でしゃばりすぎる新入社員は先輩社員にとって扱いにくいものですが、なかなか自分の意見を言わず「自分の気持ちを察して下さい」という察してちゃんタイプはもっと扱いに困るタイプです。
女性に多いと思われやすい察してちゃんですが、内向的な男性にも察してちゃんが多く、会社に馴染めず辞めてしまうことも多いです。察してちゃんは典型的な指示待ち族で、ストレスに弱く、気持ちを察してもらえないとすぐ「傷ついた」といって会社に来なくなってしまいます。
察してちゃん社員の生態を見て行きましょう。
察してちゃんは身勝手でズルい
そもそも、察してちゃんは具体的にどういった人種なのでしょうか?
簡単に言えば「もう放っておいてよ!」と恋人を突き放しておいて、本当に放っておいたら「信じられない!どうして放っておくの!?」と切れるタイプです。
察してちゃんが望んでいたのは「待てよ!俺が悪かった!」と言ってもらうことなのですが、それを察してくれない人に対しては「私の気持ちがわかっていない」といらだちを覚えるのが察してちゃんマインドです。
これは「ダブルスタンダード」と呼ばれる「基準が二種類ある」マインドで、実はとても厄介なタイプです。
「放っておいて!」と言われて、放っておくor放っておかない、どちらが正解かという答えが察してちゃん本人の気分によって変わってしまうからです。こうなると、察してちゃんの表情や言い方、気分などから推測するしかありません。コミュニケーションに高度な推測能力を強いられることになり、プライベートなら付き合いを避ければいいのですが、会社ではそうはいきません。
察してちゃんが会社にいると、相手をする社員は非常にストレスを強いられることになります。こんな面倒臭い新入社員の教育係になったら、先輩社員は病んでしまいますね。
察してちゃんは被害者になりたがる
察してちゃんとメンヘラは紙一重、もしくは片足を突っ込んでいる関係にあります。察してちゃんは傷つきやすく「え!? そんなことで会社休むの!?」といった驚愕の理由で会社を休みます。
例えば「先輩社員に放置された」と言って休みます。いやいや、あんた「何かやることありませんか?」の一言もなく突っ立ってたでしょ! といった厳しい教育も察してちゃんにとっては「いじめ」にカテゴライズされるようです。
困ったことに、察してちゃんはなかなか会社を辞めませんし、会社が首にするのも難しいです。特に大企業の場合は、先輩社員が「新人に問題があります」と上司に直談判しても「根気強く育てて」と放り投げられてしまいます。
スパルタで育てても、すぐ傷ついて『被害者』になるのが察してちゃんの厄介なところです。
大体は、会社で悪評が広まり触るな危険の地雷と認識されるのですが、察してちゃんは自分が地雷認定されていることに鈍感です。察してちゃんは察して欲しいくせに他人に対しては察しない、いわゆる『空気がよめない』人なのです。
先輩社員や上司からすれば、これほど厄介な新入社員はいません。
また察してちゃんは良くも悪くも常識が通じないので、お局のイジメ対象にもなりません。いじめると更に巨大な爆弾を投下してくるので、イジメ対象にはならないのでしょう。キ○ガイ無罪という言葉がありますが、まさに触らぬ神に祟りなし、といった現象が起こるのです。
察してちゃんがいたら関わらないようにしよう
大企業は新卒社員をたくさん採用します。新入社員の中に察してちゃんが存在したら、なるべく関わらないようにしましょう。
もし後輩に察してちゃんが入ってきて、部下として育てなければいけない状況になったら、諦めましょう。
感情移入せず、一定の距離を保って最低限の教育をするのがベストです。関わると依存される可能性もあるので要注意ですよ。