近年、日経平均が1万8000円を超えるなど、株式投資が注目を集めています。
同じように元エンタの神様芸人のコウメ太夫さんが不動産投資で安定収入を得ていてテレビで話題になるなど、不動産投資も人気が再燃しているようです。
しかし、株式投資と不動産投資、どちらがリスクが少ないのか気になりますよね。
今回は株式投資と不動産投資それぞれの特徴とリスクを調べてみました。
株式投資の方が気軽に始められる
不動産投資はローンを組んだり、中古ボロ戸建ての投資でもリフォームを業者に発注したりと手がかかります。一方で、株式投資は口座を開き、好きな株を買うだけですし30万前後から投資出来るので、入り口は不動産投資よりハードルが低いです。
また不動産投資は業者の良し悪しや相場などが、経験や知識がないと読めないのに対して、株式投資はトヨタ自動車や無印良品、任天堂など、とりあえず商品を知っている企業に投資出来ます。
こうして見ると、株式投資は初心者におすすめの投資方法と言えます。
しかし、株式投資には大きなデメリットがあります。
株の動きはコントロール不能
リーマン・ショックや311大震災の時のように、突然、株が暴落する事は必ずあります。それは社会的に発生することが多く個人ではコントロール不能で、損切りに失敗すると大幅な赤字を生み出してしまいます。
一方、不動産投資も入居者の家賃不払いや自殺、火事などコントロール不能のリスクはいくつかありますが、家賃保証会社に加入していたり保険に入っていれば、ある程度、リスクを抑えることが出来ます。
また「不動産は大家が手入れをしてやれば育つ」と言われているように、手をかけたぶん成長してくれる要素がありますが、株式は手をかけても暴落する時は暴落します。
不動産投資と株式投資では性質が大きく異なるのです。
不動産投資には現物という資産がある。
不動産投資の大きなメリットは現物があることです。例えば戸建てを購入すれば、土地の値段はゼロにならないので、株式のように極端に売値が下がることはありません。また都内であれば物件の価格は下がりにくく、いざという時に売却出来る強みがあります。
乱高下が激しい株式に比べて、土地は安定した資産価値があります。
また減価償却が出来るので節税にも不動産は持って来いです。
一発が大きいのは株式投資
モンスターストライクで株価が跳ね上がったミクシィやパズドラで株価百倍になったガンホーのように、少ない元手で一発があるのは株式投資の魅力です。
不動産投資の場合は、近くに駅や商業施設が出来ない限り、土地や資産の値段が跳ね上がることはありません。逆に言えば、価値が落ちる可能性も低いので安定しています。
ただ、株式は長期投資すればするほどリスクが減るので、投資方法によっては安定戦略をとることが出来ます。