25歳というと、22歳で新卒で就職したとすれば、社会人になって3年経った頃だと思います。
もしくは高卒で就職して、社会人7年目。あるいはフリーターなどを挟んで、社会人1年目～2年目の人もいるでしょう。
この年になると、だいぶ業務にも慣れてきて仕事が楽になってきた人もいれば、仕事を任されて労働時間、責任がキツくなってきて、転職を視野に入れている人もいると思います。
もしくは、ブラック企業に入ってしまい、早くも職を転々とし始めている人もいるかもしれません。
どんな理由にせよ、25歳での転職はまだまだチャンスがたくさんあります。
「25歳で転職は早すぎる」
「いま転職しても、また新人からやり直しだぞ」
上記のように、転職を止める人もいます。
確かに安易な転職はキャリアダウンにつながってしまいますが、20代であれば仮に転職に失敗してもやり直しが効きます。
逆に言えば、転職をするリスクが低い20代のうちに行動しておくべきでしょう。
30歳になった時に「そろそろ転職しようかな…」と思っても、年齢制限で引っかかったり、未経験の職種に応募できなくて「やっぱり25歳の時に転職しておけばよかった」と後悔しても遅いのです。
25歳なら未経験の職種・業界にも楽に転職出来ます。
しかし、25歳で転職する時はどんな戦略を持ってキャリアパスを描けばいいのでしょうか？
今回は、25歳の転職を成功させるポイントについて詳しく見ていきましょう
25歳なら『無い物ねだりの転職』は卒業しよう
はじめて転職をする人に注意して欲しいのが、優先順位を付けず、とにかく希望条件をたくさん提示してしまう事です。
- 大企業である事
- 年収400万以上
- 年間休日120日以上
- マーケティングが学べる部署
- 新商品のプロジェクトに参加できるポジション
- 若手の意見が通りやすい社風
- 勤務地は東京駅近辺
- 残業は少なめ
- 育休制度しっかり
- 転勤なし
このように、今の職場で不満に思っている事が多ければ多いほど、希望条件をあれこれ出してしまうもの。
しかし、社会人を1年以上、経験した方なら分かると思いますが、すべてが自分の希望通りになる会社なんてありません。
・マーケティングが学べるポジションだけど休日が少ない。
・残業は少なめだけど、出世するまで裁量権が弱い。
・待遇はバッチリだけどキャリアアップが望めない
・キャリアアップは望めるけど薄給激務
このように、あっちを立てればこっちが立たず、といった条件になる事がほとんどです。
ですから、まずは希望条件に優先順位をつけて、自分はこの転職で何を成し遂げたいのか、主目的を1つに絞りましょう。
キャリアアップが主目的なら、会社の規模が小さくなっても妥協する。
新商品に関わる仕事に就くのが主目的なら、マーケティングではなく営業部門でも妥協する。
このように「ここだけは譲れない」という点を明確にしておけば、転職活動をしていく上で、取捨選択のヒントになります。
「この会社は主目的にマッチングしてるけど、休日数がネックだな」
「こっちの会社は、いまいち主目的を果たせそうにない。待遇は悪くないけど、スルーだな」
こんな風に、スムーズに求人を選ぶことが出来ますよ。
転職はスピードが命！もたついているとチャンスを逃す
全部の希望条件を満たしてないと嫌だ！ なんて無い物ねだりな転職をしていると、いつまでたっても転職できず、グズグズ先延ばしをしているうちに30歳…なんて事になりかねません。
転職はスピードが命です。
「転職したい」と思い立ったということは、現職に不満があるか、新しいチャレンジをしたい欲求が出てきているという事でしょう。
だったら、現職をだらだら続けても満足度は増えません。
1日、いえ1秒でも速く、あなたが今思い描いている理想のキャリアに向かって歩を進めるべきなのです。
転職は、時間がたてばたつほど熱は冷めて「面倒くさいし、現状維持でいいや」と逃げに走ってしまいます。
そして前述したように30歳になって「あの時、チャレンジしていれば…」と後悔するハメになってしまう。
それを避けるためには、早め早めに転職先を決定することが重要なのです。
「妥協しろ」と言っている訳ではありませんよ。
優先順位をつけて目的を明確にしてから、転職活動を効率的に行いましょう！ という事です。
また、自分の希望ばかりに集中するのではなく「会社から見たら、自分にはどんな価値（魅力）があるのか？」という点もしっかり考えましょう。
自分の持っているスキルに需要はあるのか？
自分の経験を買ってくれる企業はどこか？
