常識があります。就活というゲームで勝つ(内定を取る)にはルールを把握することが重要です。
例えば、就活する時の服装や簡単な敬語、部屋に入るときのマナーなど、一通り基本は押さえておきましょう。
難しいことではありません。
マリオで言うならBボタンを押してジャンプする、ダッシュしながらジャンプすると大きく飛べる、程度のルールです。
また、履歴書の書き方もここで学んでおきましょう。
履歴書は現在PCで作るのが主流になっています。
未だに手書きを求める企業もありますが、見やすさと量産しやすさを考えたらPCで制作するのが一番です。
ワードなどを使わなくても、下記の履歴書メーカーならばオンライン上ですぐに履歴書が作れます。印刷はUSBに保存してコンビニに行けば出来るので、プリンターも必要ありません。
まずは簡単に履歴書を作ってみましょう。
最初から完璧なものを作る必要はありません。アドバイスを貰い、少しずつ改稿していけばいいのです。
いきなり単独で就活をするのは自殺行為
さて、就活のルールやマナーに一通り目を通したら、さっそくリクナビやマイナビに登録して未経験者歓迎の求人を探して応募――というのは間違いです。
なぜなら、これだけの準備で大手のリクナビやマイナビを使って就活をすると、まず間違いなく内定が取れないからです。
求人を探す時、重要なのはどの求人に応募するか求人の取捨選択をしなければなりません。応募しても内定が難しそうな求人や、明らかに離職率の高いブラックな求人を弾く作業が必要です。
就活の中でもかなり面倒臭い上に難しい作業です。
なぜなら、企業もバカではありませんから「うちはブラック企業で離職率が高く、猫の手も借りたいのでニートでも歓迎します!」などと看板を掲げたりしません。あたかも未経験者歓迎で優しく教えます、といった風の偽造をしています。
また、未経験者歓迎と書いておきながら
・未経験者(でも別業種で職歴3年以上の転職組なおかつ25歳まで)歓迎!
・未経験者(TOEIC800点以上)歓迎!
・未経験者(リーダーシップがありイケメンで飲みニケーション抜群でコミュ力MAXの人)歓迎!
などなど、見えない条件がある求人は山ほどあります。
これは就活をしていくうちに理解出来ていきますが、所見で判断するのは難しいです。こういった行間を読みながら、さらに下記の条件で絞り込み検索をしていく必要があります。
24歳ニートの自分が受かりそうな企業はどこか?
その中でも自分の希望条件に一致している求人はどれか?
その求人はブラック企業ではないか? 将来性や待遇は妥当か?
……。
とても面倒臭いですね。
しかし、就活において内定を取ることがゴールではありません。内定をとってもブラック企業に入ってしまい離職を余儀なくされれば、また就活からやり直しです。
24歳ニートが就活をする時に限らず、就活の本当のゴールは「長く勤められる優良企業の正社員になること」です。
しかし、いきなり初心者が上記の求人の取捨選択を正確に出来るわけがありません。ブラック企業を引いてしまうか、より好みし過ぎて就活が長引く可能性が高いです。
そこでオススメの方法は、就職エージェントを利用する方法です
就職のプロに手助けしてもらおう
現在、20代の若手社員を求める企業が増えており、特に人材の入れ替わりが少ない中小企業では団塊世代の離職によって若手社員への技術継承が求められています。
そのため、目立たないけれど業績の安定した優良企業の求人が今どんどん出てきています。
こういった優良企業の求人は年齢を最重要視しており、20代であればニートであっても採用される可能性が高いです。(もちろん書類対策や面接対策をしっかりしておくことが前提です)。
こういった求人に出会うためには、転職エージェントを活用しましょう。
求人や総合的な就活のサポートには転職エージェントに頼もう
転職エージェントは、かつては社会人が転職をする時にしか使えないサービスでしたが、人手不足の今はフリーターや無職から就職したい! という人にもサービスを提供しており、無料でキャリア相談、履歴書などの作り方、面接の練習から求人の紹介を受けるサービスまで利用出来ます。
転職エージェントは、利用料は最初から最後まで無料です。
転職エージェントは人材を募集している企業からお金を貰っているので、求職者である私達は一円も払わずサポートを受けることが出来るのです。
転職エージェントは土日でも利用することができ、求人者はキャリア相談、求人の紹介を受けることが出来ます。
登録すると、担当エージェントがあなたの希望条件をヒアリングして、あなたにあった業界、業種、応募可能な求人などを紹介してくれます。それに合わせて、オススメの求人をいくつかピックアップして紹介してもらえるので、一緒にキャリアの方向性を決められます。
未経験OKの正社員求人はもちろん、正社員登用前提の契約社員など、様々な求人を紹介してくれるので、自分にあった就職ルートを選ぶことが出来ます。
自己分析もキャリアプランも、一人で考えると限界がありますが、就職活動のプロであるエージェントに相談すれば自分だけでは見つけられなかったキャリアの可能性が出てくる可能性があります。また、給与交渉などもエージェントを仲介して行えるので、スタート時の年収がアップする確率がグッと上がります。
時間のかかる履歴書、職務履歴書の作成も、プロであるエージェントにアドバイスしてもらえばスムーズに作成出来ますから、就職活動で最も手間のかかる部分を大幅に省略出来ますよ。
オススメの転職エージェントはDODAです。
DODAは全国に拠点を持つ転職エージェントの大手で、非公開求人を最も多く取り扱っており、年収や待遇が良い企業の求人が集まっているのが特徴です。そのため、待遇の良い求人を探すにはうってつけのエージェントです。
大企業の関連会社など、業績が安定しており待遇の良い求人が多く、またエージェントのサポートも書類作成から面接での受け答えまでしっかりやってくれます。
また、求人は事前にエージェントが審査をしているので、離職率の高い企業や労働環境に問題のある企業、いわゆるブラック企業の求人に引っかかるリスクもありません。
就職活動は不安になる事が多いですし、右も左も分からない状態では、どう動いていいか分からないもの。
エージェントに登録しておけば、担当エージェントに色々と相談や質問が出来るので、心理的にもグッと楽になります。
また、非公開求人には優良求人がたくさんありますから、DODAを利用することで思わぬ求人と出会えることがありますよ。
DODAの登録方法について
DODAに登録する場合、公式ホームページから『登録する』を押した後、基本情報を入力します。
(名前や生年月日、住所、連絡先など)
その後、直近の職務経歴を書くのですが、前職の経歴を登録します。
経歴は正社員のみならず、アルバイトや派遣社員、契約社員でも構いません。フリーターの方はアルバイト先の情報を登録します。
無職の方はやったことのあるアルバイトを入力しましょう。
アルバイトも未経験の場合は、適当に埋めておき、面談でその旨を話せばOKです。
上記は入力の一例です。
前職がアルバイトの人or現在フリーターの人は、雇用形態を『その他(FCオーナー、アルバイト含む)』にしましょう。
上記画像で書いた株式会社ハイデイ日高というのは、ラーメンチェーン店の日高屋の事です。
外食・小売産業に多いのですが、お店の名前と会社の名前が必ずしも一致する訳ではないので、しっかり会社名を調べてから正式名(○○株式会社)で登録しましょう。
業種・職種・年収の欄は、大体で構いません。
最後の欄にある『自由記入欄』には、連絡出来る曜日・時間帯などを書いておきましょう。
登録終了後、担当エージェントから電話orメールにて連絡が入り、面談の日程を合わせてサポートを受けることが出来ます。