年収が高く、今後も伸びていくであろうIT業界に転職したい人は多いと思います。
しかし、IT業界に入るには専門知識やプログラミングの技術などが必要で、敷居が高いと感じる人も多いのではないでしょうか?
確かに、プログラマーとして入るならJavaやC言語などの複雑なプログラミングを覚える必要があります。興味のある人にとっては楽しいですが、向き不向きが極端に出るので、プログラミングが苦手な人にとっては無理ですよね。
IT業界にプログラマー以外で転職するなら、営業職などもありますが、それでも技術的な知識・専門知識は必須ですし、営業職が苦手な人にとっては最初に候補から外しているでしょう。
そこで、未経験だけどIT業界に入りたい! という人にオススメなのが、Eコマース業界。
Eコマース業界とは、要するにネットショップの運営です。
楽天やAmazonをはじめとして、ネットショップ市場は未だに拡大を続けています。近年は独自のネットショップを持っていたり、企業によっては自身のメディアを運営して商品の広告を出しています。
近年はコンテンツマーケティングという、メディアを運営して集客を図る手法も広がっており、大きな求人需要が生まれています。
未経験でEコマース業界に転職するなら、一番オススメなのが、標題にもあるWebディレクターです。
今回は、未経験でIT業界に転職したい人向けの記事になります。
Webディレクターの仕事内容
ディレクターというと、何だかリーダー職で難しいイメージがありますが、要はWebサイトの運営、および製作の仕事をする人です。
商品をアピールするサイトのデザインや方向性を考えたり、それをWebデザイナーやライターに伝えてサイトを作り上げていく…いわば司令塔の役割を持っています。
「でも、司令塔なら未経験で就くのは無理なのでは?」
と思う人もいるでしょう。
しかし、Webディレクターは未経験の人でも十分可能です。
プログラマーのようにプログラミングは必要ありません。PHPという言語を使うケースもありますが、これは他の言語に比べてとても簡単で、近年はワードプレスという簡単にホームページ・ブログを作れるツールがあるので、技術は未経験でもすぐ取得できます。
他に使う技術は、フォトショップによる写真加工くらいで、こちらも参考書を一冊片手にいじれば1週間でマスター出来ます。
Webディレクターの手腕が問われるのは、マーケティングのアイデアです。
「この商品の顧客にアプローチするなら、どんな話題をサイトで取り上げたら良いだろう?」
「サイトにお客さんを集めるには、どうしたらいいのかな?」
「CV率(コンバーション率)が低い。ABテストで新しいアプローチをしてみよう」
「リスティング広告の文章は何がいいだろう?」
などなど、考えるべき事はたくさんあります。
基本的には広告マーケティング担当と、Webサイト製作の両方をやるケースが多いです。
元広報の人材がWebディレクターに採用されやすいのは、広報に近い仕事だからです。もちろん、顧客の気持ちがわかる元営業職なども積極的に採用しています。
また、時には自ら筆をとって、顧客向けの文章(コラムなど)を書くケースもあります。
外部で雇っているライターに指示を出して、コンテンツを集める仕事もあります。
グーグルアナリティクス(アクセス解析)を見て、Webを通じて顧客にアプローチ出来ているか常にチェック・改善をしていかなければいけません。
以上がWebディレクターの仕事内容です。
Web業界の求人需要は今後も増えていく
サイト製作の全体に関わるWebディレクターは、今後、ますます需要が増えていくでしょう。
Web業界は、もっとも未経験者が中途採用で入りやすいIT業界の一つですから、転職を考えているならWeb業界、さらに突っ込んで言えばEコマース業界(ネットショップ運営)に絞って求人を探すと良いでしょう。
最近は、ネットショップではなくメディアそのものを運営している企業も多いです。
例えば、医療や美学のコラムを掲載しているヘルスケア大学などは良い例です。
これらのWebメディアは、自身が商品を販売しているわけではありません。
広告を出したい企業からバナーをもらい、掲載することで利益を得る仕組みです。
いわばWeb上の雑誌ですね。
こうしたメディア運営会社も、未経験者が転職しやすいのでオススメです。
Webディレクターの仕事は雑誌編集者に近いです
こうして見ると、Webディレクターの仕事は雑誌編集者に近いですね。
記事の企画を考えて、スポンサー(広告主)の意向をくみ、かつ読者が楽しめるコンテンツを作っていく。
雑誌編集者との違いは、Webを通しているのでアクセス分析が非常に容易かつ詳しくなっている点です。
グーグルアナリティクスというツールを使えば、訪問したユーザーの性別や年齢、興味のあるセクション、どのページを何分見たか…という点まで分かります。
企業からすれば、Webは顧客のデータをしっかり集められるので、今後も進出したい分野でしょう。
そのためには、Web解析からコンテンツ制作まで出来るWebディレクターが必要不可欠なのです。
他にも、SEO、つまり検索順位を上げるための施策も必須課題です。
Webメディアの多くは、検索エンジンから訪問者を集めています。
訪問者を多く集めるためには、Googleの順位決定システムを調べて、それに合わせて制作方針を変えて良いキーワードで上位の順位を取らなければいけません。
2000年代前半は、ブラックハットSEOといって、とにかく外部からリンクを貼りまくれば上位が取れるという無法地帯でした。
しかし近年は、そういったブラックなやり方が排除され、コンテンツの魅力(ユーザーの滞在時間やリピーター率など)が順位決定の要因になるなど、時代とともにSEOの手法は変化しています。
アクセス解析とSEO、そしてコンテンツマーケティング。
この3点が、今後のWebディレクターに求められる知識・技術でしょう。
未経験者で、これからWeb業界に挑む人は、まずこれらの知識を覚えて面接でアピールすると良いでしょう。
Webディレクターはキャリアルートも明確です
Webディレクターの年収はそこそこ高く、年収400万~600万、大手企業になると800万以上になります。
近年ではDeNAなどがメディア運営に力を入れており、有能なWebディレクターをヘッドハンティングしています。
参考記事
sakurabaryo.com
最初に入社したのが中小企業でも、実績を積むことで大手企業にステップアップ出来ます。
Web業界では、男性のみならず女性も活躍しており、性別や年齢に関係なくキャリアルートが開かれているので、ぜひ転職を検討してみてください。
しかし、転職というのは言うは易し行うは難し、ですよね。
求人を探す工程一つ取っても、最初はどう探せばいいのか分からないもの。
世の中にはブラック企業も多く、不安も大いにありますよね。
そこでオススメなのが、プロである転職エージェントに相談をして、求人選びのサポート・職務経歴書や自己PR作りをサポートしてもらう方法です。
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自己分析やキャリア相談、求人探しは転職エージェントにサポートしてもらおう
転職エージェントに登録すると、担当エージェントがあなたの希望条件をヒアリングして、あなたにあった業界、業種、応募可能な求人などを紹介してくれます。それに合わせて、オススメの求人をいくつかピックアップして紹介してもらえるので、一緒にキャリアの方向性を決められます。
自己分析もキャリアプランも、一人で考えると限界がありますが、就職活動のプロであるエージェントに相談すれば自分だけでは見つけられなかったキャリアの可能性が出てくる可能性があります。
また、転職エージェントは、転職のプロですから、未経験での転職や短期離職などのネックがあっても内定が取れるフォロー方法をしっかり教えてくれます。
求人紹介はもちろん、会社の社風・残業時間など内部情報の調査。履歴書・職務経歴書作成やキャリアプランの吟味など、転職の準備は大変ですが、プロである転職エージェントを活用すると、ここの負担をグッと減らすことが出来ます。
利用料は最初から最後まで無料です。
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