新卒の時、誰もが羨む大企業。
仕事の規模はもちろん、充実した研修制度、充実した福利厚生。
レールに乗っていれば出世の差はあれど伸びていく年収。
大企業は、まさにサラリーマンとしての勝ち組ルートと言えるでしょう。
しかし、そんな大企業で働いていても
「大企業から転職したい!」
という人がいます。
もっとやりがいのある仕事がしたい。
大企業の閉塞感に耐えられない。
会社の人間関係が悪くなった。
などなど、様々な理由があると思いますが、安易な気持ちで大企業を辞めるのは得策ではありません。
今回は、大企業を辞めたい、転職したい人向けに、考えるべきポイントについて紹介します。
平凡な人が一番高待遇を受けられるのが大企業勤めです
大企業勤めのメリットは、言うまでもなく強力です。
平凡な人でも、大企業勤めというだけで身分が1つ上がったような待遇を受ける事ができます。
大企業勤めというだけで、住宅ローンは余裕で組めますし、クレジットカードもガンガン発行出来ます。
親族や恋人のウケも良いでしょう。
大企業の看板を持っているという事は、それだけ社会的信頼がある…という事なのです。
虎の威を借る狐ではありませんが、使えるものは使ったほうが得なのが今の世の中。
「俺、住友商事に勤めてるんだ」
と合コンで自慢してモテるなり、大きなプロジェクトに携わってやりがいのある仕事に取り組む事だって出来ます。
勤めていれば誰でも自動的に年収800万~1000万稼げる
大企業は、終身雇用制を維持しているところが多く、年齢に応じて昇給します。
そのため、どんなに実績が無くても年齢と共に年収は上がり、早ければ30代、遅くとも40代~50代で年収1000万以上に到達します。
年収は800万を超えると幸福度が頭打ちになると言いますが、年収1000万あれば、まずお金で苦しむ事は無くなるでしょう。
おまけに社員食堂や財形貯蓄など、福利厚生があるので、さらにお金は貯まっていきます。
正直言って、大企業に勤めるだけで、お金はガンガン増えますから、お金を稼ぎたい=大企業にしがみつく…というのが一番楽な稼ぎ方なのです。
無能社員でものうのうと生きれるのが大企業の凄い所
もし、あなたが仕事が出来ない人であっても、大企業では問題ありません。
大企業では、社員の雇用が第一ですから、仕事が出来ない人には出来ない人向けのポジションがあります。いわゆる窓際ですね。
事務方や簡単な作業しかしない部署など、人材の墓場はどこにでもあります。
学生のアルバイトですら出来るポジションもあります。
人材の墓場というと聞こえが悪いですが、逆に言えば簡単な仕事しかしなくても大企業の高待遇を受けられるのですから、コストパフォーマンスは良いですよね。
中小企業なら冷遇されて何となく辞職を迫られるのがオチでしょう。
規模が大きく、余裕のある大企業だからこそ「飼い殺し」が出来るのです。
大企業で出世すれば凄まじい権限を持って仕事が出来る
あなたが有能で、大企業で出世した場合、恐るべき権限を持つことが出来ます。
大企業のエース社員になれば、携わるプロジェクトは数十億単位が当たり前。
部下数百人の上に立ち、会社、ひいては業界そのものを引っ張るリーダーになれます。
そのレベルまで到達すると、仕事のやりがいも「お金を稼ぐ」ではなく「業界を盛り上げる・日本という国を牽引する」といったスケールになり、使命感も生まれて、まさに天職となるでしょう。
人間関係で揉めたら休職すればいい
会社でよくあるトラブルが、人間関係の問題です。
相性が合わない上司がやって来た。
パワハラされて辛い。
もう辞めたい…
なんて事は、大企業でもあり得ます。
しかし、もし追い詰められて鬱病になっても、休職してしまえば良いのです。
大企業はコンプライアンスが厳しいですから、休職規定はキッチリしており、休職中の保障も手厚いです。
鬱病になったくらいでクビにはなりません。むしろ復職に対して配慮がなされます。
休職後は、間違いなく上司とは離れる事が出来ますし、大企業にしがみつく事は可能です。
中小企業のように退職を促される事も無く、まさに大企業の恩恵を受けられます。
それでも大企業を辞めたいなら覚悟が必要
ここまで大企業のメリットを提示してきましたが、それでも大企業の働き方が合わない。
自分らしく生きれるキャリアを見つけたい…という場合は、転職を行いましょう。
正直な話、大企業勤めであれば、転職でも、その看板を使うことは出来ます。
元大企業勤めというだけで「信頼が出来る」と思われるため、書類選考では優遇されます。
前社が嫌いで辞めた人は、その看板で評価されるのは心外でしょうが、使えるものは使い倒しましょう。
問題は、転職先をどう選ぶかという問題です。
いくら転職で有利であっても、転職先の選び方で間違えれば、一発でアウトです。
「やっぱり大企業の方が良かった」
となっても、そう簡単に大企業には戻れません。
大企業は「働きたい」という人がワンサカやってくるので、いちいち出戻りを許すほど甘くはありません。
大企業の社員は歯車…なんて言われていますが、実際、大企業の人事はドライで、一度辞めた人間に対しては何もしてくれません。
ですから、転職をするなら、必ず今以上に満足できる職場・仕事を選びましょう。
最低でも、自分の希望条件、やりたい仕事を明確にしてから転職活動をして下さい。
それすら曖昧なら、とりあえず大企業に居た方がマシです。
転職活動は在職中でも出来ますから、いきなり退職するのではなく、じっくりと有給などを活かして転職活動を進めましょう。
大企業からベンチャー企業に転職をするメリット
大企業から転職をするにあたって、一番多いのがベンチャー企業への転職です。
ベンチャー企業は、規模が小さく、まだビジネスが軌道に乗るか(あるいは成長が続くか)分からない会社が多いですが、その分、新しいビジネスであったり、大企業がシェアを独占している所に切り込む挑戦的なスタイルを取っていたりするので、非常に刺激的です。
こういったベンチャー企業に転職するメリットは、やはり大企業では出来ない『裁量権の大きさ』を実感できる事でしょう。
ベンチャー企業はスピードが命です。大企業のように、いちいち役割分担をしたり、上司のはんこを待つ必要はありません。
社員の多くが意思決定権を持っており、即座に自分の企画を実行することが出来ます。
もちろん、規模が小さい分、失敗した時のカバーが難しくなりますが、逆に言えばベンチャー企業は「失敗を恐れない」スピリットを持っているので、大企業勤めの人にとって輝いて見えるのかもしれません。
大企業の安定は、悪く言えば退屈です。なまじ規模が大きいので、失敗しても成功しても対してい影響はない…というのは悲しいです。
ベンチャー企業では、一挙手一投足が経営に響き、すぐに反映されます。
綱渡りのようなスリリングな社会人生活になるので『常に文化祭前夜』と揶揄されるほど、刺激的です。
もし大企業で刺激を感じられない、やりがいを感じられない…という場合は、ベンチャー企業の方が幸せを感じられる可能性が高いです。
そういった不安定さに耐えられないなら、大企業に残り続ける。あるいは大企業から大企業への転職をしたほうが良いですよ。
転職エージェントを活用して効率的に転職しよう
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