会社に行きたくない…と思ってしまうのは、社会人なら誰でも一度は経験することです。
特に新卒で入社して、はじめて社会の厳しさを浴びた時や、ミスをしてしまった翌日などは、特にそう思うはずです。
仕事というのは、どうしてもプレッシャーを感じるものですし、責任もあります。
失敗した時は素直に頭を下げなければいけませんし、時には自分のミスでないのに代わりに謝罪するという理不尽な目にあうこともあります。
人間関係も、会社に行きたくない要素の一つですよね。
怖い上司に毎日怒られていたり、嫌な先輩・同僚がいても、仕事をする以上、避けるわけにはいきません。
しかし「会社に行きたくない」と思っても、それは甘えだというのが世間の認識です。
「お金を貰っている以上、それくらい耐えなさい」
「仕事があるだけありがたいと思え」
「皆頑張ってるんだ」
等々。
誰かに相談しても、耐えろ耐えろと口々に言われるケースが多いです。
確かに、早々に仕事を辞めてしまうと後悔するケースもあります。
しかし、我慢をし過ぎるあまり、精神的に疲れて鬱病や燃え尽き症候群になってしまう事もありますから、一概に『仕事を我慢して続ける』という選択肢が正解という訳ではありません。
今回は、会社に行きたくない人が幸せになれる考え方と選択肢について紹介します。
会社に行きたくない理由について考えてみよう
会社に行きたくない、と感じた時、大切なのは今一度「なぜ会社に行きたくないのか?」と自己分析をすることです。
その理由が、個人の努力で改善可能なものであれば、その解決策を打ち出します。
そうでないなら、退職や転職をするといった方向で考えるのです。
・自分が我慢出来るか否か
・改善可能か否か
・もし改善不可なら、どう人生計画を変更すべきか
このように、ただ「我慢しなきゃ」と他の選択肢を潰すよりも、柔軟に考えることが大切です。
判断基準1:自分が我慢出来るか否か
会社に行きたくない、と感じている以上、ただならぬ不満を抱えているのでしょう。
問題は、その不満がどれくらい自身の心を消耗させているか、という点です。
仕事が終わって帰路につけば忘れる程度のストレスなのか。
それとも、毎朝起きる度に鬱々とした気分になるほどのストレスなのか。
ストレスの度合いは幅がありますが、もし後者…つまりプライベートの時間でも嫌になってしまうくらいストレス大なら危険です。
家に帰ってもイライラしてしまう、不安や恐怖に襲われるレベルまで問題が大きくなっていると、もはや改善は不可能です。
私もかつて、非常に怖いパワハラ上司についていた事がありますが、当時は夜寝る時に歯がガタガタ震えたものです。これは無理だと思い、当時はすぐに退職をしましたが、あの判断が遅ければ心の病になっていたかもしれません。
自分の限界は自分にしか分かりません。
「正社員なんだから、辞めてはいけない」
という縛った考え方は辞めて、まず自分がどうなのか? という点に集中して考えてみましょう。
判断基準2:改善可能か否か
個人の努力で改善可能なストレスならば、退職や転職をせずとも「会社に行きたくない」という気持ちの原因になっているストレスを取り除く事が出来ます。
例えば、仕事が上手く出来ないなら、先輩に聞いたり自分で勉強したり、努力をしてみる。
仕事の先輩や同僚に相談してみる、といった解決法が考えられます。
人間関係の問題ですと、なかなか解決が難しいですが、例えば苦手意識を無くして積極的に話しかけてみる。
仲良くなってみれば、意外と対応が柔らかくなるかもしれません。
改善は、可能なかぎりやってみるべきです。
もちろん、全てが上手くいくとは限りません。
特に人間関係の改善は、よほどのコミュニケーションの達人でなければ難しいでしょう。
もし改善不可であれば、別の選択肢を考えるべきです。
判断基準3:改善不可なら、どう人生計画を変更すべきか
どうしても会社に行きたくない、というストレスから逃れられないならば、退職・転職という選択肢を考えてみましょう。
新卒で入ったばかりの人や、年齢を重ねてしまった人の多くは
「いま転職したって内定なんて出るはずがないし、辞めるのは逃げじゃないか」
と退職・転職について後ろ向きな考えを持っているかもしれません。
しかし、転職は今や一般的な選択肢ですし、人間関係や仕事内容の問題で転職を選ぶ人はとても多いです。
