新卒で就職して半年以内に辞めた人は転職出来るのか?第二新卒での転職に成功するポイントとは

新卒で就職した新社会人が、一番、仕事を辞めていく時期が就職して半年後、10月頃だと言われています。

研修が1ヶ月、長くても2ヶ月で終わり、6月ごろから実務に入りお客様扱いが終わった辺りで、辞めたいと思う人が多くなります。

だんだんと社会人の辛さが分かってきたり、自分の想像していたキャリアと違う、パワハラ癖のある問題上司に当ってしまったなどが原因で10月には新卒社会人がどっと辞めていきます。

辞めたあとの進路は、実家に帰って休養したり、フリーターになったり、色々な道がありますが、多くの人は転職を選びます。

しかし、半年で辞めてしまっていると、職歴に傷がついているようなもの。

転職しようにも、書類選考が通らなかったり求人が経験3年以上必須の中途採用ばかりで、そもそも応募できる会社が限られていてなかなか上手くいかないことが多いです。

最悪の場合は、なかなか内定が取れないことに焦って中途採用を大量に応募しているブラック企業に入ってしまい、また短期退職してしまう、というパターンに陥ります。

そこで、第二新卒での転職を成功させるポイントを押さえておきましょう。

会社を辞める事を恐れる必要はない


「せっかく新卒で正社員の内定を貰えたのに、退職するなんてもったいない!」

と思っていませんか?

確かに、確かに、就職活動の苦労と『新卒カード』という一度しか使えないチャンスを消費して今の会社に就職した事を考えると「もったいない」という気持ちになってしまうのも分かります。

しかし、いま会社を辞めたい、転職したいとあなたが感じている以上、ミスマッチングである事は明白です。

新卒就職のミスマッチは非常に多く、新社会人の実に3割が3年以内に転職をしています。

ですから、まずは『会社を辞める』という事を必要以上に重く捉えない事が大切です。

正社員の場合、これから長い時間と労力を投資するのですから、合わないと思ったら早めに見切りをつけて、自分が本当にやりたい仕事や自分に合っている会社に転職すべきです。

幸いなことに、現在は『第二新卒』という枠があり、新卒での就職から3年以内であれば求人は豊富ですし内定も取りやすいです。

ダラダラと辞める事を引き伸ばして、騙し騙し働いても良いことはありません。

「仕事の選び方を間違えたなぁ」

と思ったら、うじうじ悩むのではなく、スパッと割り切って早めに転職活動を始めるのが正解です。

新卒で転職をした方の体験談の記事を、参考までに紹介しておきます。

・新卒で会社を辞めたいキミへ。入社5ヶ月で退職した僕の転職(再就職)体験談

また、ブラック企業で長時間労働を強いられていたり、鬱病になってしまったら、すぐに辞めましょう。

6ヶ月しか勤めていなくても、鬱病や長時間労働をした証明(診断書・労働時間の記録など)があれば、すぐに失業保険を受取ることが出来ます。

失業保険を受け取れば、月10万前後のお金が3ヶ月もらえるので、転職活動に役立ちますよ。
詳しい条件や申込方はこちら。

・初めて会社を辞める時にやっておくべき行政手続き。保険や年金や失業保険の申請のやり方を分かりやすく紹介

転職活動は在職中から出来ますから、仕事が忙しくなる前にコツコツと求人を探したり、自己分析をやり直しましょう。

第二新卒の需要は大きいということを知っておこう

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「半年しか職歴が無いからブラック企業にいくしかない…」

多くの第二新卒は、こういったネガティブな思考で考えてしまい、ブラック臭がする企業でも再就職出来るなら儲けもの、とブラック企業に入ってしまいます。しかし、ブラック企業にはいっても先はなく、また短期離職を繰り返すだけです。

人材不足の今、第二新卒は需要があります。

例え職歴半年でも、若さという大きな武器があります。退職した理由をハッキリと説明出来れば、転職が不可能ということはありません。

新卒をとるにはかなりの採用コストがかかります。そのため、中小企業は新卒採用が出来ず、第二新卒の求人で若い人材を補充します。

中小企業の中には業績が安定していて、ボーナスも出るし休みもしっかりしているのに、広告費が出せないから第二新卒のみで求人を出している、という隠れホワイト企業もあります。

