ブラックなコンビニ業界に正社員で就職するなら覚悟が必要。小売業の中では年収が高いけれど休日は無い

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コンビニ業界は業界トップのセブンイレブンを筆頭に業績が安定しており、年収も30歳の平均年収が500万と小売業の中では抜群に高い水準になっています。

しかし、コンビニ業界に就職、転職するなら覚悟が必要です。コンビニ業界はブラックな業界でおなじみの小売業であり、おまけに24時間365日営業です。

当然、休みも少なく、完全週休二日制でコンビニの花形部署である立場、店長より上のOFC(オペレーション・フィールド・カウンセラー)になるには出世街道にのっても3年はかかります。

OFCになるまでは副店長、店長と一番労働条件の厳しいポジションをこなしていかなければいけません。

コンビニで働くデメリットは下記の通りです。

・長時間労働
・体育会系の暴力的な企業文化
・ノルマ制度による自爆営業

詳しく見ていきましょう。

コンビニ正社員は長時間労働

新卒で就職して半年間は定時で帰れます。この時点ではフルタイムのバイトと変わらず楽です。

しかし就職してから半年ほどすると必ず副店長に抜擢され、そこからは土日なんて無くなりますし、休日に休めるか否かはバイト次第です。

ゴールデンウィークや盆休み正月もコンビニは営業していますから、連休も取れません。サービス業の宿命ですが、世間が休んでいる時に休めないというのは想像以上に精神的にキツイです。

またアルバイトが集まらない、バックレをされた場合は穴埋めをするために長時間労働をする必要が出てきます。

1日36時間勤務をこなしたコンビニ社員もおり、24時間経営のデメリットを正社員がモロに受けるのが大きなデメリットになります。

コンビニが「人手不足なので今日はお休みします」とは言えませんからね。

ATMも入っていますし、24時間なにかしら商品搬入など仕事が動いていますから、コンビニが休むというのは不可能なのです。

また副店長、店長の頃はOFCに徹底的にしごかれます。ノルマをかせられて自爆営業を強いられたり、OFCに暴力を振るわれたりするケースも多いようです。

さすがに現在は暴力に対して厳しくなりましたが、体育会系でノルマ制度があるのは変わっていません。

副店長、店長のポジションは離職率や鬱病発症率が最も高いです。労働時間も非常に長いので、コンビニ業界で生き残れるかは、ここで耐えられるか否かで決まります。

ノルマをこなさないと出世不可能

ノルマと自爆営業は小売の文化と言われていますが、実際、ノルマ達成をしないと出世は難しいです。

そしてノルマはだいたい無茶ぶりです。

「遠方巻きを1000本売れ!」
「クリスマスケーキ完売させろ!」

などです。
当然、地区によってノルマ達成はほぼ不可能なので、売れ残りを出さないために店長が自腹で買い取る自爆営業をするのです。

出世のためとはいえ、自爆営業は労働法では違法です。

それがまかり通っているのですから、小売業の闇の深さが少し見えますね。

しかし出世さえしてしまえば自爆営業することもなくなり、年収や休日も多くなるので自爆営業は出世への投資に近いのかもしれません。

ローソン、セブンイレブン、ファミリーマート、ミニストップの年収

大手コンビニチェーンの年収についても見ておきましょう。

ローソン、セブンイレブン、ファミリーマート、ミニストップの4社の平均年収を年代別に調べてみました。

大手コンビニチェーンの平均年収

平均年収:657万円(有価証券報告書調べ)

20代前半:320万~370万

20代後半:400万~450万

30代前半:400万~500万

40代前半:530万~650万

40代後半:600万~700万

50代以降:650万~780万

上記は平均年収ですので、実際の給料は役職や勤務年数によってバラつきがあります。

そこで、実際にセブンイレブンで働いていた方の給与をインタビューしてデータを取りました。

実例:セブンイレブンに勤めていた20代大卒社員の年収

役職:社員(23歳)

基本給21万円

役職手当(店長手当)1万円

残業代

賞与:夏2ヶ月、冬2.5ヶ月

年収:450万

4年後 ↓

役職:OFC(27歳)

基本給22万円

FC手当:8万円

休日買上:8万円

賞与:夏2ヶ月、冬2.5ヶ月

年収570万

ーー

いかがですか?

大手コンビニチェーンは、どれも東証一部上場の大企業だけあって、年収の水準は高いです。

ただし、労働環境に関しては、前述した通り厳しいので注意が必要です。

また、店長や副店長などの役職になると、残業代がつかなくなるので、残業が重なると最低賃金以下の時給で働く可能性も出てくるので注意して下さい。

地区マネージャーになれば年収は跳ね上がる

店長を3~5年ほど頑張ってこなし、ノルマも達成してようやくOFCになり、更に業績が評価されるとDMと呼ばれる地区マネージャーになることが出来ます。

DMになれる人間は一握りで、実績とコネが重要です。さらにここから出世するとゾーンマネージャーになり、いわゆる本部の人間として企業幹部となります。

現場労働から卒業して、これらの頭脳労働、デスクワークにうつると給料は年収800万クラスになってきます。

さらに出世して経営に携わるようになると、年収1000万円に到達します。

就職してから5年~10年かけて、35歳前後でようやく本部の人間になれるのです。
本部の人間になれれば、ようやく人並み以上の待遇を手に入れられるのです。

もしコンビニ業界に就職、転職したいのならば、この地点を目標に頑張る必要があります。そのためには、最低でも5年は仕事に命をかける覚悟が必要です。

体育会系で親の死に目にもあえない非常に厳しい環境ですが、コンビニ業界は企業規模が大きく出世した時に待遇が大きくアップするので、小売業の中では最も金銭的なメリットがあると言えます。

スーパーへの就職と比べると、コンビニ業界の方が年収が高い分マシですね。

・スーパーに就職を考えている20代は1日15時間の長時間労働と立ちっぱなしに耐えられるの?

野心家で体力がある人にオススメです。

それ以外の人は、とても続かないので、安易な気持ちで入ることはやめておきましょう。

「コンビニの正社員は、ちょっと続きそうにないな…」

と思ったら、工場やビルメンテナンス、営業、事務職など別の職種への就職・転職を検討しましょう。

幸いなことに、現在は求人も多く、転職市場では学歴不問・未経験OKの求人が各業界から出ています。

年間休日や、残業時間。業界・企業の評判をしっかりチェックして、働きやすい仕事を探しましょう。

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