ゴム業界に就職したい! と思う人はいるだろうか? 理系の大学生ならともかく、文系の学生ではゴム業界は馴染みがなく、製品もタイヤかゴム手袋くらいしか思いつかないかもしれない。
だが、実はゴムは生活の中にたくさん使われており、非常に重要な役割を果たしている素材なのだ。
このダンスロープライトスリムは住友ゴム工業が技術開発したもので、従来のスロープをさらに軽量化しており、介護業界で非常に注目されている製品だ。
他にも、水枕や湯たんぽなどにもゴムの技術が使われている。
馴染みやすいところでいえば、一般的なテニスコート「オムニコート」も住友ゴム工業の技術が開発したもので、競技場の人工芝なども同様だ。
ゴムと全く関係が無さそうなスポーツ方面でも、実はひっそりとゴム業界が開発をしているのだ。
ゴム業界の企業ランキング
ゴム業界の有名な会社は限られており、下記が規模を表した企業ランキングだ。
ゴム業界企業ランキング
1 ブリヂストン 3兆5,680 56.4%
2 住友ゴム工業 7,806 12.3%
3 横浜ゴム 6,016 9.5%
4 東洋ゴム工業 3,702 5.9%
5 東海ゴム工業 3,690 5.8%
6 バンドー化学 934 1.5%
7 西川ゴム工業 827 1.3%
8 オカモト 774 1.2%
9 鬼怒川ゴム工業 745 1.2%
10 フコク
ブリヂストンという社名は聞いたことがあると思う。
ご存知の通り、ブリヂストンタイヤの会社だ。8位のオカモトは、ゴムといえばあれだ! という人には有名かもしれない。
こうして見ただけでも、ゴム業界はタイヤから生活用品まで様々な分野で役立っている。
皆が住んでいる家やマンションにも、ゴム技術を利用した耐震ダンパーが入っている。地震に対して、ゴムの技術が家の安全を守ってくれているのだ。
このような各企業の製品はホームページ、ならびに展示会で確認することが出来る。
今回、紹介した製品は住友ゴム工業の下記ホームページで確認可能だ。
事業・商品情報
ホームページを見て、興味を持てたら就活で応募する企業のストックに入れておこう。
しかし、ホームページを流し読みしただけでは、真の志望動機を書くことは出来ない。ただでさえ文系は理系に対してゴム技術の知識が無いのだ。
となると、志望するにあたって強い動機付けが必要となる。
展示会で現物を見て、触るべし!
志望度合いの低い就活生は、企業ホームページを軽く見ただけで面接に挑む。そのため、採用担当者に本気度が薄いことを見ぬかれて、書類選考で落ちる。
そうならないために、まず展示会に足を運ぶことが大切だ。
住友ゴム+東京ビッグサイトなどで検索し、情報をキャッチしよう。
展示会には様々な企業の製品がある。しかし、ただ見ているだけでは核心を掴むことは出来ない。担当者に製品の長所やセールスポイントを聞き、メモしておくべきだ。
ここで「この商品のこんなところが自分は素晴らしいと思った」というポイントをメモしておき、志望動機のタネとして使う。
同じ製品でも見方によって意見は異なる。君自身のオリジナルの観点から志望動機を作れば、採用担当者に熱意が伝わり面接に進むことが出来るだろう。
まず展示会に行こう!
正直言って、こういった工業製品に対して文系の学生は全く興味を持てないかもしれない。そもそも、知らないのだから興味を持つ以前の問題だ。
しかし、企業名やブランドイメージ、年収だけで志望理由を書いても受かるはずがない。まず展示会に行き、どんな製品か自分の目で確かめることが大切だ。
そこで興味を持てなければ、応募する企業リストから外せばいいし、逆に興味を持ったらどんどんその業界・企業のことを調べていこう。
自分の目と手で確かめた情報と、そこから練りだされた志望動機は誰にもコピペ出来ないオリジナルの文章になる。自分の足を使って集めた情報が、他の就活生との差になるのだ。
就活がどんどん後期型になっていくが、行動は早め早めにやっておくことが望ましい。
情報のアドバンテージこそが、就活の肝なのだ。