21歳、女性です。
私はweb開発を主とした業務を行う会社に新卒として入社しました。
受託開発の仕事はほとんどなく、客先に常駐して1年間業務を行っていました。
現場も短期間で次々に変わるため、求められるスキルも変わり、1年間でPHP、java、Ruby on Railsを経験し、上司がいない現場だったので無茶ぶりの仕事から守ってくれる人もいない環境でした。
1年目としては十分すぎるくらいの仕事をこなし、小規模ですがプロジェクトを担当していました。
しかし、営業が各現場の様子を聞きに来ることもなく、査定を行う上司がいるわけでもないので、私の単価は新卒の相場の安いままで上司に自分から直接交渉しても単価を上げてもらうことは出来ませんでした。
入社1年目から単価だけで評価される理不尽な職場
査定事態が、目に見える実績を上げないと評価してもらえず、実際に仕事をしているところを見てくれる人がいるわけでもなく、単価という一番わかりやすい形での実績も作ることができなかった私の査定はひどいものでした。
フィードバック時に
「私の仕事を見て評価していませんよね」
「この評価は何に基づいてされたものなのですか」
との質問にも、
「他の人から頑張っている話を聞いているよ」
との返答しかもらえず不満が最高潮になり転職を決意しました。
後日、上司に会社を辞める意向を示したところ、転職について否定されたのも会社への不満が大きくなりました。
「求人票はどこも綺麗ごとを書いているからよく見えるよね」「次の会社に行ったとしてもきっとまた失敗するよ」「そもそも今のスキルで転職なんてできないからやめたほうがいい」などと言われました。
求人票が綺麗ごとなのは自己紹介もいいところじゃないか! と怒りながら「この会社でたとえ3年働いたとしても時間の無駄でしかないと思ったので、転職します」と言うと諦めてくれたのか面談はそこで終わりました。
30歳になっても役職はもらえず、年収も400万いかない、実力主義を掲げておきながら完全に年功序列の制度だったので、今でも辞めて良かったと思います。
同業種のプログラマーとして転職活動を開始
転職活動は転職コンサルタントを使って進めました。
仕事後にもコンサルタントの方と面談できるのでスムーズに進めることが出来ました。
21歳で転職する人は異例で前例がないから、どれくらい書類選考が通るのか見当をつけにくいが、最大限サポートしますとの心強い言葉を頂けました。
会社選びは、年収50万以上up、実力主義で若い人が役職についてる実績がある、の2点を重要視しました。
細かい部分では、上司が常駐していた客先の会社が取引先に無いなども条件にいれました。
転職した時期もよかったのか、30社書類選考を出して80%近く通過し、面談まで持って行けました。
30社応募して10社程度が面接に繋がれば良い方との話を事前に聞いていたので、かなり良い通過率でした。
結果論にはなりますが、もう少し条件を上げてもよかったのではないかと思います。
転職活動期間は3週間程度で、通過した中で実際に面接に行ったのは8社で、結果から言うと5社から内定をもらえました。
面接ではどこの会社でも「なぜ3年同じ会社で頑張らないのか」との質問をされました。
この質問に関しては綺麗ごとを述べたり、言い訳はしたくなかったのではっきりと「20歳前半という貴重な時間を3年間を使う価値がないと判断しました。
今転職ができないなら、自分はその程度の実力なので他業界に行くことを考えてます。」と、どの面接でも回答しました。
強気すぎるかなと思っていたのですが、意外と面接をしてくれた方には「向上心もあるし強気でいいね」との高評価をいただきました。
技術面では、業務経験が浅いことが指摘されました。
PHP、java、Rubyを経験しましたがどれも半年以下でただ興味程度で言語に触れた人という第一印象を持たれていました。
面接の場に現場の人がいれば実際にやった作業を専門的に話していけば、ちゃんと理解して業務をこなしているのを伝えられるのですが、現場の人がいないと伝えるのが難しかったです。
その時は、プロジェクトの規模や、利用者数、作成した機能の説明などをして作業規模の把握をしてもらいました。
