近年、関東で頻繁に地震が起きています。
日本の地学的な性質上、火山活動の活発化やプレートのズレによる地震は避けられず、首都東京や西の商業都市と言われる大阪も安全とは言えません。
いざという時、非常食や保存水が無いと、いざ被災した時に悲惨なことになってしまいます。
水道や電気、ガスといったインフラが長期間ストップしても持ちこたえられるように、非常食をしっかり用意しておきましょう。
今回はネットで買える非常食のおすすめ商品を人気ランキング順に紹介します。
災害用の保存水は「志布志の自然水」がおすすめ!
一般的なミネラルウォーターは賞味期限が2年ほどで、2年起きに買い換えなければいけません。
しかし、保存水であれば賞味期限が5年以上なので、買い替えの機会を少なくすることが出来ます。
Amazonで人気一位の保存水は下記の商品です。
[2CS] 志布志の自然水 非常災害備蓄用 (2L PET×6本)×2箱 (5年保存水)
1本あたり186円と通常の2Lミネラルウォーターより50円ほど高めですが、そのぶん賞味期限が5年なので備蓄食料用の保存水にはぴったりです。
1セットの内容が2Lペットボトル6本×2箱の合計12本なので、独身なら1セット、家族連れなら2セット買っておけば安心でしょう。
しかし、保存水は飲料として使う他にも、トイレに使用したり怪我をした時の洗浄など他の用途で使うこともあるので、気持ち多めに用意しておくことが大切です。
非常食の上手な選び方とは?
非常食の選び方のコツは
1:十分なカロリー、栄養素が含まれているもの
2:賞味期限が5年以上のも
3:持ち運びが楽なもの
この3点を意識すると良いでしょう。
意外と盲点になるのが3番の持ち運びの利便性です。
量をたくさん持って行こうとすると、非常に重たくなってしまい、逆に緊急避難時に遅れをとってしまったり、疲労が蓄積してしまう結果になってしまいます。
そのため、いざ家を脱出しなければならない時のための「持ち運び用食料」と、インフラがストップした家で利用する「備蓄用食料」で分けておくことが大切です。
持ち運び用には重量を考えて、最低限の食料、水、そしてラジオや乾電池などのサバイバル用品を入れておきましょう。
備蓄用には重量を気にせず、バリエーションの豊かさを意識して備蓄食料をセットしておくと安心です。
災害時は食事が唯一の楽しみになります。
バリエーションが少ないと、やはりストレスになってしまいますから、備蓄食料の種類は大切ですよ。
では、早速、人気の備蓄食料を紹介していきましょう。
井村屋「えいようかん」
最近、注目を集めているのが「ようかん」の保存食です。
井村屋の「えいようかん」は1本171kcalと高いカロリーを持っており、災害時に疲れた身体と精神を癒やす「甘み」を持ち合わせた備蓄食料です。
5本入りと量は少なめですが、かさばらないので持ち運びにはとても便利です。
登山のヘルパーである「シェルパ」の間でもようかんはカロリー摂取用の携帯食料として人気で、理由は「カロリーを素早く摂取出来て、なおかつ水分が含まれているので喉が渇かないから」だそうです。
味の方も、普通のようかんと変わりなく、災害時にストレスを蓄積しやすいお子様から高齢者の方まで、幅広い年齢層の方の疲労回復とストレス解消に有効です。
甘いモノを食べるとホッとする、という効果は、被災時には非常に助かりますね。
こてんぐ「おでん缶(長期保存用)」
おでん缶といえば、秋葉原で販売されており一時期ブームになっていました。
実は災害用にも利用されているってご存知でしたか?
