常に最新技術を追いかける必要があるSEは、求人需要も高く、技術力があれば年収・キャリアも高められる仕事です。
しかし、ハードワークで家庭との両立が難しい点や、勉強の負担が大きいといった点から、SEからの転職を考えている女性も多いです。
そこで今回は
「SEを辞めたい」
「でも、他業種に転職するなら、どんな職種が合っているんだろう?」
とキャリアで悩むSEの女性向けに、おすすめの転職先やキャリアの考え方を紹介します。
ワークライフバランスを考えれば事務職への転職が一番適切です
日本では、SEやPGのような開発職は、基本的に長時間労働が多く、定時で確実に帰れる職場環境ではありません。
「労働時間を減らして、もっとプライベートな時間を確保したい」
「家庭と両立したい」
という理由でSEから転職をすると、同業種転職では実現が難しい…というのが現実です。
労働時間削減を転職の条件にしている女性は、やはり事務職への転職が一番おすすめです。
事務職はSEのように高い専門性が求められる技術職ではないので、当然、年収は減ってしまいます。
しかし、同時に仕事のほとんどはサポート業務なので、顧客の都合や納期に縛られないため、慢性的な残業というものがほぼありません。
SEから事務職に転職した女性の体験例としては、下記のようなものがあります。
・SEから広告会社の事務職に転職して、残業月60時間から残業月10時間前後に削減した
・SEから法律事務所の事務職に転職。年収は100万ダウンしたが、常に定時上がりが出来る環境になった。
・SEから人事に転職。年収はダウンしたが、昇給を考えると5年で元の水準に戻れそう。
事務職と一言にいっても、一般事務から営業アシスタント、法律事務所のサポートから人事・総務・経理といったキャリアまで様々です。
基本的に、専門性や知識、資格が必要な業種になればなるほど年収は上がります。
人事・総務・経理であれば、キャリアを重ねることでSEと同水準の年収まで上げていくことは可能です。
ただし、年収が上がると、それだけ求められる業務量も増えるので、定時上がりを第一に求めるならば、年収よりも労働時間に着目して転職活動を行いましょう。
IT業界内でSE以外の職種に転職して残業を減らす方法もあります
SEやPGは、どうしても納期と顧客からの注文があるため、残業は避けられません。
しかし、同じIT業界でも、WEB業界(ECサイト運営、WEBメディア運営など)のいくつかのポジションは、残業時間が少ないという特徴があります。
例えば、ECショップの社内SEであれば、リニューアルなどの繁忙期を除いて、開発職は残業がほぼ無しというケースもあります。
アクセス数のデータ分析のポジションなどは、SEの知識はそこまで必要ありませんが、納期が無く残業が少ないです。
WEBメディア運営の中心となる、WERディレクターも会社によっては残業時間が少ないです。
バリバリのベンチャー企業であれば労働時間は長めですが、ある程度、規模が大きい会社のWEBメディア担当ディレクターは定時で帰れます。
実際、私の友人にもWEBディレクターがいますが、記事テーマを決める会議を行い、ライター管理、編集者への指示などをテキパキと行い、定時には帰宅しています。
WEB業界はSEOやデータ分析など、SEやPGとは違った知識が必要になるので、
「SEの知識を活かせないのでは?」
と思う人もいますが、やはり専門知識が役立つ場面はありますし、WEB業界も「SEやPGの経歴がある人は積極的に採用したい」と思っています。
いざECショップやWEBメディアに技術的トラブルが起きた時、SEやPG経験者がいると強いですからね。
また、WEB業界は景気も悪くないので、年収アップも狙えるのがミソですね。
女性SEで、WEB系企業に転職活動をして、年収アップ&労働時間削減に成功した例も多いですから、ぜひWEB業界も転職先の選択肢として視野に入れておきましょう。
英語が出来るなら外資系企業への転職やコンピューター系の翻訳という仕事もある
英語が出来るなら、外資系企業に転職するという手もあります。
同じSEとしての転職になりますが、外資系企業は日系企業よりも技術職の待遇がよく、年収やワークライフバランスが劇的に改善するケースも少なくありません。