私は、サブメディアのリニューアル作業を一通り1人で行った、読み込めないページのSQLのチューニング作業を行った、自動テストの導入を提案し実際に客先で導入してもらった、などのことを話すと伝わりやすかったです。
そして、出来ないことは出来ないとはっきり伝えました。
客先常駐で現場をいくつか経験しましたが、仕様書、設計書、テスト仕様書などの書類を見たことがなく、設計書からコードに落とし込むといった作業などはやったことがないので教えてほしいと面接の時点で伝えました。
出来ることと出来ないことをはっきり伝えたことで、面接の最中でも「じゃあ入社したらこんな案件とかだと、書類がしっかりしているからいい経験になるかもね」など入社後の具体的な話に進めることが出来ました。
結果、転職先は年収130万以上up、入社最短2年で役職が上がるといった自分の求めた条件に一致する会社に入ることができました。
今まで少ない給料でギリギリの生活をしていましたが、余裕のある生活を送ることができ、私生活が充実すると仕事にも余裕が生まれるなと実感しました。
今後は30までに年収600万を目指していこうと思っています。
現在勤めている会社でそれが実現できないようなら、今度はスキルをしっかり積んでまたもう一つ上の会社に転職する予定です。
エンジニアは転職成功することがスキルだと思うので、同じ会社に居続けるのはあまり利点がないような気がします。
新卒入社ならなおさら給料が少ないですし、自分にスキルがあるなら3年も我慢する必要はありません。
誰が決めたかわからない3年という期間を不満を持ちながら過ごすよりも、自分のスキルを信じて次の会社に希望を持った方が合理的ではないでしょうか。
最近は女性でも差別されることなく内定も出ますし、育休産休の制度がしっかりしている会社は思っている以上に多いです。
女子会をやっている会社などもありますし、女性の雇用が増えているのは確かだと思います。
居心地が悪く、待遇に不満を持ち続けている人は一度転職についてしっかりと考えるべきだと私は感じます。
私が使った転職エージェントについて
世の中、一人で転職出来る人もいるでしょう。
ヘッドハンティングされる人とか、3年以上の実績がある技術者の人は転職エージェントを使わなくても大丈夫だと思います。
しかし、私のように早期離職をした転職者は、まずプロの転職エージェントに相談して二人三脚で転職活動をするのが良いと思いました。
私が利用した転職エージェントはDODAです。
DODAは全国に拠点を持つ転職エージェントの大手で、非公開求人を最も多く取り扱っており、年収や待遇が良い企業の求人が集まっているのが特徴です。そのため、待遇の良い求人を探すにはうってつけのエージェントです。
大企業の関連会社など、業績が安定しており待遇の良い求人が多く、またエージェントのサポートも書類作成から面接での受け答えまでしっかりやってくれます。
また、求人は事前にエージェントが審査をしているので、離職率の高い企業や労働環境に問題のある企業、いわゆるブラック企業の求人に引っかかるリスクもありません。
就職活動は不安になる事が多いですし、右も左も分からない状態では、どう動いていいか分からないもの。
エージェントに登録しておけば、担当エージェントに色々と相談や質問が出来るので、心理的にもグッと楽になります。
また、非公開求人には優良求人がたくさんありますから、DODAを利用することで思わぬ求人と出会えることがありますよ。
DODAの登録方法について
DODAに登録する場合、公式ホームページから『登録する』を押した後、基本情報を入力します。
(名前や生年月日、住所、連絡先など)
その後、直近の職務経歴を書くのですが、前職の経歴を登録します。
業種・職種・年収の欄は、大体で構いません。
最後の欄にある『自由記入欄』には、連絡出来る曜日・時間帯などを書いておきましょう。
登録終了後、担当エージェントから電話orメールにて連絡が入り、面談の日程を合わせてサポートを受けることが出来ます。
ぜひ転職エージェントを活用して、転職・就職を成功させましょう。
今回は、私の社会人2年目で転職した体験談を読んでいただいてありがとうございました。