34歳になると、仕事やプライベートは人それぞれ大きく異なります。独身と既婚、子有りと子無し、年収の差など……生活水準の差や仕事でのポジション差が目に見えて大きくなってくるのは34歳前後ですね。
ご存知の通り、30歳以降の転職は20代の転職よりもリスクが大きくなります。
というのも、30歳を超えると将来性に期待して採用する「ポテンシャル採用」のチャンスがほぼ無くなり、転職では即戦力のプロフェッショナルとして扱われるからです。
また転職による年収のアップ・ダウンも激しくなります。
20代のうちは問題ありませんが、34歳の転職は、基本的に他業種につくと年収がダウンします。住宅ローンを抱えている人や、子供などがいる人は、年収が100万円下がるだけでも急に生活がきつくなります。
それでは、34歳の転職で成功する人の特徴とは何なのでしょうか?
今回は34歳の転職の向き不向きについて紹介します。
変化を好まない人は転職しないほうがいい
年収を下げたくない、今の地位を失いたくないという人は、多少の不満があっても転職しないほうが賢明です。
転職は少なからず年収と地位の上下があります。また転職先では人間関係も一からスタートですから、社内で信用を得られるかどうかはあなた次第になります。
すでに社内で信頼を築いており、それなりの地位にある人は安易に転職をしないほうが良いでしょう。
「35歳の前にやりたい仕事につきたい」
「でも、せっかく今のポジションまで出世したのにな」
「社内の仕事は慣れてきて楽だし、どうしよう?」
このように悩んでいるうちは、転職をするタイミングではありません。
転職は「やるぞ!」という勢いと明確なビジョンがなければ成功しません。迷いがあると内定も出ませんし、転職後も「やっぱり前の会社のほうがよかった」と後悔することになります。
年収が下がっても挑戦したい人が成功する
34歳の転職で成功する人は、年収が下がることを恐れない人です。
転職で確実に年収が上がる、という人材は少ないです。場合によっては今の会社にいるより年収が100万円以上ダウンする可能性もあります。というのも、1社に長く勤めている場合、20代ならそこまで差はつかなくても、30代になると昇給の積み重ねが効いていますから、必然的に現在の年収は相場よりも高めになっています。
キャリアアップの転職、景気のいい会社に転職するなら話は別ですが、基本的に年収ダウンは覚悟の上で転職しましょう。
仕事というのは、お金も大事ですが楽しさも大事ですよね。
今の会社での仕事がマンネリ化していて、別の会社で新しいチャレンジがしたい! と思い立って転職する人は30代に多いです。プログラマーとして大企業に勤めていて年収800万だったのに、ベンチャー企業に転職して年収500万になった人が居ます。
一見すると転職失敗ですが、彼は「勢いのあるベンチャー企業でスタートアップ作業が出来て毎日が楽しい」と幸せそうでした。その後、4年ほど勤めて、スタートアップの経験を買われ別のベンチャー企業にヘッドハンティングされ、年収1000万を越えるようになったそうです。
このように、一時的に年収が下がっても経験を買われて年収がグンと上がることもあります。
もし彼が「年収が300万も下がった!」とうじうじ考えて仕事をしていたら、楽しくないですしスキルもつかなかったでしょう。
年収が下がるということは生活が変わるということです。
もし30代で転職を考えているのならば、一度、年収が100万円下がったと仮定して生活のシミュレーションをしてみましょう。その生活で家計が破綻するようであれば、転職を考えなおすか生活水準を落としてから転職をしましょう。
長く働けるかどうかも重要なポイント
今の会社で定年まで働けるか、働きたいか、といった点も転職を考える上で重要なポイントです。
時代の流れとは恐ろしいもので、かつて繁栄を極めた大企業が、時代の変化に追いつけず業績を悪化させ縮小、リストラをするケースが増えてきました。
あなたの働いている会社が、今はどんなに大企業であっても、10年後、20年後にどうなっているか分かりません。中小企業なら、なおさらです。
もし、あなたが今の会社に「ずっと勤めていたい」と思わないのであれば、冷静に会社の業績や、社会、業界の変化を分析してみましょう。10年後も、今の会社はやっていけそうか。仮に会社が倒産しても、自分は転職出来るか、といった点を考慮して、もしノーであればキャリアプランを再考する必要があります。
また、労働時間の長さや、仕事のきつさも考えてみましょう。
40代、50代になると健康被害のリスクがグンと上がります。今までのように無茶な働き方や、長時間労働が出来なくなってしまいますから、もし今の会社で上の人間が無茶な働き方をしている、せざるを得ない構造になっているのであれば、それも転職を考える一つの要因になります。
長く働く、定年まで働くという点に重点を置いてシミュレーションをすることも大切です。
キャリアのアドバイスを転職エージェントにしてもらおう
キャリアに関するアドバイスは、やはりプロの転職エージェントにやってもらうのが一番です。
転職エージェントは一般的に待遇の良い非公開求人を抱えており、働きやすい求人、年収の高い求人もその中に多く備わっています。
また、エージェントは年収交渉を代行してくれるので、交渉によって年収を引き上げてくれる事が期待できます。
34歳の転職は一人で行うとなると、書類の準備や求人選定など時間がいくらあっても足りません。エージェントを利用することで、効率良く年収アップの転職が出来ますから、ぜひ上手に活用して34歳の転職を成功させましょう。
オススメの転職エージェントはDODAです。
DODAは全国に拠点を持つ転職エージェントの大手で、非公開求人を最も多く取り扱っており、年収や待遇が良い企業の求人が集まっているのが特徴です。そのため、待遇の良い求人を探すにはうってつけのエージェントです。
大企業の関連会社など、業績が安定しており待遇の良い求人が多く、またエージェントのサポートも書類作成から面接での受け答えまでしっかりやってくれます。
また、求人は事前にエージェントが審査をしているので、離職率の高い企業や労働環境に問題のある企業、いわゆるブラック企業の求人に引っかかるリスクもありません。
就職活動は不安になる事が多いですし、右も左も分からない状態では、どう動いていいか分からないもの。
エージェントに登録しておけば、担当エージェントに色々と相談や質問が出来るので、心理的にもグッと楽になります。
また、非公開求人には優良求人がたくさんありますから、DODAを利用することで思わぬ求人と出会えることがありますよ。
今すぐ転職する予定はなくても面談をして客観的なアドバイスを貰っておこう
転職エージェントは、今すぐ転職する予定・希望がなくとも、面談は可能です。
休みの日に面談を受けて、自分の人材価値や応募可能な求人、キャリアプランなどを転職のプロに相談することで、新しい進路が見えてくる事がありますから、ぜひ積極的に転職というイベントに対して働きかけてみましょう。
エージェントから送られてくるメールの中で「これは!」と思える求人があれば問い合わせてみる…といった待ちの転職も出来ます。転職エージェントへの登録=転職することが決まってから、という常識を捨てて、早め早めに登録して情報のアンテナを張っておきましょう。
良い情報というのは、鮮度が命です。
情報をこまめに拾っている人だけが勝者になれるのです。
常にキャリアアップを意識して、年齢がネックになる前にしっかり明るいキャリアを築きましょう。