こてんぐの「おでん缶」は備蓄食料として開発されたおでん缶で、5年間の長期保存が可能なおでん缶です。
中身は本当にそのままおでんが入っており、缶切りいらずでさっと食べることが出来ます。
牛すじ、さつまあげ、ちくわ、大根、こんにゃく、結びこんにゃく、うずら卵などが入っており、だしが効いていて、食料が限られる災害時にはありがたい食料になるでしょう。
簡易コンロなどがあれば温めることも可能です。
箸がなくても、こんにゃくの串を利用して食べることが出来ます。
アルファ米と温めずに食べられるカレー
災害時には電気が通じなくなる可能性が高いです。
そんなとき、お米が食べたくても食べられない……という事態を防げるのが、保存米である「アルファ米」です。
アルファ米は水かお湯を入れるだけで食べられる保存食で、味も美味しく賞味期限は安心の5年間。
登山者にも愛好家が多い商品ですが、基本的には災害時用の非常食料として長く愛されてきたお米です。
これに加えて江崎グリコの「温めずに食べられるカレー」があれば、いつでもカレーを味わうことが出来ます。
温めずに食べられるカレーは災害時用の保存食として開発され、賞味期限は3年と少し短めですが、食塩やナトリウム成分が多めになっており、災害時に必要な栄養素を考えて作られています。
味も保存食とは思えないほど美味しく、通常使用のレトルトカレーとしてもオススメできる商品です。
お米は日本人の主食ですから、いざという時のために用意しておきたいですね。
しかし、カレーは具が少し物足りず、野菜が不足しますから、汁物として保存食用の豚汁もあわせて用意しておくと安心です。
非常食の汁物では、東和食彩の備蓄用野菜たっぷり豚汁 10パックセットがオススメです。
「美味しい非常食」をテーマに開発された人気の高いシリーズで、野菜や肉が入っているにも関わらず賞味期限は3年間と長めです。
ぜひアルファ米とセットで用意しておきましょう。
王道の乾パン
古くから災害時用の備蓄食料として愛されてきたのが「乾パンと水」というセットです。
乾パンは糖分とエネルギーを補給するこんぺいとうと、ブドウ糖や食塩を含む乾パンで構成されており、災害時のエネルギー補給に必要な栄養素をしっかりカバーしています。賞味期限は5年です。
犬にも食べさせることが出来るので、愛犬と一緒に非難した時も安心です。
子供のおやつとしても人気なので、買い替え時にはみんなで食べると良いでしょう。くれぐれも保存食なのに先に食べてしまわないように(災害用に買っても子供が食べてしまう、ということが多いので……)。
それだけ美味しいという裏返しでもありますね。
選ぶのが面倒な方はセット商品を買おう!
「一個ずつ選んで買うのは面倒だ!」
という人におすすめなのが、こちらの7日間満足セットです。
備蓄食料のセット販売で、基本的に賞味期限5年の食料をセットにして販売しています。これを買えばいちいち選ぶ必要がないので、備蓄食料選びにあまり時間を割けない方にはオススメです。
しかし、水の量が少ないのが気になるので(500ml×7本)水は別途、追加で買っておいたほうが良いでしょう。
非常用トイレなど、その他の備えも万全にしよう!
災害時は、水道や電気などのインフラが断絶されるケースが非常に多いです。
そして困るのがトイレの問題。
空腹は非常食で乗りきれても、排便や排尿は水道がなければ流せません。
そこで、下記の非常用トイレを常備しておきましょう。
こちらは50回分です。
メーカー「ボス」の非常用トイレセットは、数ある非常用トイレの中でも最も効果的な商品です。
特に臭いを封じ込める力は強く、汚物の臭いによる不快感や、ウイルスの感染を防げます。
残念ながら、非常食は用意していても非常用トイレは用意しておらず困った…という人が多いです。
避難所などでも、トイレ問題は深刻で、ノロウイルスの感染拡大になるケースも多いです。
この非常用トイレがあれば、自宅のトイレはもちろん、避難所のトイレを使いたくない…という時でも役立ちますよ。
いかがでしたでしょうか?
地震はいつ襲いかかってくるかわかりません。
高層マンションに住んでいる方は、エレベーターが止まって高層階で閉じ込められる可能性もありますし、インフラが長期間止まることもあり得ないことではありません。
ぜひ備蓄食料を準備しておきましょう。
備蓄食料は賞味期限が近くなったら、通常通り消費出来るので、無駄になりませんから災害がおこる前に用意しておくのがオススメです。