「とりあえずブラック企業に入って職歴を作る」という就職作戦で注意すべき事

職歴が最重視される日本の就職市場において

「どうしても内定が取れない。内定が出たのはブラック企業だけ」
「職歴なしからの就職はキツいから、ブラック企業に入って3年の職歴を作ろう」

といった作戦を考える人がいますが、この『とりあえずブラック企業に入って職歴を作る』作戦には注意が必要です。

というのも、ブラック企業でとりあえず3年…と考えていても、実際は半年も持たずに短期離職してしまい、逆に職歴を傷つけてしまう人が多いからです。

また、仮に頑張って続けても、想像以上のキツさ(長時間労働やパワハラ等)で鬱病になってしまうケースもあります。

日本のブラック企業の闇の深さには、私も何度も驚かされていますが、正直いって2017年になっても現場の酷さは変わらず、ブラック企業における過労死や鬱病も減っていません。

とりあえず内定が出るブラック企業で職歴を作る!と覚悟を決める事は、とても素晴らしい事なのですが、大前提として『死なない程度のキツさのブラック企業』である事を確認してから入社すべきです。

今回は「とりあえずブラック企業に入って職歴を作る」という就職作戦の注意点を紹介します。

ブラック企業の闇の深さを甘く見るな!奴隷より社員の扱いが酷い会社はたくさんある

ブラック企業と一言にいっても、単に長時間労働やサービス残業が慢性化している会社もあれば、上司が竹刀を持って売上ノルマを達成できない社員のケツを叩きまくる暴力団さながらの会社もあります。

明らかに後者は犯罪臭がしますが、実際にそういった会社はあります。
某引っ越し会社では、暴力なんて当たり前。電話機を投げられたり罵倒されるのが日常レベルという黒さでした。

「とりあえず、ブラック企業でも何でもいいから、職歴を作らないと!」
「経験を3年積んでから、まともな企業に転職しよう!」

といった風にプライドを捨てて1からキャリアを作る根性は素晴らしいのですが、それにしたって奴隷以下の環境で働けば、その根性より先に命が削られてしまいます。

特に、根が真面目な人ほど、一度ブラック企業で働く覚悟を決めてしまうと精神が病むまで頑張ってしまいがちです。

ブラック企業は働く人の「他に行くところがない」という心理を悪用しています。

サービス残業や違法な長時間労働、キツすぎるノルマに自爆営業など、労働搾取は想像以上にえげつないです。

ブラック企業をナメてはいけません。

ちょっとぐらいキツくても大丈夫! というタフな人でも、必ず「これは無理!」という線引をしてから入社する企業を選びましょう。

線引しとかないと、本当に死にしますよ。

ブラックな業界でもなるべくマシな会社を選ぼう!業績や口コミをしっかりチェック

小売や外食、介護といった業界は、労働環境が過酷な上に人手不足なので、一人あたりの負担はかなり大きいです。

そのため、離職率も高く、どこもかしこもブラック企業化している…といった状況です。

しかし、裏を返せば誰でも入社できるという事で、職歴がない人や何でもいいから仕事が欲しい人にはうってつけです。

ただ、前述の通り、業界そのものが真っ黒なので、下手に『業界の下の方』の会社に入ると悲惨です。

労働環境が酷い上に、他社に売上で負けていれば給料も低い…という事になってしまいます。

ですから、こうしたブラックな業界の会社に入る時は、必ず『売上上位』『有名チェーン』かつ『悪い噂が少ない』会社を選びましょう。

過去に過労死や労働裁判の事例がないか、チェックするのです。

他にも会社の口コミをチェックし、労働環境が悲惨でないか入念に調べましょう。

ブラックな業界ですと、どこも口コミは悪口ばかりですが、本当に酷いところは口コミの空気が違います。

いくらブラック企業に行く覚悟は出来ているといっても、ドブラックな会社ですと、1年も持たないので、せめて2年~3年は耐えられるレベルのブラック企業を探しましょう。

最初から2年から3年以内で転職する!と期間を決めておこう

もしかしたら、労働環境が改善してるかも…

なんてブラック企業に甘い期待をしてはいけません。

ブラック企業は人材費を安く買い叩くことで成り立っています。そうやってしのいできた会社が、急にホワイト企業になることは超レアケースです。

ですから、最初に2年~3年で辞めて転職!と目標を定めておきましょう。

2年以上の職歴があれば、多少、学歴や職歴に自信がなくても転職は可能です。

むしろ、それ以上ブラック企業にいると年齢制限に引っかかり、逆に選択肢が狭まってしまいます。

ダラダラとブラック企業にいるのは一番危険です。

たまに「楽な店舗に異動になったんだけど、ここなら楽だ~」というつかの間の天国モードがブラック企業にも存在しますが、それは罠です。

ブラック企業の中のぬるま湯なんて、いつまでも続きません。

彼らはあなたが30代、40代と年を重ねて逃げられなくなるのを待っています。
そして、年を取りすぎたら追い出される運命です。

ブラック企業は「人を使い捨て」にする企業です。

必ずどこかのタイミングで脱出すべきですから、転職する時期は最初に決めておきましょう。

元ブラック企業勤務の職歴は意外と評価される

元ブラック企業の人材は、意外と転職では評価されます。

というのも、普通の人であれば辞めてしまうところを、キャリアアップのために歯を食いしばって耐えたのですから、その経緯だけでも『根性がある』『上向き思考』『諦めない心がある』という印象を与えます。

実際、ブラック企業に3年勤めて、それから知る人ぞ知る企業に転職した人を何人も知っています。

例えブラック企業の職歴でも、そこにはあなたが頑張って耐えたという事実が残っています。

その頑張りを評価する会社は多いですから、ぜひ自分が耐えられるレベルのブラック企業で職歴をつけてキャリアアップの転職を成功させましょう。

労働環境がマシなブラック企業を探すなら、転職エージェントをうまく使って効率よく就活をしよう

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就職活動は非常に大きなエネルギーを使います。

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ドブラック企業に入ってしまい、半年で辞めたら作戦が台無しですからね。
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大企業の関連会社など、業績が安定しており待遇の良い求人が多く、またエージェントのサポートも書類作成から面接での受け答えまでしっかりやってくれます。

また、求人は事前にエージェントが審査をしているので、離職率の高い企業や労働環境に問題のある企業、いわゆるドブラック企業の求人に引っかかるリスクもありません。

就職活動は不安になる事が多いですし、右も左も分からない状態では、どう動いていいか分からないもの。
エージェントに登録しておけば、担当エージェントに色々と相談や質問が出来るので、心理的にもグッと楽になります。

また、非公開求人には優良求人がたくさんありますから、DODAを利用することで思わぬ求人と出会えることがありますよ。

DODAの登録方法について

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DODAに登録する場合、公式ホームページから『登録する』を押した後、基本情報を入力します。
(名前や生年月日、住所、連絡先など)

その後、直近の職務経歴を書くのですが、前職の経歴を登録します。

業種・職種・年収の欄は、大体で構いません。
最後の欄にある『自由記入欄』には、連絡出来る曜日・時間帯などを書いておきましょう。

登録終了後、担当エージェントから電話orメールにて連絡が入り、面談の日程を合わせてサポートを受けることが出来ます。

DODA 公式サイトはこちら

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自分が入社可能な求人を見れば、人生の選択肢がぐっと広がりますよ。







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