電話に出ない新入社員が嫌われる理由

新入社員にありがちなのが、職場にかかってくる電話に出ないということです。
電話における受け答えはビジネスマナーの基本であり、新入社員はなかなか慣れず、相手先の名前を聞き逃したり、メモを取りそこねたり、ミスを連発してしまうものです。

そのため、ミスを恐れて、だんだん電話恐怖症のようになり、電話に積極的に出なくなっていきます。

しかし、電話をスルーすると、先輩社員はこちらを睨みながらしぶしぶ電話を取り、その後「何で電話出ないの?」と怒りをぶちまけてきます。先輩社員は新入社員に『間違ってもいいから電話を一番にとること』を期待します。
先輩社員も新人時代は電話の受け答えで間違えたり、恥をかきながら電話対応を学んできたのです。

新人時代の一番最初の仕事は電話対応なのです。しかし、それでも電話に出ないと、社内からはどう評価されるのでしょうか?


やる気が無いと思われる

電話に出ないということは、やるべき仕事を無視していると見なされ、呆れられます。

「私は電話に出るために会社に入ったのではありません。それは派遣社員のすることです」
と言い放つ強者もいます。特に中国では新入社員が掃除やゴミ出し、電話対応をする文化がなく、そういった仕事はそれ専門の社員がやるもの、という価値観だそうです。しかし、日本では新入社員は『下積み』が大切であり、雑用や電話対応をやりつつ、少しずつ仕事を覚えていくのが基本的なしきたりとなっています。

そのため、電話対応をしないと「やる気が無い」と思われて、教育をしてくれない放置パターンに入ってしまいます。

生意気だと思われる

何も考えず「先輩社員に指示されたから」と素直に電話を一番に取る新入社員は可愛いもの。逆に「なぜ私が?」と頑なに電話対応をしない、ひねくれた新入社員は扱いづらいと思われます。

電話対応をしない新入社員に多いのが「プライドが高い」こと。

残念ながら、プライドの高さは会社員人生においてデメリットになることが多く、特に新入社員時代はそれが原因で嫌われることも多いです。

生意気でも仕事が出来ればいいのですが、新入社員の時は出来る仕事なんてほとんどありません。人数の少ないバリバリのベンチャーや技術職で即戦力ならともかく、基本的に新入社員はスキルを何も持っていません。

そのため、最初は仕事を教えてくれる先輩社員、上司といかに良い関係を築くかが大切です。

電話対応をしないだけで、良い関係が築けなくなるのですから、プライドの高さは大損だということが分かります。

電話対応をしなくていいのは後輩がはいってきた時

新入社員でも、半年、1年と経つと仕事が増えてきて、電話対応が煩わしくなってきます。
電話対応を卒業するタイミングというのは、ずばり後輩の新入社員が入ってきた時です。

新入社員に電話対応を教えるため、自分が電話を取る必要がなくなるのです。そして、先輩社員の立場になった時に初めて、電話対応をしない新人に対する苛立ちが理解出来るようになるでしょう。

新入社員にとってミスは恥ずべきもの。
しかし、誰もが最初は電話対応でとんでもないミスを連発して、恥をかきながら学んできたのです。

ぜひ、職場にかかってきた電話は積極的にとって、先輩社員や上司と良好な関係を築きましょう。

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