目標や目的を設定することは資格習得や資格勉強において最初にすべきことです。
目的は具体的であり、かつ実現可能で、成果がハッキリしているものでなければなりません。
例えば、TOEICであれば「TOEIC800点をとる」ではなく「TOEIC800点をとって外資系企業の求人に応募する」という風にして、更に「外資系企業に入って年収を300万アップさせる」というところまで落とし込んで、ようやく勉強を始めるのです。
勉強は辛いものです。
目的が曖昧ですと、必ず挫折してしまいます。「何となく転職に有利だから簿記の資格をとる」などでは到底、資格勉強は続きません。
目的を明確にして資格勉強を続けるコツを紹介します。
まず大目標を立てて逆算する
具体的な目標を立てたら、まず逆算してどれくらいの時間があれば実現可能か調べます。
大抵の資格に必要な勉強時間は本やインターネット上で調べることができ、そこから自分の勉強時間を割り出します。
社会人であれば平日1時間、土日4時間勉強する、など無理のない範囲で勉強可能な時間を算出し、資格習得に必要な勉強時間に当てはめていけば何ヶ月かかるかおおむねの予想がつきます。
1か月後、3ヶ月後のゴールを把握する
勉強を続けるための区切りは、まず1ヶ月です。
例えば、1か月後にテキストを半分終わらせる、1冊終わらせる、など短期の目標を立てて、小さなことからコツコツ積み重ねることが大事です。
次の区切りは3ヶ月後で、難しい資格ならば模擬試験を受ける、TOEICなら一回試しに受けてみる、などして、その出来具合から計画を立て直します。
計画は常に変動するものだと思って下さい。
いくらゴールを決めて計画を立てても、常に全力で資格勉強には取り組めません。
予想外のトラブルがあったり、やる気が急にでなくなったり、資格勉強には様々な障害が存在します。
そこで、リカバリープランとして、やる気が出なくなったら復習だけをする、単語だけ勉強する、などトラブル時のプランも立てておくと、あたふたせずにすみます。
長期的な視点を持つことが大事
短期決戦でガツガツっと勉強して資格を習得するのも作戦の一つですが、難関資格になってくると勉強に1年以上費やさなければならないこともあります。
社会人であればなおさら勉強時間が取りづらく、長期化することもあるでしょう。
なので、無理をせず長期的に見て、調子が伸びない時はマイペースにゆっくり資格勉強をすることが大事です。
途中で諦めてしまうと、今までの積み重ねが台無しになってしまいます。
勉強のコツは目的を明確にすることと、失敗に寛容になることです。
多少の計画の変更があっても動揺せず、どっしりと構えて勉強をしましょう。