同じ仕事を繰り返して、それがルーチンワークになってくると、どうしても「仕事に飽きた」という状態になってしまいますよね。
新しい仕事に挑戦したい、もっとメラメラと燃えるような仕事がしてみたい、さらに難しいポジションに挑戦したい。
そういった向上心を持つことは、とても大切です。
しかし、会社は組織ですから「仕事に飽きたので新しい仕事に挑戦したい」と言っても、新しい仕事に就かせてくれるとは限りません。特に若い人がこういう事を言うと「仕事に飽きた? 半人前のくせに生意気言うな!」と一蹴されてしまうことも。
日本の会社は年功序列制ですから、下積みがどうしても長くなるもの。石の上にも三年、一人前になるまでは先輩のカバン持ち、というのが、これまでの日本の伝統的な価値観でした。
しかし、昔の終身雇用制ならそれで問題無いのですが、今は大企業といえど5年後にはどうなってるか分かりません。
東芝やシャープが大規模リストラを行ったように、どんな企業もいつかは時代に取り残され、労働者がバラバラになる時が来るのです。
もし下積みの仕事しか任せれていないまま会社をリストラされたら、再就職は困難になるでしょう。
「仕事に飽きた」という感情は、実は「脳が思考停止に陥りそうだ」という重要なサインなのです。
ここでは、仕事に飽きた時の対処法、すなわち転職するか否かの見極め方を紹介します。
今の仕事に満足出来なくなったら考えるべきこと
今、あなたが仕事に飽きたと感じるのは何故でしょう?
ルーチンワークになってしまったから。やりがいを感じないから。別にやりたい仕事ではないから……などなど、仕事への不満が主に飽きの原因になっていることが多いようです。
人間の脳は同じ刺激を嫌い、新しい刺激を好みます。
ルーチンワークになってしまうと、脳への刺激が弱くなり、どんどん考える力が衰えていきます。
実は、この考える力の衰えというのが一番恐ろしいのです。
どんな人でも、新しいことに挑戦するよりも、慣れた仕事をやったほうが負担が小さいですから楽です。
そのため、仕事に飽きても「今さら転職して新しい仕事を覚えるのも、人間関係を一から築くのも面倒だな」と思ってしまい、ついついそのままダラダラ居着いてしまうもの。
しかし、そのまま思考停止でいると、いざ転職しなければならない、となった時に自分の脳の力が衰えていることに驚くことになります。
人間の部位は使わないと、どんどん衰えていきます。
特に脳はそれが顕著ですから、もし思考停止状態になっていると、転職の難易度がグッと高くなります。
グローバル化によって価値観や生活がどんどん変化している現代、同じことを繰り返すだけで良い仕事というのは、良くも悪くも「替えの効く仕事」です。工場のラインの仕事が機械に取って代わられたように「考えなくても出来る仕事」は今後、どんどん待遇が悪くなります。
今は転職が当たり前の社会です。
もし思考停止でも出来る仕事しか会社から任せられないのならば、新しい仕事が出来るよう上司に働きかけるべきです。それでもダメならば、さっさと見切りをつけて転職しましょう。
残念ながら、組織は大きければ大きいほど硬直化します。
そして、その硬直化に巻き込まれてしまうと、あなた自身の人材価値が落ちていきます。
同じ業界でもフレッシュな会社と硬直化した会社がありますから、もし後者に勤めているのであれば、キャリア(職歴)を貯めてサッと転職しましょう。
転職することで自分の価値をあげていこう
「コロコロ転職をしていると続かない人と思われるのでは?」
「大企業に入ったらルーチンワークでも我慢して居座った方がいい」
こういった理屈が世間では多く言われていますが、これは間違いです。
「上司が気に食わなかった」「なんとなく辞めた」などの自己都合退職ならば、続かない人とマイナスの評価になりますが「新しい仕事に挑戦したい」という前向きな理由で転職をしている人はマイナス評価どころか、プラス評価になります。
ちゃんとした実績を積んでいけば、職歴は輝かしいものとなり、転職市場でオンリーワンの魅力を放ちます。
転職においては、実績が全てです。
そのため、会社員として生き残るためには、実力をつけられる仕事、実績を得られる仕事、ポジションを与えられることが大切なのです。
「飽きるような仕事」をダラダラ続けていても、決して実績はつきませんし、最終的に「転職出来ない人」になってしまいます。
30代になると転職においてはリーダーシップ、管理職の経験、具体的な数字を持った実績が必要不可欠になってきます。
今の会社で、若いうちにそういった経験が積めますか?
