外資系企業と言えば、どのようなイメージが思い浮かびますか。肌の色を問わず様々な国の人が働いていて、英語が飛び交っている、そのようなイメージが強いのではないでしょうか。
実際のところ、日系企業と外資系企業では企業文化が全く違います。日系企業は大手企業になればなるほど古い体質が根強い傾向がありますが、外資系企業になるとその国の本社の影響が強くなるので、まず雰囲気が全く違います。
そしてコミュニケーション能力が高い人が多いので、雑談であっても派手なリアクションとボディランゲージを駆使した会話が繰り広げられます。
勿論会社により社風は違いますが、日系企業でしか働いたことのない人にとって、新しい体験になることは間違いないでしょう。そこで今回は、英語の資格を取得して外資系企業に転職する方法を紹介します。
まずは英語の資格を取得しよう
外資系企業に転職することを考えた場合、あれこれとたくさんの資格を取得する必要はありません。以下の3つのうち、どれかに目標を定めましょう。TOEIC、TOEFL、英検1級、のいずれかです。TOEICの理想は900点以上ですが、いきなりハードルを上げすぎると挫折しやすくなるので、まずは700点を目指すところからはじめたらいいでしょう。
TOEFL(IBT)なら110以上が理想ですが、これもまずは自分の実力を把握して、そこから目標をつくることが大切です。焦らずに時間をかけて学んだ方が後々実務に活きるでしょう。こういった資格取得を目指すことが大前提になりますが、実際に転職すると必要になるのは、コミュニケーション能力と読み書きのスキルです。
ですから資格試験の勉強と英会話の学習は、平行して進めていきましょう。
TOEICとTOEFLのどちらかはは必ず受けておこう
厳密にはTOEICとTOEFLは資格ではなくテストの名称です。
転職活動においては、これらのテストを何点まで取得しているかによって英語力が評価されます。ですから外資系企業で働くことを考えた時にこれらのテストを避けて通ることは出来ません。
ではこれらテストの違いは何なのでしょうか。
まずTOEFLからお伝えすると、これは3つの形式に別れています。ペーパー版、コンピューター版、インターネット版です。中でもインターネット版はIBTとも呼ばれていて、スピーキングセッションが含まれていて、最近は主流になってきています。これらは基本的に試験会場で受験しますが、リスニングとリーディング、そしてライティングとスピーキングの問題が出題されます。
そして肝心のTOEICとTOEFLの違いですが、基本的には同じようなものです。簡単にその違いをお伝えすると、TOEICは日本人向けにTOEFLが簡易的になったものなのです。基本的に出所は同じだと認識しておいてください。
そして現在の日本ではTOEICが主流ですが、これからの国際社会で活躍することを念頭に置いているなら、TOEFLに挑戦した方がいいでしょう。何故なら国際社会で評価される人材になっていくには、国際的な評価基準の結果が必要になるからです。
外資系企業に転職する為に最も大切なこと
さて、ここまで外資系企業に転職する為に必要な資格やTOEFLについてお伝えしましたが、いかがでしたか。TOEICとTOEFLどちらの試験を受けるにせよ、外資系企業の転職には英語の学習が必要なのは間違いないですよね。
外資系企業に転職するには、長い目で計画的に転職活動を考える必要があります。語学力の習得にはそれなりの月日が必要になるからです。イレギュラー的な方法としは派遣やアルバイトでまず外資系企業に入る方法もあります。
そしてそこである程度の実績を出せば正社員の声がかかることも少なくはありません。しかしながらいきなりそうやって正社員になれたとしても英語力が無ければ結果にはつながりません。
そして外資系企業は基本が成果主義ですから、結果を残せない人材は容赦なく降格、減給されます。だから外資系企業で活躍するには英語力とビジネススキル、この二つのスキルを長い目でじっくりと身につけていくことが最も必要なのです。英語力をしっかりと身につけて、外資系企業への転職を成功させていきましょう。
転職エージェントを活用しよう
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