特に有給のとりやすさは、日系企業とは比較になりませんし、残業が当たり前という文化も無いです。
ただし、それなりの英語力(TOEIC700~800程度)がないと、面接にすらたどり着けないので注意しましょう。
また語学力を活かして、コンピューター関連の翻訳を仕事にする事も可能です。
コンピューター系の翻訳は、単価が高く、また在宅勤務も可能な職場が多いので、フレキシブルな働き方が出来ます。
専門用語が多いですが、SEとしての知識があれば推測が出来るため、効率的に翻訳ができます。
ITの知識+翻訳というダブルスキルがあれば、翻訳業ではかなり強い立ち位置になるので、年収を落とすこと無く、在宅勤務も出来る…という女性にとって嬉しいポジションを得るチャンスがありますよ。
転職エージェントを活用して効率的に転職しよう
しかし、転職活動は、書類作りに求人探し、自己分析、面接対策までやる事が盛り沢山です。
これだけ色々課題があると、何から始めていいのか分からないですよね。
そこでオススメなのが、転職エージェントを使って効率的に転職活動を行うことです。
自分にあった求人選びや、面接ノウハウの会得、書類の作り方などは、プロに教わるのが一番効率的です。
特に在職中に転職する場合は、細かい作業はプロに任せた方が楽です。
転職エージェントは、無料で利用できて、あなたにあった優良な求人を紹介してくれるサービスです。
エージェントは求人を出している会社から報酬を受け取っているので、利用は無料です。
転職エージェントに登録すれば、書類作成から面接ノウハウ、求人の選び方まで、転職のプロから直接アドバイスが貰えるので、転職で失敗する確率を下げることが出来ます。
メールでのやり取りが基本なので、会社にバレる心配がありません。エージェントとの面談も完全個室で、バレないよう最新の注意を払ってくれます。
また、エージェントは会社の内部事情に詳しく、例えば激務な会社や、離職率の高い会社などは事前に言及してくれます。
そのため、予め「残業時間が月10時間以下の会社を希望」など言っておけば、それにあった求人に絞って紹介してくれます。
転職初心者や未経験業種への転職にもしっかりサポートしてくれるので、一人で転職活動をするよりもグッと効率的に転職が出来ます。転職で失敗しないためにも、転職エージェントを活用するのが一番ベストな方法です。
DODAは全国に拠点を持つ転職エージェントの大手で、非公開求人を最も多く取り扱っており、年収や待遇が良い企業の求人が集まっているのが特徴です。そのため、待遇の良い求人を探すにはうってつけのエージェントです。
大企業の関連会社など、業績が安定しており待遇の良い求人が多く、またエージェントのサポートも書類作成から面接での受け答えまでしっかりやってくれます。
また、求人は事前にエージェントが審査をしているので、離職率の高い企業や労働環境に問題のある企業、いわゆるブラック企業の求人に引っかかるリスクもありません。
就職活動は不安になる事が多いですし、右も左も分からない状態では、どう動いていいか分からないもの。 エージェントに登録しておけば、担当エージェントに色々と相談や質問が出来るので、心理的にもグッと楽になります。
また、非公開求人には優良求人がたくさんありますから、DODAを利用することで思わぬ求人と出会えることがありますよ。
DODAの登録方法について
DODAに登録する場合、公式ホームページから『登録する』を押した後、基本情報を入力します。 (名前や生年月日、住所、連絡先など)
その後、直近の職務経歴を書くのですが、前職の経歴を登録します。
業種・職種・年収の欄は、大体で構いません。 最後の欄にある『自由記入欄』には、連絡出来る曜日・時間帯などを書いておきましょう。
登録終了後、担当エージェントから電話orメールにて連絡が入り、面談の日程を合わせてサポートを受けることが出来ます。
DODA 公式サイトはこちら
転職エージェントに登録して、ぜひ一度、面談を受けて応募可能な求人を紹介してもらいましょう。 自分が入社可能な求人を見れば、人生の選択肢がぐっと広がりますよ。