介護職に就いたものの、給料が予想以上に低かったり、人間関係に悩んだりして「介護職から転職したい」と思う人は多いです。
実際、新卒・中途採用ともに介護業界の離職率は高く、また待遇も全体的に悪いです。
介護職から転職する理由ベスト5
・腰痛や体力的な問題でキツい
・人間関係が酷すぎる
・給料が低い。ボーナスが出ない
・将来性がない
・20代のうちに他業種に逃げたい
などなど、転職理由はたくさんあげられます。
年齢がネックで介護職以外に就けない、人のためになる介護を頑張りたいという方以外は、キツイと思ったら早めに転職をして方向転換をしたほうが良いでしょう。
しかし、介護職から事務職や営業職に転職しようと思っても、実際に就活はどのように行えばいいのでしょうか?
今回は介護職から事務職や営業職に転職する方法と得られるメリットを紹介します。
介護職からの転職は難しくない!
介護職の人が転職をすると言うと、
「介護職のスキルは他職種で活かせないから、どうせ受からないよ」
なんて心ない言葉をぶつけてくる人がいるかもしれません。
しかし、これは大きな間違いです。
介護職で培ったスキル、例えばコミュニケーション能力や事務処理能力、接客力は、あらゆる仕事に共通するスキルです。
介護の知識そのものが役立たなくても、これらの経験とスキルは他職種で活かせます。
ですから、介護職からの転職は難しい…とネガティブに考えず、積極的に介護職で得た経験をアピールしていきましょう。
そもそも「○○の仕事はつぶしが利かないから転職できない」という理論は、どんな職種でも当てはめようと思えば当てはめられるもの。
・販売職のスキルは事務じゃ活かせない
・営業のスキルはWeb業界じゃ活かせない
・プログラマーのスキルは営業じゃ活かせない
などなど…。
確かに関連性のない仕事であれば、直接スキルを活かすことは出来ないでしょう。
しかし、それを言ってしまえば全ての異業種転職が難しいという話になってしまいます。
大切なのは『異業種であっても活用できるスキル』をアピールすることです。
コミュニケーション能力や、困難にぶつかった時にどう乗り越えたか、という経験は、どんな仕事でも活かせます。
20代であれば若さがアドバンテージになりますし、30代でれば社会人経験が評価されます。
転職でのアピールを間違えなければ、転職は十分に可能だということを知っておきましょう。
もちろん、医療事務や病院事務など、医療関係であれば介護職で得た知識が活かせます。
しかし、そこにこだわる必要はなく、自分が「ここで働きたい!」と思える業界や求人にアプローチするようにしましょう。
介護職から転職できる職種とは?
具体的に、介護職から転職できる職種を紹介します。
営業職
営業職は、男女ともに介護職からの転職において最も転職チャンスのある職種です。
営業は未経験でもOKの求人が多く、コミュニケーション能力が求められるので、介護職で培った粘り強いコミュニケーションスキルがそのまま活かせます。
給料も高く、介護職で働いていた時よりもグッと年収が上がることは間違いありません。
しかし、営業職はノルマ有りの飛び込み営業や、労働時間の長いブラックな営業の求人も紛れているので注意が必要です。
投資用マンションの営業や、怪しいサービスを販売している会社の営業は避けましょう。
求人広告に甘い言葉が並んでいる営業は、9割ブラックです。
20代で年収1000万可能!など書かれている営業職は、完全歩合制(フルコミッション)というシステムになっており、売れればそれだけお金が貰えるけれど、売れなければ給料も出ずゴミ扱い…というケースがほとんどです。
営業職を狙うなら、手堅いメーカーの営業などに絞って求人を探しましょう。
事務職
女性にとって、一番最初に思いつく職種が事務職だと思います。
事務職は、介護職と違ってデスクワークですから腰痛や体力の問題に悩む必要はありません。
また残業が少なく、9時~18時の日勤で土日休みであることがほとんどですから、夜勤や長時間労働、シフト制労働による友達との予定ずれを気にする必要がなくなります。
しかし、事務職は人気の職種で、競争率が高いですから、10社以上に応募するつもりで数をこなす必要があります。
事務職で必要なのは「この人は根性があるな」「長続きしそうだな」と思われることです。
事務職未経験である以上、経験者と比べると内定が出る確率が下がりますが、そのぶん、介護職のタフな経験を押し出せば面接官に「根性がありそう」という印象を残せます。
事務職から経理職にランクアップすることも可能なので、オススメの職種です。
販売職
携帯電話やアパレル、化粧品、自動車(ディーラー)など、販売職の範囲は広く、求人も多いです。
販売職は、立ち仕事で肉体的な疲労は重いですが、介護職に比べて年収が高く、また人間関係も良好なケースが多いです。
特にソフトバンクやドコモ、化粧品ならポーラなどの大手企業の販売職なら、年間休日120日以上、ボーナスも6ヶ月分出るなど恵まれた待遇を得る事ができます。
販売職への転職は、未経験でもOK。高卒であっても問題ありません。
販売職では顧客とのやり取りや、商品・サービスの紹介など多岐にわたるスキルが必要とされます。
介護職で得た接客の心得。そしてタフなメンタルをアピールすれば、販売職の内定は確実に取れるでしょう。
介護職から他業種に転職するメリットとは?
