寿司職人というと、厳しい修行をイメージする人が多いですね。
見習い時代は安く辛いですが、独立すれば高給取りになれる。
そんなイメージを持つ方が多いと思います。
しかし、実は寿司職人の就職先は多様化しており
海外就職する寿司職人も増えてきました。
現代の寿司職人の月収や就職先はどうなってるのか?
調べてみました。
寿司職人になるためには?
まず寿司職人になるためには、寿司屋に弟子入りするか専門学校を出て企業に就職する必要があります。現在は回転寿司のみならず、高級寿司店でもチェーン店が進出してきており、就職口としては後者が多いようです。
しかし、職人の世界は厳しく、就職すると朝4時から夜11時までの重労働になり、給料も安く、昔ながらの見て盗めの厳しい指導のもとに置かれることになります。
特に専門学校を卒業したばかりの新卒寿司職人には辛いようで、離職率もかなり高いです。
もっとも、今は暴力などを排除し、研修をしっかりする企業が多いので、そういった企業に就職すると離職率は低くなるようです。
就職先は日本だけではない
海外でも寿司職人の就職の需要は高く、カジノや豪華客船でもスシバーは外国人に人気です。多くは中華系のなんちゃって寿司職人が勤めているので、日本人の本場の寿司職人は比較的就職しやすい環境にあります。
海外は英語という壁がありますが、労働環境や給料は良く、グローバルに活躍することが出来ます。
寿司職人の年収は?
見習い時代は年収200万~300万。
チェーン店や回転寿司だと給与体系はしっかりしています。
逆に個人店は修行中の給与は低いです。
しかし、弟子入りにしろチェーン店への就職にしろ、独立しないと年収は400万前後で頭打ちになりやすいようです。
独立してお店がうまくいくと、年収1000万を超えることもありますが、握りの腕だけでなく、ネタの見極め、交渉術、経営術なども含めて最低でも寿司職人として10年以上の修行が必要とされています。
海外での就職ですと、国によりますが月給30万~40万ベースで働けるようです。何より休暇がしっかりしていて、英語も学べるので、海外で働く寿司職人も増えてきています。
強い意志が無いと務まらない
寿司職人専門の学校がありますが、就職後の離職率は5割以上ともいわれており、学校と職場のギャップが大きいことを表しています。
料理人の世界は暴力や上下関係の厳しさ、長時間労働など辛いことが多く、なかなか定着率を上げるのは難しいようです。
もっとも、近年の若い寿司職人は、きちんと教える文化を持っています。
とはいえ、厳しいことにはかわりないので、強い意志がないと寿司職人にはなれません。
まさに日本ならではの手に職の仕事なので、腕さえあれば仕事に困ることはないでしょう。