エントリーシート(ES)の書類選考で落ち続けている人は、ある特徴を持っています。
それはアピールポイントに一貫性が無く、目的意識を持って活動してきたイメージがまったくわかないエントリーシートを作ってしまっていることです。
あなたは、もし見知らぬ人が
「私は誠実です。ついでに根性もあります。
書店で三ヶ月バイトしてました。
サークルのリーダーもやっていて、勉強も頑張っていました」
と言ってきたとして、信じることが出来ますか?
出来ませんよね。
それはなぜでしょう?
その部分を紐解くことで、書類選考で落ち続けるエントリーシートの特徴が分かってきます。
アピールポイントに一貫性が無いエントリーシート(ES)は通らない
上記のダメな例は、まず一貫性が全くありません。
誠実です → その根拠は?
根性もあります → その証拠は?
サークルのリーダーもやって~ → だから何?
この通り、どこをアピールしたいのかちぐはぐで、書かれている行動も~~していた、とだけ書かれているため、まったく根拠になっていません。
エントリーシート(ES)で大切なのは、他の人に負けない部分、自分の魅力を最大限にアピールすることです。
よくある失敗例が、アピールポイントを多く書こうとして、全体的に薄っぺらい自己PRになってしまうケースです。
エントリーシートには文字制限がありますから、あれこれアピールするのではなく「これだ!」という他人に負けないエピソードのあるポイントを一点突破でアピールしましょう。
~~な人間です。~~という強みもあります……と何個も書いていたら、どれが本当のあなたのアピールポイントなのか、見る側は混乱してしまいます。
エントリーシート(ES)における自分の強みは、最大でも二つ程度に押さえるべきです。
具体的な行動・エピソードでアピールポイントを印象付けよう
アピールポイントを1つか2つに絞ったら、次はエピソードです。
エピソードは文字制限以内で、しっかりとアピールポイントの裏付けになるものでなければなりません。
ダメな例をあげてみましょう。
私は誠実ですとアピールしたとして、その裏付けエピソードにサークルリーダーとして皆を引っ張った経験を書きました。
これは、どちらかというとリーダーシップを強調するようなエピソードです。サークルリーダーの経験が悪いとは言いませんが、誠実さというアピールポイントとリンクしませんね。
アピールポイントもエピソードも悪くないのに、二つを結ぶ共通点が見えないと、これもまた落ちるエントリーシートになってしまいます。
どんなに素晴らしいエピソードも、アピールポイントとかみ合わないとダメです。
エントリーシート(ES)の整合性を大事にしましょう。
アピールポイントにあわないエピソードは思い切って切り捨ててしまったほうが良いでしょう。
大切なのは具体性です。
相手に一貫した人間性・魅力を伝えられなければ、エントリーシートは通らず書類選考で落ち続けることになってしまいます。
自分が主人公の小説を書くつもりで、矛盾のないエントリーシートを書きましょう。