こういったホワイト中小企業に入ることが、第二新卒の勝ち組ルートです。

より好み出来る立場ではない、と後ろ向きに考えるのではなく「短期離職をしてしまったからこそ、次はしっかり長く働ける会社に就職しよう」という風に考えて動かなければいけません。

在職中に転職活動をしてもOK!ただし会社には秘密でやろう


転職活動は、退職後にゆっくり行う事も出来ますし、在職中に行う事もできます。

在職中に転職活動をする方法は、まず転職サイトや転職エージェントに登録して求人やエージェントのアドバイスを受けながら転職の方向性を決める。

そして、仕事をしながら求人への応募を続け、内定が出たら退職を申し出る…という流れになります。

求人の閲覧や、エージェントとの面談は土日でも行えますが、面接に関しては平日に行われるので、面接日は有給を取ったり、病欠で休むなり何とか時間を作る必要があります。

在職中に転職をすると、職歴や給料が途切れないというメリットがありますし、転職をやめて今の仕事を続けるという選択も取れます。

ただし、在職中の転職活動は、時間や労力がかなりかかります。

残業が多い仕事で、とても仕事をしながら転職活動は出来ない…という事なら、退職後に転職活動をしたほうが良いでしょう。

・仕事を辞めてから転職活動をする場合の注意点や効果的な戦略まとめ

ハローワークで転職活動するのはオススメ出来ません。
ハローワークは、あくまで失業保険の申請などの手続きをする場所と割り切りましょう。

・在職中にハローワークで転職するのは危険!手間の割に効率が悪いです

また、転職活動をしている事は会社の同僚や上司に知られてはいけません。

知られてしまうと「裏切り者」扱いされてしまいますし、いざ転職をやめても立場が危うくなります。

特に、新卒の場合は「あいつ、新卒のくせにもう転職する気か?」と思われてしまい、いらぬ恨みを買ってしまいます。

新卒で転職すること自体は悪くありませんが、堂々と転職活動をされるとイラッとするものです。
転職活動は秘密で行うのがマナーです。

同期や先輩には、必ず転職活動をしている事は秘密にしましょう。仲が良い人でも、漏らしてはいけませんよ。

短期離職した理由をハッキリさせよう

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第二新卒の転職で必ず聞かれるのが、なぜ短期離職したかということです。イメージと違った、上司から酷いパワハラを受けた、単にキツくて辞めた、など色々な理由がありますが、大切なのは採用担当者が「この人は長く働いてくれそうだ」という印象を持つかどうかです。

単に面倒くさくなった、上司とそりが合わなかった、では上記のように思ってはくれず、内定も出しにくいです。

かといって、言い訳ばかりを並べても印象が悪いので、正直に「耐えられず短期離職したが、社会人の友人に話を聞いて自分の考えが甘かったことを知った。今は反省しており、次は長く働きたい」と正直な理由からの反省、改善を述べたほうが印象がいいです。

無理に真っ白な自分をアピールする必要はありません。嘘をついて真っ白さをアピールしても、逆に白々しくなるだけです。

第二新卒をしている採用企業も、新卒のように真っ白な人を希望しているわけではないので、そこはお互い様なのです。

・なぜ短期離職したのか?
・これからどうしたいのか?
・次の会社で短期離職しないよう、働く上で何を注意するのか?

といったポイントを述べることが大切です。

年間休日や会社の雰囲気を注意深く見よう!

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第二新卒での需要は大きいですが、第二新卒枠でブラック企業に入ってしまい、また離職したとなると話は別です。短期離職を2回していると、他の第二新卒の就活生に比べてハンディキャップを持つことになります。

第二新卒の転職で一番重要なのは、次は長く働ける会社に就職するということです。

良い企業を選ぶ際のポイントとして、一つの目安となるのが年間休日です。土日祝日休みという一般的な休みの場合、年間休日は120日以上です。求人を探すときは年は120日以上で検索しましょう。