介護職から他業種に転職すると、様々なメリットが得られます。
給料が上がる
介護職の平均年収は300万以下。
さらに昇給はほとんど無いところが多いです。
一方、普通の仕事であれば、正社員ですから毎年昇給します。
さらに出世して上の立場になれば、手当がつくのでさらに年収は上昇します。
介護職と違って、給料がグッと上がりやすくなるのが大きなメリットですね。
夜勤が無いから体内時計が正常になる
介護職でキツイ事といえば夜勤ですよね。
夜勤が続くと、精神も健康もすべて台無しになってしまいます。
人は朝起きて夜休む生き物です。
夜勤を続けると、健康に問題が出ることは科学的にも証明されています。
事務職や営業職であれば、夜勤はありません。
ですから、もう体内時計のズレの苦しみに耐える必要がなくなるのです。
休みが増える
介護職は、人手不足になると休日出勤が増えたり、とにかく休みが少ないです。
一般的な仕事に転職すれば、休みはグッと多くなります。
メーカーであれば年間休日は110日~120日ありますから、介護職の時よりもメリハリをつけて働くことが出来ます。
また、残業時間も少なくなります。
介護職で、長時間労働に苦しんでいた人は、転職をすることでまともな労働時間を手に入れることが出来るのです。
キャリアの選択肢が増える
介護職は、どんなに仕事を覚えても介護職のままです。
一方、営業や事務であれば、部長や役員、経理職などステップアップ出来るキャリアルートがあります。
頑張っただけ成果が認められて出世出来るのですから、介護職よりも魅力的ですね。
介護職は、頑張ったからといって経営陣に入れる訳ではありません。むしろ管理職にされて、わずかな手当で更に酷使される可能性もあります。
介護職にはいつでも戻れる
そもそも、介護職は万年人手不足。
40代、50代でも就職出来てしまうのですから、わざわざ20代30代の若い時にやるべき仕事ではありません。
ぜひ若いうちに他職種への転職にチャレンジして、キャリアの可能性を広げてみましょう。
しかし、転職というのは言うは易し行うは難し、ですよね。
求人を探す工程一つ取っても、最初はどう探せばいいのか分からないもの。
世の中にはブラック企業も多く、はじめて転職をするなら、不安も大いにありますよね。
そこでオススメなのが、プロである転職エージェントに相談をして、求人選びのサポート・職務経歴書や自己PR作りをサポートしてもらう方法です。
転職エージェントは無料で相談出来る転職のサポートサービスで、在職中でも利用出来ます。まだ転職するか迷っている人でも、求人を見せてもらったりキャリアへのアドバイスも貰えますよ。
自己分析やキャリア相談、求人探しは転職エージェントにサポートしてもらおう
転職エージェントに登録すると、担当エージェントがあなたの希望条件をヒアリングして、あなたにあった業界、業種、応募可能な求人などを紹介してくれます。それに合わせて、オススメの求人をいくつかピックアップして紹介してもらえるので、一緒にキャリアの方向性を決められます。
自己分析もキャリアプランも、一人で考えると限界がありますが、就職活動のプロであるエージェントに相談すれば自分だけでは見つけられなかったキャリアの可能性が出てくる可能性があります。
また、転職エージェントは、転職のプロですから、未経験での転職や短期離職などのネックがあっても内定が取れるフォロー方法をしっかり教えてくれます。
求人紹介はもちろん、会社の社風・残業時間など内部情報の調査。履歴書・職務経歴書作成やキャリアプランの吟味など、転職の準備は大変ですが、プロである転職エージェントを活用すると、ここの負担をグッと減らすことが出来ます。
利用料は最初から最後まで無料です。
転職エージェントは人材を募集している企業からお金を貰っているので、求職者である私達は一円も払わずサポートを受けることが出来るのです。
転職エージェントは土日でも利用することができ、求人者はキャリア相談、求人の紹介を受けることが出来ます。
在職中でも利用・相談ができるので、まだ転職するか迷っている人でもお試しで利用できますよ。
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また、求人は事前にエージェントが審査をしているので、離職率の高い企業や労働環境に問題のある企業、いわゆるブラック企業の求人に引っかかるリスクもありません。
就職活動は不安になる事が多いですし、右も左も分からない状態では、どう動いていいか分からないもの。 エージェントに登録しておけば、担当エージェントに色々と相談や質問が出来るので、心理的にもグッと楽になります。
また、非公開求人には優良求人がたくさんありますから、DODAを利用することで思わぬ求人と出会えることがありますよ。
DODAの登録方法について
DODAに登録する場合、公式ホームページから『登録する』を押した後、基本情報を入力します。 (名前や生年月日、住所、連絡先など)
その後、直近の職務経歴を書くのですが、前職の経歴を登録します。
業種・職種・年収の欄は、大体で構いません。 最後の欄にある『自由記入欄』には、連絡出来る曜日・時間帯などを書いておきましょう。
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