会社はあなたに仕事を任せてくれそうですか? 上の人材が詰まっていて人事が硬直化していませんか?
もし「今の会社にいても大きな仕事は任せてくれそうにない」と感じたら、転職をするタイミングです。
仕事に飽きた、というサインを感じたら、上記を思い出し、転職するか否かを決定しましょう。
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転職はエージェントサービスを利用しよう
とはいえ、どの企業が今の自分に新しい仕事や実績を積めるポジションを与えてくれるかというのは、判断が難しいものです。
中小企業ならリーダーのポジションを任せてくれる、と思いきや下請け企業だから上には逆らえず新しい仕事が出来ない…なんて事もあります。
そこで、オススメなのが転職エージェントを活用することです。
転職エージェントはあなたの希望条件がハッキリしていれば、それに合った企業の求人を紹介してくれます。
仕事に飽きて転職を考えている人は『新しい仕事に挑戦出来る職場』『キャリアルートがしっかりしている会社』など次の職場に求める条件が明確ですから、転職エージェントを挟んだほうがグッと楽に転職が出来ます。
転職エージェントは求人を出している企業の求める人材、欲しいポジションを詳細までヒアリングしていますから、あなたの希望条件と合致した企業をしっかり選んでくれます。個々人で行うと、どうしてもミスマッチの危険性がありますが、転職エージェントを挟むことによってお互いの誤解やミスマッチを防ぐことが出来ます。
また、希望条件だけでなく、年収アップ要求なども転職エージェントはやってくれます。
やりがいのある仕事、キャリアになる仕事の出来る職場に転職出来て、おまけに年収アップまで叶えば万々歳ですね。あなたの職歴、キャリアにもよりますが、転職エージェントを挟むことによって、それが出来る可能性はグンとアップするのです。
転職エージェントサービスは数多くありますが、いくつものサービスに登録する必要はありません。
オススメの転職エージェントはDODAです。
DODAは全国に拠点を持つ転職エージェントの大手で、非公開求人を最も多く取り扱っており、年収や待遇が良い企業の求人が集まっているのが特徴です。そのため、待遇の良い求人を探すにはうってつけのエージェントです。
大企業の関連会社など、業績が安定しており待遇の良い求人が多く、またエージェントのサポートも書類作成から面接での受け答えまでしっかりやってくれます。
また、求人は事前にエージェントが審査をしているので、離職率の高い企業や労働環境に問題のある企業、いわゆるブラック企業の求人に引っかかるリスクもありません。
就職活動は不安になる事が多いですし、右も左も分からない状態では、どう動いていいか分からないもの。
エージェントに登録しておけば、担当エージェントに色々と相談や質問が出来るので、心理的にもグッと楽になります。
また、非公開求人には優良求人がたくさんありますから、DODAを利用することで思わぬ求人と出会えることがありますよ。
DODAの登録方法について
DODAに登録する場合、公式ホームページから『登録する』を押した後、基本情報を入力します。
(名前や生年月日、住所、連絡先など)
その後、直近の職務経歴を書くのですが、前職の経歴を登録します。
業種・職種・年収の欄は、大体で構いません。
最後の欄にある『自由記入欄』には、連絡出来る曜日・時間帯などを書いておきましょう。
登録終了後、担当エージェントから電話orメールにて連絡が入り、面談の日程を合わせてサポートを受けることが出来ます。
転職エージェントに登録して、ぜひ一度、面談を受けて応募可能な求人を紹介してもらいましょう。
自分が入社可能な求人を見れば、人生の選択肢がぐっと広がりますよ。
いかがでしたでしょうか?
「仕事に飽きた」というのは、裏を返せば「今のままで大丈夫なのかな」という不安になります。
下積みの仕事も大切ですが、組織の都合でキャリアにならない単調作業を押し付けられているのであれば、組織にとって都合のいいお人形になる必要はありません。
さっさと転職をして、自分のキャリアをしっかり磨ける職場にうつりましょう。