社会人になると、健康診断は必須になります。
しかし、健康診断の中で最も恐れられているのが胃カメラでしょう。胃カメラ(内視鏡検査)は口から極細のカメラを入れて胃の中をチェックする診断方法ですが、人間は喉の奥に物が触れると嘔吐反応を起こすため、胃カメラでは絶えず襲ってくる嘔吐反応に耐えなければいけない…という恐ろしい試練があります。
無論、麻酔は行っていますが、それでも口から胃カメラ=死ぬほどキツイ、というのが概ねの口コミのようです。
嘔吐恐怖症を若干持っている私には、わざわざオエーとしにいくのは辛いものがあります。
しかし、医療は日々進歩しています。現在では苦しくない胃カメラとして、鼻から胃カメラを入れる方式が主流のようです。
今回は、慢性胃炎に悩んでいた私が鼻から胃カメラを経験し思ったことを語りたいと思います。
鼻から胃カメラを検討している方はぜひ参考にして下さい。
鼻から胃カメラは苦しくない
最初に結論を述べますと、鼻から胃カメラは口から胃カメラに比べて全然苦しくありません。全く苦しくない、といえば嘘になりますが、喉の奥にカメラが触れないため、嘔吐反応は無く、スムーズに胃にカメラを入れることが出来ます。
当然、鼻から異物を入れるので、鼻血対策+鼻の痛み止めのために、鼻に麻酔をするのですが、これも液体を鼻の奥にぴゅっと垂らして、飲み込むだけ。苦いですが、それだけです。
鼻から胃カメラを入れていくと、さすがに「あぁ、カメラが入ってる…」という感覚はありますが、吐き気や嘔吐反応はほぼありませんでした。時おり、ゲップが出そうで出ない微妙な感覚はありますが、口から胃カメラの時のような「おえ、おえっ!」というキツさは無いです。
十二指腸までカメラを入れるのですが、それも全く問題ありませんでした。
胃の中を鮮明にするために、青い液体を胃の中に入れるのですが、それも「ダイレクトに液体が胃の中に入ったな~」という味わったことのない感触を覚えますが、これも特に苦痛なし。
10分ほどで胃カメラは終了しましたが、今までの胃カメラと違って、苦しいところはほぼありませんでした。
胃カメラ後の20分は呼吸器が辛いことになる
しかし、胃カメラを終えて、20分ほど喉の麻酔が切れるまで安静にしていなければいけないのですが、ここで弊害が発生しました。
喉がしびれているため、つばが飲み込めず、時おり器官に唾液が入ってむせてしまいました。正直、これが一番きつかったです。呼吸器系をやられた人の辛さを体験出来ます。
つばは飲み込もうとせず、ティッシュに全部出して捨ててしまうのが一番です。20分ほど経てば麻酔も切れて、普通につばが飲み込めるようになります。
私はこの経験で「呼吸器系の病気にだけはかかりたくないなぁ…」と思うようになりました。
実際、呼吸するたびにむせるのは結構キツイです。まあ、鼻から胃カメラで私が一番キツかったのは、この20分間でした。といっても、週刊誌を読むくらいの余裕はあったので、そこまで心配はしなくても良いでしょう。
ピロリ菌検査もお願いしました
胃カメラの後、ピロリ菌の検査も行いました。
これは簡単で、薬を飲んで5分後に息を所定の袋に入れるだけ。あとは2週間後の検査結果を待てばOKです。
ピロリ菌は慢性胃炎や胃がんを起こす悪い菌で、現在は簡単に抗生物質で除菌出来るので検査がしばしばオススメされています。
かかった費用は1万円也
胃カメラ+ピロリ菌検査にかかった費用は9920円、ほぼ1万円でした。
高いなぁ、と思ったけれど、実際、胃カメラは胃がんや胃潰瘍の早期発見、早期治療につながるのですから、健康にケチるのは良くないですよね。
私が今回、胃カメラをお願いしたのは消化器系の専門病院だったので、非常にスムーズでした。
鼻から胃カメラをやっている病院は、人間ドックのサイトなどから探して予約出来るので、ぜひ一度、検査してみることをオススメします。
ちなみに、私は人間ドックの予約サイト「マーソ」から予約しました。
Tポイントが貯まるので、ヤフーのクレジットカード持ちの私にとってマーソは良い節約になりました。
胃カメラだけでなく、総合人間ドックもお考えの方はぜひ利用してみてください。
胃腸の弱い人は食生活を見直そう
胃腸が弱い原因は、私の場合、野菜不足と運動不足だと医者に言われました。
胃腸を強くする食生活などのアドバイスは下記の記事が参考になります。www.otonanomana.net
60歳になっても元気に仕事をしていたいので、早いうちから健康を意識して生活していこうと思います。