現に転職理由の第一位は十年連続で人間関係です。
転職をして状況が良くなるの? という疑問もあるでしょう。
少なくとも現在の不満は解消されますし、正しいやり方で転職をすれば自分にあった職場を見つけることだって出来ます。
転職は、主体的な仕事選びです。
給料や待遇、ポジション、将来の人生設計まで見据えて仕事を選ぶのですから、よほど適当な転職をしなければ状況は改善します。
人間関係や給与、仕事内容、経営方針など、個人の努力ではどうしようもない不満というのは確実に存在します。
これらの不満要素を解決するには、働く場所…つまり会社を変える他にはありません。
人によっては業界そのものに嫌気がさして、別の業界に転職するケースもあります。
会社や業界が違えば、待遇や空気、仕事のやり方も異なります。
かつて残業はサービスが当たり前だった人でも、新しい職場では残業代がつくのが当たり前でびっくりした…と良い意味でギャップを感じる事もあります。
転職を選択肢に入れると、視野がグッと広くなり、一社にこだわる必要がなくなります。
会社に行きたくない…と感じている方は、ぜひ転職を視野に入れましょう。
今の会社にしがみつく必要はないんだ、という事がわかるので精神的に楽になりますし、在職中に内定を決めてしまえば、すっきりした気持ちで今の会社を辞める踏ん切りがつきますよ。
会社を辞めるデメリットについても考えておこう
会社に対してネガティブな感情を持っている時は、「辞めてやる!」と勢いで退職してしまいがち。
しかし、退職というのはアルバイトを辞めるのとは訳が違います。
デメリットもそれなりにあるので、冷静にメリット・デメリット両方を考えて行動を選択しましょう。
会社を辞めるデメリット1:お金
会社を辞めるデメリットで、最も大きいのがお金の問題です。
当然ですが、転職するにしても内定が決まっていない状態で会社を辞めれば、無職になってしまいます。
失業保険などがあるにせよ、一時的に収入がストップするのですから、貯金でやりくりしていかなければいけません。
お金がどんどん無くなっていく状況というのは、かなりのストレスになります。
減っていく通帳残高に慌てて、あれこれ求人に応募して、余計に内定が遠のいていく…なんて負のサイクルにはまってしまったら最悪です。
退職をする前に、しっかり貯金をためておき、やりくりするための資金計画を考えておきましょう。
転職活動をする時に短期バイトを挟む、在宅ワークをする、メルカリで不要なものをうってお金にしておく…などなど、金策を揃えておくのがベストです。
在職中に転職活動をして、内定が出てから退職をする予定なら、金銭については問題ありません。
ただ、退職後にじっくり転職活動をするなら、例えば貯金が30万になってから辞める。ボーナスが出てから辞める…というようにしっかりした計画を作って立ち回りましょう。
会社を辞めるデメリット2:職歴
次に大きいデメリットが、職歴の問題です。
短期離職の場合、職歴は武器になりません。逆に色々と突っ込まれてしまうでしょう。
しかし、この点はいくらでもフォロー可能です。
特に新卒で入った会社を短期離職した場合、第二新卒という枠になるので、退職理由とキャリアプランさえ作りこんでおけばデメリットにはなりません。
ですが、退職理由や明確なキャリアプランを作らずに転職活動をはじめてしまうと、退職理由を突っ込まれた時に答えられないので、やはり短期離職の場合は入念な対策が必須と言えるでしょう。
2年~3年の職歴があれば、短期離職とは見なされません。
1年未満で退職した場合は、きっちり短期離職した理由について考えておきましょう。
さて、いかがでしたか?
もし『会社に行きたくない』と思ったら、転職活動をするという選択肢も視野に入れて、今後の生活を考えていきましょう。
しかし、転職といっても何から始めればいいのか、求人はどう探せばいいのか分からないもの。
そこでオススメなのが、プロである転職エージェントに相談をして、職務経歴書や自己PR作りをサポートしてもらう方法です。
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自己分析やキャリア相談、求人探しは転職エージェントにサポートしてもらおう
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