新卒の皆さんにとって、今も昔も憧れるのが『大企業』です。
大企業はブランド力があり、業界シェアを牛耳っているため、業績がよく、当然、待遇も素晴らしいです。
規模の大きいプロジェクトに関われたり、有名な製品に関われるので、仕事内容・キャリアの面でも魅力的ですよね。
しかし、大企業に就職するためには、100倍以上とも言われている競争を勝ち抜かなければいけません。
東大・京大といった高学歴の人材でも苦戦する大企業の選考に、学歴の冴えない就活生が挑むとなれば、それこそ至難の業です。
「やはり、学歴が弱いから大企業は無理か…」
と諦めるのは、まだ早いですよ。
どんな大企業でも、必ず一定数、学歴以外のポイントで魅力を感じ、内定を出す枠があるものです。
今回は、その枠に食い込む方法…すなわち、学歴が低くても大企業の内定を獲得する人の特徴を紹介します。
自分の頭で考え、行動・分析が出来る人材に内定は出る
学歴がなくても、大企業が「この子は、ぜひ我が社に欲しい!」と内定を出す人材の特徴として、一番メジャーなのが
『自分の頭で考え、行動・分析が出来る人材』
です。
ビジネスにおいて、自分で考える事、自分の足を動かしてデータを集める事は最も重要なスキルです。
例えば、不動産投資を例として上げてみましょう。
不動産投資は、一見すると不労所得のように見えますが、実はそうではありません。
毎日、良い物件はないか不動産売買のサイトをチェックし、物件の利回りを計算し、銀行の融資をいかに引き出すか考えます。
そして良い物件があれば、現地に足を運び、立地や町並み、どんな人々が住み、暮らしているのか? 適正な家賃はいくらか? ライバルとなる物件の築年数、空室具合はどうか? といったデータを集めてから、購入を検討します。
物件購入後は、物件の不具合があれば即修繕し、管理会社に不備があれば指示や管理会社の入れ替えを行わなければいけません。
このように、自分で考え、足を運んでデータを集め、トラブル対応などのノウハウを蓄積して次の投資へ活かし利益を積み重ねていく…といった一連の行動が就活生には求められるのです。
今回は分かりやすく不動産投資で例えましたが、これを就活で例えるなら
「入社したい大企業の商品やサービス、業界シェアを調べて自分なりの仮説を出す」
といった作業が必要になってきます。
多くの就活生は、面倒くさがって業界研究やデータチェック、分析、仮説を作ることが出来ません。
しかし、大企業が内定を出したい人材というのは、こういった面倒くさい事をやれる人材なのです。
またネットで調べた知識を鵜呑みにするのではなく、実際に自分で検証してみることも大事です。
例えば、炭酸飲料を出している大企業に入社したいなら、コカ・コーラとペプシを飲み比べてみる。
・10日間、連続で飲んで、どちらが先に飽きたかチェックしてみる。
・タイとイギリスに行って、コーラとペプシどっちが好きか街頭アンケートをして比較する
・野菜炒めとベストマッチする炭酸飲料はどれか、炭酸飲料を全種類試してみる
などなど、奇抜なアイデア・実験でも良いので、とにかく他の人がやらないような検証までこなせる行動力が大事です。
どんなに「くだらないバカ企画」と思える実験・検証でも、実際にやってみるところに価値があるのです。
もし、飛行機を発明したライト兄弟が「空を飛ぶなんて無理、馬鹿馬鹿しい」と実験を投げてしまえば、人類は今でも空を飛べなかったかもしれません。
当時、周囲の人は、飛行機の開発・実験を見て「馬鹿らしい」と冷ややかに見ていたそうです。
しかし、そんな周囲の目にも負けず努力した結果、ライト兄弟は空を飛べたのです。
就活で「行動力がある学生が欲しい」という企業の裏の本音は、すなわち、上記の例やライト兄弟のように、実験・検証をバカにすることなくしっかり出来る人材が欲しいという事なのです。
学歴があるなら、机上の理論だけでアピール出来るかもしれませんが、学歴なしで大企業に就職したいなら、体当たりで調査出来るほどのバイタリティ(行動力・積極性)がある!という切り口のアピールが一番通りやすいですよ。
失敗談や弱点をポジティブに晒せる人は大企業の人事に好まれる
学歴がある人って、基本的にプライドが高いんですよ。
プライドが高いということは、逆に言えば失敗を素直に晒せないということ。
しかし、人は失敗談を素直に笑い話として出せる人に好感を持ちます。
それは大企業の採用担当者であっても同じ。
どんなに優秀な就活生でも、鼻持ちならない嫌な奴とは一緒に働きたくないですよね。
テレビで芸人が大成功するよりも、失敗してしょうもないオチになってチャンチャン、という方が好感が持てるのと一緒です。
大企業には、様々な成功体験をした人材が集まります。
・ダンス日本一
・世界一周経験あり
・途上国でビジネスの立ち上げに関わった
そんなアピールが連続すると、思わずビビってしてしまいますが、逆に言えば、そんな凄いアピールが多い中で「素直に失敗談を話せる親しみやすい人材」という違ったアプローチをすれば、立派な差別化になります。
・途上国でビジネスの立ち上げに関わろうとしたが、詐欺に騙されて10万円取られた
・世界一周をしようと思いアルバイトを始めたが、好きな子が出来て散々貢いでしまい、最後は振られた上に貯金ゼロになってしまった。
といった「アホだなぁ」と思える失敗談の方が、逆に高学歴で凄い人材とは違う切り口のアピールになるので、選考に通りやすいですよ。
もちろん、ただ「失敗した」というだけで終わってはいけません。
その失敗から何を学んだのか。次は失敗しないよう、どう頑張るつもりなのか、といった点をしっかりアピールしていきましょう。
無理に背伸びをして「俺はすごい!私は優秀!」といったアピールをするよりも、あえて失敗に要点を置いて、人柄の良さ・親しみやすさで勝負してみましょう。
就活が不安なら就職エージェントを活用しよう!
いかがでしたか?
大企業へのアプローチの参考になれば、幸いです。
しかしながら、一人で就職活動をするのは非常に辛いです。
誰かの支えが無いと、人の心は折れやすいもの。特に負担の大きい就職活動では「もう辞めたい」と思ってしまいがち。
そこで、新卒専用の就職エージェントを利用することで、就活のモチベーションを維持するという方法をオススメします。
エージェントというと、高いキャリアを持つ人だけが利用するヘッドハンティングのイメージがありますが、現在、新卒もサポートしてくれる就職エージェントが登場しており話題になっています。
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他にもエントリーシートで役立つコラムをどうぞ。
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