このような客観的評価を踏まえ、自分の希望する条件（年間休日、職務、業界など）を掘り下げてから、しっかり次につなげる転職をすることが大切です。
25歳で何のスキルもないというのはあり得ない
25歳で転職する人の多くが「自分には何もスキルがない」と思いがちですが、実はそんなことはありません。
スキルがないのは新卒だけで、どんな職業でも一度、職務につけばそれなりにスキルを得ているものです。
電話対応や見積書の作成、営業のアポ取りなど、たいした事のない業務でも社会人としての立派なスキルです。
これは新卒が持っていない経験ですから、中途採用、第二新卒での転職では十分強みになります。
「電話対応なんて、誰でも出来るよ！」
と思った方は、その意識がダメです。
ただ電話対応するだけではなく、電話先の相手（顧客や取引先）にいかに負担をかけずに、スムーズに対応ができるか工夫していますか？
例えば、電話は3コール以内に必ず出る。
取次の際、先輩社員の様子を見て、忙しそうであれば折返しの連絡を約束する。緊急度が高そうであれば、急ぎで回す…などなど。
電話対応1つとっても、その場の状況に合わせた臨機応変な対応が出来るか否かで、社会人としてのスキルが見えてきます。
その工夫を面接で伝える事が出来れば
「この人は社内・社外どちらにも気配りができるし、視点を広く持った人材なんだな」
と面接官は好感を持ちます。
転職では、仕事そのものよりも、その仕事に対して、どのような心持ち（工夫）で取り組んだのか？ という意識的な部分が『社会人としてのスキル』に該当するのです。
この本質的な部分が理解できていないと
「前職では電話営業でアポを毎日10件取ってました！」
「売上20%アップを実現しました！」
といった結果ばかり声高にアピールしてしまい、面接官をガッカリさせてしまいます。
社会人に求められているのは思考力であり、◯◯をやりました！ という報告ではありません。
言われた事をやるだけなら小学生でも出来ます。
- いかに工夫したか？
- いかに深い考察をしながら仕事に取り組んでいるか？
面接官がチェックするのは、こういう部分ですよ。
日系企業では根性も評価対象の1つ
また、ブラック企業で激務をこなしていた人も、それをやり抜いた事は立派な強みになります。
25歳の採用では、まだまだ根性は評価されます。
新卒で会社選びに失敗しても、ブラック企業で激務に揉まれた経験がある第二新卒と、ぬるま湯で仕事をしてきた中途採用者では、根性のある前者が選ばれることが多々あります。
第二新卒の採用担当者が一番嫌うのが『根性や責任感のないゆとり社員』であり、中途採用では特にそれらの人材を回避する傾向にあります。
休日が少なく激務でしたが1年～3年耐えました！ というのは立派なアピールになりますよ。
外資系企業では失笑されるだけかもしれませんが、日本企業では、まだまだ根性大好きオジサンは多いので…
転職エージェントに登録して転職をサポートしてもらう
色々書きましたが、25歳ですと、まだまだ転職には不慣れでしょうし、準備も大変だと思います。
書類の用意に、求人検索など、転職ではやることが盛り沢山です。
そこでオススメなのが、転職エージェントを活用して、効率的に転職活動をすることです。
転職エージェントは、キャリア相談、履歴書などの作り方、面接の練習から求人の紹介まで転職の全てをサポートしてもらえるサービスです。
利用料は最初から最後まで無料です。
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登録すると、担当エージェントがあなたの希望条件をヒアリングして、あなたにあった業界、業種、応募可能な求人などを紹介してくれます。
それに合わせて、オススメの求人をいくつかピックアップして紹介してもらえるので、一緒にキャリアの方向性を決められます。
自己分析もキャリアプランも、一人で考えると限界がありますが、就職活動のプロであるエージェントに相談すれば自分だけでは見つけられなかったキャリアの可能性が出てくる可能性があります。
また、給与交渉などもエージェントを仲介して行えるので、スタート時の年収がアップする確率がグッと上がります。
時間のかかる履歴書、職務履歴書の作成も、プロであるエージェントにアドバイスしてもらえばスムーズに作成出来ますから、就職活動で最も手間のかかる部分を大幅に省略出来ますよ。
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