新入社員が慣れない仕事でミスをするのはどの職場、業界でも恒例です。
大抵は先輩社員がフォローしますし、損害の発生する責任の重い仕事は新人に回さないので「新入社員はミスをするもの」として許されます。
しかし、新入社員が絶対にやってはいけないミスがあります。
それが社内の人間関係におけるミスです。
同僚であれば「あいつは苦手だ/嫌いだ」と避けるだけで済むのですが、これが上司になると、仕事の指示を受けたり許可をもらったり、仕事をしていく上で必ず接しなければいけません。
悪いことに、人間関係に傷がついた相手が上司の場合は、相手のほうが立場が上ですからストレスはこちらが大きく負担することになります。もちろん、優しい上司が常識知らずの部下にイライラするということもありますが…。苦手な相手が、社内で力を持っているというのは厄介です。
では、どんなことをすると上司に嫌われるのでしょうか?
ミスした時に言い訳から入る
仕事のミスをした時は、まず謝罪をして、それから改善案などを提案するべきです。しかし、特にプライドの高い人は、まず出来なかった言い訳から述べることが多いです。
「でも」「しかし」など否定から入ると、多くの上司が怒ります。他人のミスを押し付けられたり、自分のせいじゃないのにミスを被った場合は、最初に謝るのは理不尽に思えても、まず謝罪から入りましょう。
特に社内でまだ実績も実力もない新入社員の場合は、言い訳をしても味方になってくれる人もおらず、自分のプライドを守れる以外意味がありません。むしろ周囲にも「プライドが高い奴だな」と思われてしまい、避けられることも多々あります。
新入社員のうちは理不尽でも、まず謝罪から入るようにしましょう。
飲み会でも仕事でも気が利かない
例えば、指示された仕事が終わり、手が空いているのに上司に次の指示を聞かずボーっとしている、などは新入社員が上司に嫌われる典型的なパターンです。仕事に対して積極的な部下は可愛いですが、指示待ちの新入社員は一番嫌われます。
また、飲み会で食べ物を分けたりお酒をつがない、一人だけ先に帰る、1時間程度の歓迎会にも出ない、などの行動も古い企業、古い体質の上司からは嫌われます。
「なんで飲み会でそこまでしなきゃいけないんだ」
と苛立つのも分かります。
しかし、表面上だけでもサッと気を利かせておくと、上司に気に入られて社内の人間関係が楽になります。
上司に好かれるとメリット多し
上司に嫌われると、ちょっとしたミスで怒鳴られる、目をつけられる、嫌味を言われる、仕事を教えてくれない、など様々なデメリットがあります。退職理由で最も多いのが「上司との人間関係」であることから、上司に好かれるか嫌われるかは、働きやすさに大きく関係していることが分かります。
逆に上司に好かれるとオイシイ仕事を回してもらえたり、出世の手回しをしてもらえたり、ミスのフォロー、仕事の指示がスムーズになるなどメリットは大きいです。コネに頼らず実力でのし上がりたい、という新入社員も多いですが、残念ながら会社組織は大きければ大きいほど上司との人間関係によってキャリアアップの道のりが大きく変わります。
納得行かなければ、実力主義のベンチャー企業や外資系企業、、歩合制の多い不動産業など、キャリアアップと成果が明確な業界に行ったほうが働きやすいでしょう。
上司との人間関係の上手な築き方を覚えれば、サラリーマンとして生きていく上で強い武器になります。上司との付き合い方の本などたくさん出ているので、書籍などで勉強しておきましょう。