勉強、運動、仕事、何においても手抜きという行為をしてしまうと、途端に結果が悪くなってしまいます。どんなに外見を見繕っても、手抜きをした物というのは必ず見ぬかれてしまいます。
ところが、手抜きというのは中毒性の高いもので、一度楽な味を覚えてしまうと習慣になってしまい、なかなか手抜き癖は治すことが困難になってきます。
手抜き癖は子供の頃から覚えがち
子供の頃、特に小学生、中学生の時に、手抜きの味を覚えてしまうと厄介です。例えばお手伝いを頼まれても、適当にやってあとは親に押し付けて、何も叱られずにすんだ――こういった経験をしてしまうと「手を抜いてもいいんだ」と脳が解釈してしまいます。
勉強においても、テスト前に軽くやっておいて、70点をとればそれでいい、と妥協してしまえば、だんだんと手抜きが上手くなっていき、大人になっても仕事を学ぶ時にそのまま手抜きで覚えてしまいます。
仕事に手抜きは通じない
勉強であれば自分自身のことなので、手を抜いても誰も迷惑を被りません。しかし、仕事はチームワークです。一人が手を抜くと他のメンバーに負担がかかり、さらにチームワークも悪化します。仕事における手抜きは人間関係を悪化させ、あなたの信頼を落とす結果になってしまいます。
手抜き癖のついてしまった人によく見られるのが責任感の欠如です。手抜きが習慣になってしまうと、手を抜くのが性格だから、習慣だから、それが自分にとって普通だから、なぜ仕事で手抜きをして怒られるのか分からない――そんな風に、手抜きに言い訳をつけて、すべて人のせいにする性格になってしまいます。
部活動で全力を学ばなかった人にありがち
運動部で結果を出した人が就職活動で高い評価をうけるのは、やはり全力で物事を遂行し結果を出した、という経験が仕事においても役に立つからです。
一度、120%の力を出して成功を経験すれば、次も全力で取り組み、手抜きをしなくなります。これは全力で取り組めば結果が出るorたとえでなくても諦めなければ必ず勝てる、という思考回路が出来上がるからです。
根性や気合と言われている精神論ですが、こういった成功体験を繰り返すことで手抜きや妥協を許さない確固とした実行力がつくことから、一概に非科学的とは言えないところがあります。
逆に帰宅部が評価されない理由は、やはりこういった成功体験が無い事が多いため、踏ん張って頑張る、といったガッツが無いものだと思われるからです。
手抜き癖を治すには
大人になってから手抜き癖を治すには、上記のような成功体験を経験するのが一番です。しかし、手抜きをやめることは禁煙と同じくらい難しいものです。
そこで、古臭い方法ですが、目標を紙に書いて見える所に張る、厳しい指導者についてもらい、見張ってもらう、など自分に制約をつけることが一番の薬になります。
手抜きが習慣になっている人にとって、全力を出して結果を出すプロセスはかなり辛いものになります。しかし、全力を出して作り上げた仕事や作品、勉強は必ず結果を呼び寄せます。人は無意識に作りこみを察する力をもっており、製作者の魂がこもっているものに惹かれます。
頑張って結果が出せれば、達成感を得ることが出来ます。
その達成感は手抜きで楽をした時の快楽よりも、ずっと大きい物なので、一度でもそれを体験すれば手抜き癖は治るでしょう。
手抜きの悪魔はいつもそばに居る
しかし、手抜きの誘惑はどんな人の心にも染み付いています。
特に辛い時や苦しい時、突然あらわれて「手を抜いて楽しちゃえ~」と誘惑してきます。手抜きの悪魔とは、弱い自分そのものなのです。
もしどうしても辛ければ、手抜きをするのではなく、一度、休憩をとってみることが一番です。メリハリをつけて、手抜きの誘惑にのらないよう、しっかりやることが大事です。
私も面倒なとき、ついつい「今日は手を抜いちゃおうかな」と思ってしまいます。しかし、自分を律して手抜きの誘惑を跳ね除けていれば、必ず報酬は大きくなって返ってきます。
手抜きをしない人は信頼を積み重ねることができ、人から必要とされる人材になります。
「最近、手抜きばっかりだな…」と思ったら、紙に目標を書いたり鉢巻をまいたりして、気合を入れて踏ん張ってみましょう。結果が出た時、手抜きしないでよかった、と思えたら、手抜きの悪魔はどこかえ消えてしまうでしょう。
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