また、会社の雰囲気も大切です。

荒んだ会社は、説明会などで会社にいった時に雰囲気で分かります。

直感的に「この会社おかしいな」と思ったら、内定が出ても勇気を出して辞退するべきです。

転職は、失敗するとフォロー戦略を取らなければなりません。
出来れば、一発で成功させて、手間を少なくしたいものです。

・転職に失敗したらどうする?転職失敗後のフォロー戦略と心構え

ブラック企業やミスマッチを回避する一番の方法は、転職エージェントを利用することです。

第二新卒専門の転職サイトでは無料エージェントを用意しており、企業の雰囲気や業種など詳しい情報を教えてくれるので、ミスマッチを防ぐことが出来ます。

優良企業の求人も多く持っており、自分一人で就職活動をするより効率的です。

求人や総合的な就活のサポートには転職エージェントに頼もう

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転職エージェントは、かつては社会人がキャリアアップの転職をする時にしか使えないサービスでしたが、少子高齢化によって若手の人材不足が目立つ昨今、第二新卒のサポートもかなり手厚くなってきました。

20代向けの求人も多く、第二新卒の転職にはぴったりのサービスです。

転職エージェントは、利用料は最初から最後まで無料です。

転職エージェントは人材を募集している企業からお金を貰っているので、求職者である私達は一円も払わずサポートを受けることが出来るのです。

転職エージェントは土日でも利用することができ、求人者はキャリア相談、求人の紹介を受けることが出来ます。
登録すると、担当エージェントがあなたの希望条件をヒアリングして、あなたにあった業界、業種、応募可能な求人などを紹介してくれます。

それに合わせて、オススメの求人をいくつかピックアップして紹介してもらえるので、一緒にキャリアの方向性を決められます。

未経験OKの正社員求人はもちろん、正社員登用前提の契約社員など、様々な求人を紹介してくれるので、自分にあった就職ルートを選ぶことが出来ます。

自己分析もキャリアプランも、一人で考えると限界がありますが、就職活動のプロであるエージェントに相談すれば自分だけでは見つけられなかったキャリアの可能性が出てくる可能性があります。

また、給与交渉などもエージェントを仲介して行えるので、スタート時の年収がアップする確率がグッと上がります。

時間のかかる履歴書、職務履歴書の作成も、プロであるエージェントにアドバイスしてもらえばスムーズに作成出来ますから、就職活動で最も手間のかかる部分を大幅に省略出来ますよ。

オススメの転職エージェントはDODAです。



DODAは全国に拠点を持つ転職エージェントの大手で、非公開求人を最も多く取り扱っており、年収や待遇が良い企業の求人が集まっているのが特徴です。そのため、待遇の良い求人を探すにはうってつけのエージェントです。

大企業の関連会社など、業績が安定しており待遇の良い求人が多く、またエージェントのサポートも書類作成から面接での受け答えまでしっかりやってくれます。

また、求人は事前にエージェントが審査をしているので、離職率の高い企業や労働環境に問題のある企業、いわゆるブラック企業の求人に引っかかるリスクもありません。

就職活動は不安になる事が多いですし、右も左も分からない状態では、どう動いていいか分からないもの。 エージェントに登録しておけば、担当エージェントに色々と相談や質問が出来るので、心理的にもグッと楽になります。

また、非公開求人には優良求人がたくさんありますから、DODAを利用することで思わぬ求人と出会えることがありますよ。

DODAの登録方法について

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DODAに登録する場合、公式ホームページから『登録する』を押した後、基本情報を入力します。 (名前や生年月日、住所、連絡先など)

その後、直近の職務経歴を書くのですが、前職の経歴を登録します。

業種・職種・年収の欄は、大体で構いません。 最後の欄にある『自由記入欄』には、連絡出来る曜日・時間帯などを書いておきましょう。

登録終了後、担当エージェントから電話orメールにて連絡が入り、面談の日程を合わせてサポートを受けることが出来ます。

DODA 公式サイトはこちら

転職エージェントに登録して、ぜひ一度、面談を受けて応募可能な求人を紹介してもらいましょう。 自分が入社可能な求人を見れば、人生の選択肢がぐっと広がりますよ。

ミスマッチを回避するためにもエージェントを

新卒で退職してしまうと、空白期間が空いてしまうことに焦りを感じて、転職を急いでしまうことが多々あります。

しかし、一番良くないのは適当に転職を決めてしまい、ミスマッチによってまたしても短期離職してしまうことです。

いくら20代は転職がしやすいといっても、二回も短期離職をしてしまうと大きなハンディになってしまうので、転職のミスマッチを避けるためにも転職エージェントを活用して、しっかり求人を吟味して決めましょう。




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